朝鮮半島や大陸から近く、古代から影響を受けながら独自の文化と歴史を紡いできたまち「太宰府」。
この記事ではそんな太宰府についての紹介記事となります。
HISTRIPのYouTubeチャンネルでも太宰府の取材を行っておりますので、よろしければご覧ください!
【太宰府とはどんなまち?】
この項目では太宰府がどんなまちであるのか紹介していきます。
《太宰府の歴史》
太宰府の歴史は古く、現在の太宰府近辺のエリアは弥生時代や古墳時代を通してアジア大陸との窓口となっていました。
地方行政機関としての「大宰府」は701年の大宝律令によって確立しました。外交と防衛を主任務としており、与えられた権限の大きさから「遠の朝廷(とおのみかど)」と呼ばれていました。
《太宰府?大宰府?漢字の使い分けは?》
太宰府について調べてみると「太宰府天満宮」「大宰府政庁」「太宰府市」「大宰府展示館」と表記がバラバラであることがわかります。
「太宰府」と「大宰府」の使い分けですが、基本的には「太宰府」が使用されており、「大宰府」はかつての地方行政機関であった「大宰府」ゆかりのものとなります。
ただ、地方行政機関としての「大宰府」も多くの史書では「太宰府」と記載されています。「大宰府」と記載するのは主に8世紀に大和朝廷内部で書かれた史書によるそうです。
【太宰府と記載するもの】
・太宰府市
・太宰府天満宮
・西鉄太宰府線
・太宰府駅
【大宰府と記載するもの】
・大宰府(7世紀から存在していた地方行政機関として)
・大宰府政庁跡
・大宰府学校院跡
・大宰府展示館
《令和ゆかりの地である太宰府》
太宰府は「令和」の由来であるとして非常に話題になりました。「令和」は日本最古の歌集「万葉集」の「梅花謌卅二首并序」の序文から引用されています。
「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす」
この歌は歌人・大伴旅人の邸宅で行われた梅の花をめでる宴で詠まれたものとされています。
大伴旅人の邸宅があったとされているのが太宰府市にある「坂本八幡宮」付近であると言われています。
《坂本八幡宮のアクセス》
福岡県太宰府市坂本3丁目14-23
【ここは行っておきたい!太宰府のオススメ観光スポット】
《太宰府天満宮》
菅原道真(すがわらのみちざね)公の御墓所の上にご社殿を造営し、その御神霊を永久にお祀りしている神社です。本殿は国の重要文化財に指定されています。
「学問・至誠・厄除け」の神様として、日本全国はもちろん広く世のご崇敬を集めており、年間約800万人の参拝者が訪れます。京都の北野天満宮とともに全国に約12000ある天満宮の総本社とされ、道真公の霊廟として今もなお篤く信仰されています。
《宝満宮竈門神社》
現在は「結びの社」として有名な宝満宮竈門神社。古来、「縁結び」「方除け」「厄除」の神様として信仰されていました。
近年「鬼滅の刃」の発祥の地ではないかと話題になっており、多くの観光客が訪れています。
竈門神社が大宰府政庁の鬼門除けとしてお祀りされていたことや、主人公「竈門炭次郎」の苗字と神社名が同じであることから話題となりました。
《九州国立博物館》
九州国立博物館は日本でも数少ない国立博物館です。東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として、平成17年10月16日に福岡県の太宰府の地に開館しました。
「日本文化の形成をアジア史的観点から考える」というコンセプトのもと、常設展示だけではなく様々なワークショップや演劇などを楽しむことができます。
【太宰府観光でおすすめ太宰府の回り方は?】
《コミュニティバス「まほろば号」》
太宰府観光の際、移動手段でおすすめなのはコミュニティバスになります。
各観光スポット行きのバスが出ており、一日フリー券などもございます。
時刻表や運行ルートは下記太宰府市のホームページをご確認ください。
《レンタサイクル》
もう一つおすすめなのがレンタサイクルです。
西鉄太宰府駅にてレンタサイクルの貸出を行っています。
レンタサイクルを利用した際の観光マップも太宰府市観光情報サイトからダウンロード可能ですので、下記ホームページをご確認ください。
【太宰府で話題の名物・いちごを活かしたスイーツ】
太宰府の名物といえば梅ヶ枝餅が有名ですが、近年はいちごを活かしたスイーツが非常に人気です。
福岡県の名産品である「あまおう」をふんだんに使ったスイーツが太宰府では数多く提供されています。
「あまおう」の販売時期は11月下旬~3月までとなります。今回紹介しているいちごのスイーツも全て期間限定の販売となりますので、旅行時期には注意しましょう。
《天山の「いちご団子」「いちご大福」》
太宰府山道にある天山ではあまおうを丸々使った「いちご団子」「いちご大福」が非常に人気です。
Instagramで「#太宰府天満宮」を検索すると「いちご団子」「いちご大福」の写真が数多く投稿されています。
《Kingberryの「いちごチーズケーキ」》
Kingberryでは福岡県産のあまおうを100%使用したチーズケーキが提供されています。
その場で召し上がることも、観光土産としてお持ち帰りすることも可能です。
《ホテルカルティア太宰府の「いちごのアフタヌーンティー」》
福岡発の人気品種「あまおう」尽くしのアフタヌーンティー。
フレンチシェフが手掛ける、「あまおう」の甘味・酸味を生かした繊細で美しい約14種のセイボリー&スイーツで、贅沢なアフタヌーンを味わうことができます。
※WEBサイトは昨年の情報となります。情報が更新され次第、URLを変更予定です。
【長年受け継がれてきた古民家ホテルに泊まる】
古くから歴史を紡いできた太宰府で宿泊するなら、古民家ホテルがおすすめです。
太宰府天満宮から徒歩1分、「ホテルカルティア太宰府」は長年大切に受け継がれてきた古民家をリノベーションしたホテルです。
江戸時代末期から昭和初期にかけて、三代にわたって絵師として活躍した吉嗣家の住居であった古香書屋をはじめ、太宰府で受け継がれてきた古民家をホテルにしています。
九州の豊かな海、そして豊かな土壌の恩恵を受けた良質な食材の数々を、フレンチの技法をベースにしたフュージョンスタイルでいただくことが出来ます。
【HISTRIP編集部より】
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