函館旅行に行くなら!おすすめの巡り方【函館観光モデルコース】

【函館ってどんなまち?】

函館は函館港によって本州と北海道を繋ぐ交通の要所となっています。

函館に人が住むようになったのは5000年ほど前とされており、14世紀頃からは本州の人々が渡ってくるようになりました。

1868年(慶応4年|明治元年)には崩壊した江戸幕府の脱走軍と明治新政府軍との戦争(函館戦争)が始まりました。函館戦争には元新選組の土方歳三も参戦しました。

函館戦争には新政府軍が勝利し、明治政府によって函館は近代化されていきました。

現在では観光都市となり、函館市街地の夜景はナポリ、香港と並ぶ「世界三大夜景」として多くの観光客を楽しませています。

《函館市公式観光情報はこぶら》

【函館観光の際の注意点】

《車が必須!》

函館港周辺の観光のみであれば車がなくても十分楽しむことができますが、函館エリア全体を楽しむなら車が必要になります。

北海道の観光スポット間の距離は本州と大きく異なります。

同じ函館内の観光スポットでも車で数十分かかる場合もあります。

自身の車がない場合はレンタカーや観光タクシーを利用するのが良いでしょう。

函館港・函館空港の周辺にはレンタカーショップも存在しておりますので、必要であればお問い合わせしましょう。

《函館港周辺のレンタカーショップはこちら》

《冬は注意!》

冬の北海道は降雪量が多く、慣れていない人が冬に車の運転を行うのは非常に危険です。

雪国での車の運転に慣れていない場合は春~秋頃に旅行に行くのがオススメです。

【函館旅行モデルコース|1日目】

一日目は函館空港スタートでコースを設定しております。

《トラピスチヌ修道院》

函館空港から車で7分。最初に訪れるのにオススメなのがトラピスチヌ修道院です。

トラピスチヌ修道院は1898年に日本初の女子観想修道院として創建されました。

現在では前庭や資料室を見学することができます。資料室では売店が併設されており、お土産として人気のクッキーやケーキを購入することが可能となっております。

《厳律シトー会 天使の聖母 トラピスチヌ修道院 公式サイトはこちら》

《函館市 市民の森》

函館市 市民の森はトラピスチヌ修道院と隣接しており、そのまま向かうことができます。

市民の森は一周2.3kmの園路があり、夏はジョギング、冬は歩くスキーが楽しめるほか「ピクニックの丘」、「見晴しの丘」、「ミズバショウと木の道」など自然を満喫することができます。

また、北海道で最大規模のアジサイ園があり、美しいアジサイを見ることができます。

売店で販売されるソフトクリームは絶品ですのでオススメです(冬季は休業)。

《函館市 市民の森 公式サイトはこちら》

《函館山ロープウェイ》

トラピスチヌ修道院・市民の森から車で22分。函館の端に位置するのが函館山です。

その麓にあるのが函館山ロープウェイになります。

函館山ロープウェイによって一望できる函館の夜景は「世界三大夜景」のひとつとされるほど美しい光景で、函館に来たなら絶対に見ておきたい景色です。

また、函館山ロープウェイにはレストラン、お土産物屋、イベントホールが併設されている他、FMいるかというコミュニティ放送局が毎日生放送を行っております。

《函館山ロープウェイ公式サイトはこちら》

《NIPPONIA HOTEL 函館 港町》

函館山ロープウェイから800m。函館港の赤レンガ倉庫群に位置するホテルがNIPPONIA HOTEL 函館 港町です。

函館のシンボルである赤レンガ倉庫に実際に宿泊することができ、北海道・函館の旅の拠点にできる施設です。

目の前を函館運河が通り、波音が聞こえてくるような港町でのライフスタイルを楽しむことができます。

また、併設されるダイニングでは北海道の海の幸を活かした料理を頂くことが可能です。

宿泊を伴う函館旅行はここを拠点に回るのがオススメです。

《NIPPONIA HOTEL 函館 港町公式サイトはこちら》

【函館旅行モデルコース|2日目】

《真宗大谷派 函館別院(東本願寺)》

NIPPONIA HOTEL 函館 港町やロープウェイ山麓駅から徒歩数分。アクセスの良い場所に位置しているのが真宗大谷派 函館別院です。

真宗大谷派 函館別院は1915年建替えの際に日本で初めて鉄筋コンクリート造りとなったお寺です。

教会や赤レンガ倉庫が広がる港町に鉄筋コンクリート造りのお寺という珍しい組み合わせとなっております。

《浄土真宗本願寺派 本願寺函館別院 公式サイトはこちら》

《函館ハリストス正教会》

真宗大谷派 函館別院のすぐ隣。国の重要文化財として指定されているのが函館ハリストス正教会です。

1860年、ロシア領事館が建立された際、付属聖堂として建立されたのが函館ハリストス正教会の始まりです。

初代聖堂は1907年に函館大火で焼失しましたが、1916年に2代目となる現在の聖堂が再建されました。

イコノスタスと聖堂は1983年6月に国の重要文化財に指定されました。

また、鐘楼の鐘がリズムと共にメロディを奏でることから「ガンガン寺」として市民に親しまれ、鐘の音は「日本の音百選」にも選ばれています。

この度、当教会の聖堂保存修理工事が決まり、2020年12月末から2022年12月中旬までの期間、聖堂本体の耐震化と保存修理のために聖堂は工事シートで全体が覆われ、内部の拝観も出来なくなります。奉事は信徒会館を仮聖堂としてこれまで通り行われます。

多くの観光客の皆様や市民の方々にはご不便をお掛けしますが、2年後に美しく修復された聖堂をご覧いただくことを楽しみにしていただきたいと思います。(詳細は教会だより2020年11月号をご覧ください)

《函館ハリストス正教会 公式サイトはこちら》

《旧函館区公会堂》

函館ハリストス正教会から徒歩5分。真っすぐ進んだ先に見える西洋館が旧函館区公会堂になります。

旧函館区公会堂は明治時代に建設されたコロニアルスタイルの西洋館で、国の重要文化財二も指定されています。

ブルーグレーとイエローの美しい外観で、館内は130坪の大広間や貴賓室など当時の華やかな雰囲気をそのまま残してあります。

2018年10月~2021年4月まで耐震工事のため休館となっておりました。2021年4月26日より再開となります。

《旧函館区公会堂 公式サイトはこちら》

《旧イギリス領事館》

旧函館区公会堂から徒歩3分。ペリー広場の前にある建造物が旧イギリス領事館です。

旧イギリス領事館は1859年、函館が国際港として開港されてから75年間使用されてきました。旧イギリス領事館は数度火災に見舞われたため、現在の建物は1913年にイギリス政府工務省上海工事局の設計によって竣工されたものになります。

1979年に函館市の有形文化財に指定され、1992年に市制施行70周年を記念して復元されました。この年から開港記念館として一般公開されています。

《旧イギリス領事館 公式サイトはこちら》

《函館市北方民族資料館》

旧イギリス領事館から徒歩3分、アイヌ民族をはじめとする北方民族資料を収蔵・展示しているのが北方民族資料館になります。

明治期に収集された函館博物館旧蔵資料、昭和初期に収集され国の重要有形民俗文化財に指定されている馬場コレクション、アイヌ民族研究の基本をなす児島コレクションなど、貴重な資料が数多く展示されています。

アイヌ民族の伝統的な民族楽器であるムックリの製作・演奏体験なども行っております。

こちらは1週間前までに予約が必要ですのでご注意ください。

《函館市北方民族資料館 ムックリ製作・演奏体験はこちら》

《五稜郭》

函館市北方民族資料館から車で北に15分。江戸時代末期に幕府が築造した星形要塞が五稜郭です。

ペリー来航によって鎖国を解かれることになった日本は外国との交渉や防衛を担当する「函館奉行」を設置しましたが、生活環境や防衛面などの観点から役所・役宅を内陸に移転させることになりました。

そこでヨーロッパで発達した城郭都市をモデルとして五稜郭は設計されました。

江戸幕府が崩壊した後は旧幕府軍が五稜郭を占拠し、五稜郭は旧幕府の本営となりました。

明治維新動乱の最後の舞台となった五稜郭では激しい戦闘が繰り広げられました。

元新選組副隊長であり、五稜郭の陸軍副司令官であった土方歳三はこの戦いで命を落としました。

現在では五稜郭を一望できる五稜郭タワーが建ち、人気の観光スポットとなっております。

五稜郭タワーでは展示、レストラン、展望台、土方歳三のブロンズ像など見どころ満載です。

《五稜郭タワー 公式サイトはこちら》

【函館旅行モデルコース|3日目】

《赤松街道》

NIPPONIA HOTEL 函館 港町やロープウェイ山麓駅から北に車で30分。「日本の道百選」に選定されている歴史ある並木道が赤松街道です。

江戸時代末期に五稜郭周辺に植樹された赤松は明治9年に札幌本道沿いに移植されました。これが赤松街道の始まりとなっています。

函館市桔梗町~七飯町字峠下までの14.3kmが赤松街道とされておりますが、現存している樹木数が多く最も美しいのは七飯町の大中山から鳴川町までの約2kmの区間となっています。

《赤松街道の解説はこちら》

《大沼公園》

赤松街道から更に北へ20分。函館市のベッドタウンである七飯町に大沼公園はあります。

大沼公園では北海道の大自然を体感でき、美しい景色と数多くの野鳥に出会うことができます。

また、大沼公園はイベントも多数開催しております。

アイスクリーム、バター、生キャラメル作り体験、レンタサイクルやカヌー、スノーシューに釣りと様々なアクティビティを楽しむことができます。

大沼公園駅周辺には飲食店もございますので、丸一日自然を満喫することができます。

北海道らしさを味わいたい場合は非常にオススメのスポットになります。

《大沼公園 公式サイトはこちら》

《トラピスト修道院》

大沼公園から車で南西へ44分。赤レンガ倉庫周辺から直接向かう場合は車で西へ40分。

広大な自然に囲まれた修道院がトラピスト修道院になります。

函館の中心地からかなり距離が離れているため、時間に余裕がある場合でないと向かうのは難しいですが、修道院に至る杉並木は圧巻です。

トラピスト修道院は1896年に創立されました。1897年には前述のトラピスチヌ修道院が創立されました。

トラピスト修道院のバター、バター飴、クッキーは有名で古くから愛されています。

また、内部の見学は事前申込みが必要で、かつ男子のみであるためご注意ください。

《トラピスト修道院 公式サイトはこちら》

【HISTRIP編集部より】

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