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江戸だけじゃない!徳川家康ゆかりの地 静岡県駿府の穴場めぐり

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    静岡県葵区の中心街ともいえる駿府(すんぷ)エリア。
    駿府と関わりの深い歴史上の人物として、江戸幕府初代将軍・徳川家康があげられます。
    実は徳川家康は今川氏の人質として幼少期を、そして将軍職を辞退したあとの晩年をここ駿府で過ごしました。
    それでは駿府での家康の姿をたどってみましょう。

     

     

     

    「駿府浪漫バス」に乗って家康が生きた時代までタイムスリップ

    徳川家康ゆかりの地をめぐるのに「駿府浪漫バス」がオススメです。このバスは静岡駅を起点に観光地を辿りながら駿府エリアを一周します。
    レトロでかわいらしいバスは全部で3種類。何色のバスが連れて行ってくれるかは乗るときまでのお楽しみ。お楽しみはおしゃれな外装だけではありません。車内のアナウンスでは次に停まるバス停の名前だけでなく、その地の歴史やいわれなども合わせて聞くことができます。まめ知識を聞いた上で観光地を巡るのも、ひと味違う旅の良さを感じられるでしょう。

     

     

    広大な駿府城公園をお散歩して徳川家康公銅像にあいさつしましょう

    駿府城公園の様子

     

    徳川家康は1603年に江戸幕府を開く前から駿府城の築城に取りかかり、息子に将軍職を譲ったあとに築城を再開し1610年に駿府城が完成したとされています。現在ではもうお城そのものはありませんが、堀に囲まれた広さから駿府城の大きさを想像しただけでわくわくします。

     

    駿府城公園にある徳川家康公銅像

     

    公園の中心には徳川家康公銅像がありますので、ぜひ徳川家康像と記念写真を撮ってみましょう。また、公園はとても広く平坦なので、運動やお散歩、それにサイクリングもオススメです。
    駿府城公園に限らず静岡市内は比較的平坦な道が多く、サイクリングに最適な環境で、静岡駅近辺に貸し出している場所も多くあります。お散歩やサイクリングで駿府城の風を感じてみるのもいかがでしょうか?

     

     

     

    徳川家康が幼少期に教育を受けていた臨済寺でゆっくりと流れる時間

    臨済寺本堂の外観

     

    臨済寺は徳川氏ととても関係の深いお寺です。徳川家康は幼少期に臨済寺で教育を受けていました。
    1568年に武田信玄による駿府侵攻で臨済寺は跡形もなく焼けてしまいましたが、徳川家康が立て直し、現在の姿となりました。
    賤機山(しずはたやま)を背景にずっしりと構える臨済寺はとても静かで心が落ち着きます。
    耳を澄ませば風に揺れる木々の音が聞こえてきます。普段は道場として利用されているので、建物内は非公開となっています。
    年に何度か特別公開の時期があり、その時期に合わせて訪れると普段見れない貴重な資料を見ることができます。

     

     

     

     

    静岡浅間神社であなたの願いを貪欲に叶えに行きましょう

    本殿である神部神社の外観

     

    歴代徳川将軍の祈願所とされた静岡浅間神社。
    臨済寺から歩いて15分という近さもあり徳川家康は幼少期から晩年までこの神社を信仰していました。元服式が行われた場所でもあり、彼の人生の節目を迎えた場所です。

    今日、静岡浅間神社内には7つの社があります。衣食住を守る神や殖産興業を守る神、子宝の神などそれぞれ違う神が祀られています。
    7つ全ての神社をお参りすると万願叶うとも言われていますので、1つとは言わずにぜひ7つ全てお参りしましょう。

     

     

     

    静岡茶を片手に安倍川もちで神社巡りの疲れを癒すひとときを

    :販売されている安倍川もち

     

    静岡浅間神社の内、全ての神社を回ると一休みしたくなるかもしれません。特に衣食住の神が祀られた麓山神社はなんと100段以上の階段を登ったところにあります。そんな時は階段を降りたところにある「せんげん茶屋」で少し休憩していきませんか?

     

    お店の中では甘酒などの飲み物や静岡おでんなどを、その場ですぐに食べることができます。他にも静岡名物の安倍川餅もお土産用に販売されていますが、お店で食べていくこともできます。
    静岡ならではのお茶とともにのんびりと休んでみてはいかがですか?