満足間違いなし!家康ゆかりのレトロな雰囲気漂う町 静岡県駿府の魅力
「駿府」という言葉はなかなか耳にするものではありませんよね。駿府とは、駿河国の国府がおかれた場所。つまり今の静岡の旧名になります。
家康のゆかりの地として有名であり、今や立派な中心市街地を形成しています。
しかし、駅の周辺を少し抜けてバスに乗ると、そこはまるで江戸の世界。本当に静岡市内なの?と思うくらいの歴史豊かな”駿府”を体感しに行きませんか。
この記事の目次
昭和の雰囲気漂うレトロなバスに揺られて自然あふれる駿府の街を散策
JR静岡駅は熱海からさらに電車で1時間ほど。
いまやどんどん再開発が進み、駅周辺は都内に劣らないほどの繁栄ぶりです。そんな中まず初めに紹介したいのが、「駿府浪漫バス」です。
市バスとは違いかわいらしい見た目の小さなバスであり、1km以内の範囲ならどこでも100円で行くことができます。
バス停は駅の正面改札を出たらすぐ見えるので安心です。
こちらは、浅間神社境内の写真です。一旦バスに乗れば、こんなに自然豊かな景色を見に行くことが出来ます。
駿府の下町をお散歩したり、ショッピング、食べ歩きにも最適です。
駿府浪漫バスのレトロなボンネットバスに乗り、駿府の街並みを楽しんみてはいかが?
駿府に着いたら、まずは駿府城公園を見守る将軍に挨拶しましょう
駿府浪漫バスで15分ほど揺られてると、なにやら城のような建物が見えてきました。こちらは地元の人のお散歩コースでもある「駿府城公園」になります。「駿府ひつじさる公園」というバス停がありますが、降りるときは「東御門」の方が近くておすすめです。この城は本当に家康とのつながりが深く、海外との交易もこの城で行っていたといいます。今は城の部分は門となり静岡市民の憩いの場である大きな公園を見守っています。
公園内には花壇やアスレチック、和風のカフェなども入っていて予想以上にとても広いです。奥の方へ入っていくと、立派に立ちそびえる偉人の像が見えてきます。
それはもちろん、かの有名な江戸の将軍、家康公の像。長年の間、この公園を見守り続けてきたと思うと感慨深いですね。駿府に来たらぜひ、尊敬の念もこめてご挨拶しましょう。
珍百景登録候補かも不思議な鳥居の先には…?静岡浅間神社
さぁ、もう一度駿府浪漫バスに乗って再び街散策をしましょう。なんていったって100円で乗れるのが嬉しいですよね。
しばらく外の景色を見ながら楽しんでいると…
道路をはさんで反対側に鳥居がありました。道路の反対側にあるなんて、珍しくておもしろいですね。
ここは静岡浅間神社です。”あさま”ではなく”せんげん”と読むんですよ。
真っ赤な塗装がとても目立ちますね。この境内には全部で10個の神社が含まれています。それぞれの場所によって御神徳が違うので、ぜひ自分の祈願にあった神社を探してみて下さい。
どれも比較的回りやすいのですが、衣食住の神が祭られているという麓山神社だけは離れているため、少し行くのが大変。しかしそこに辿り着いた時の達成感は、疲れを忘れてしまうかもしれませんね。この境内内には親切なことに、お休憩処までついています。
ここで静岡名物「安倍川もち」を買い「ぐり茶(無料)」で一息つくのがおススメです。この浅間神社、かなり歩くので、夏に行く場合は16:00頃に行くのが涼しくて良いでしょう。
竹千代こと若き家康が学習したという臨済寺を覗いてみませんか?
さぁ、浅間神社を堪能したら、次は家康が少年時代を過ごしたという「臨済寺」に行ってみましょう。
一本道を歩くだけなので、時間はかかりません。熱中症にだけは気を付けて、水分補給してくださいね。
階段を登るといきなり構える大きな本堂。家康はここで少年時代を人質として過ごしたのですね。
年に何度か特別公開の日があり、見学することができます。多くの参拝者がこの日を待ちわびてこちらに訪れるそうです。
また、家康が勉強していた部屋もそのまま残されているそうです。本当にこの駿府の街は家康を祀り、称えているのがよく分かりますね。