HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

HISTRIP MAGAZINE icon HISTRIP MAGAZINE

加茂駅からのびる商店街を歩いて見つけた 6つの加茂の魅力!

  •  

    新潟県の中央部に位置する、(かも)市。市街地は山に囲まれ、それを貫くように加茂川が流れています。 加茂市の起源は、市の中心・加茂山公園内にある青海神社の門前町として栄えたのがきっかけとされており、 古くから京都との関わりがあったことや、中心街の落ち着いた街並みから、「北越の小京都」と呼ばれています。

    また、加茂市は「日本一の桐たんすのまち」としても知られ、およそ200年以上前から作られるようになったと言われています。今では、日本の桐たんすの約70%が加茂で作られており、その技術と品質は全国的に高い評価を受けています。

     

    「ようこそ雪椿のまち加茂へ」の看板

     

    そんな加茂市は、加茂駅からまっすぐのびる商店街が市の中心街となっており、さまざまなお店がならんでいます。 加茂を歩き、加茂で暮らす人たちとの出会いから、実際に歩いてみないと気付かないたくさんの加茂の魅力を見つけることができます。今回は、「商店街」をキーワードに、加茂の魅力を紹介します。

     

     

    加茂駅から歩いて5分!街の中心で大自然を感じる「加茂山公園」

    加茂山公園の噴水とベンチ

     

    石でできた塔と森

     

    この加茂山公園は、街の中心に位置しているにも関わらず、大自然を感じながら、静かでゆったりとした時間を過ごすことのできる公園です。

     

    青海神社の境内

     

    青海神社の絵馬

     

    公園内には、古くから地域の方に「加茂の御明神さま」として親しまれている青海神社(あおみじんじゃ)や、約150mの大型スライダー、雪椿園(ゆきつばきえん)など老若男女たくさんの人が楽しむことができる空間が広がっています。

     

    06_kamo_icatch

     

    その中でも、特におすすめの場所は、「池の端」と呼ばれる4つの池です。池にはそれぞれ「東屋」、「八つ橋」、「水車」、「噴水」があり、一番下の噴水のある池の周りには、飲食物を販売するお店やベンチがあるので、心地よい日陰のベンチで何かを食べながら一休みすることもできます。

     

    餌を食べるリス

     

    また、公園内にある「リス園」もおすすめです。このリス園では、シマリスが放し飼いされており、園内をかけまわるリスに、餌をあげることができます。園内のリスはとても人懐っこくて、肩の上にのぼってきたり、カバンの中に入ってきたりと、とてもかわいいですよ。

     

     

     

     

    加茂駅から約1kmにわたってのびる、情緒あふれる8つの商店街

    ながいきストリートの看板

     

    五番町商店街の名前の由来の看板

     

    加茂市の中心商店街は、加茂駅からまっすぐ約1キロの1本道に、8つの商店街が並んでいます。 加茂駅につながる商店街から順に、駅前商店街、穀町商店街、本町商店街、仲町商店街、上町商店街、五番町商店街、新町商店街、若宮町商店街と言い、この8つの商店街を結ぶ道は「ながいきストリート」と称され、”美しく、健康に、学び、出会いながら、長生きする”という願いが込められています。 これらの商店街には、食料品、酒類、家電、化粧品、呉服、お食事所など様々なお店が並んでいます。

     

     

     

     

    創業170年の老舗料亭がプロデュースする「YamaCafe」

    YamaCafe入口のガラスドア

     

    入口と看板

     

    12_kamo_icatch

     

    13_kamo_icatch

     

     

    仲町商店街を途中で横に抜け、奥の通りに出ると、ひっそりと佇むカフェ「YamaCafe」が現れます。
    このお店は、加茂市で創業170年の老舗料亭「清雲亭 山重」がプロデュースするカフェで、まるで隠れ家のような雰囲気のある空間で、老舗料亭の料理を味わうことができます。
    特に、季節の食材を使って、本格的な日本料理を気軽に楽しむことができる「和かご弁当」がおすすめです。ワッフルなどのスイーツやオリジナルのコーヒーなどのドリンクメニューも充実しており、夏ならかき氷もあるので、あまりお腹がすいていなくても気軽に立ち寄ることができます。

     

     

     

    「北越の小京都」と呼ばれる街並みを感じることができる新町商店街

    新町商店街の街並み

     

    新町商店街の裏の細い路地

     

    16_kamo

     

    加茂市は、“北越の小京都”と呼ばれていますが、とくに小京都の街並みを感じることのできる場所が、この新町商店街です。
    駅前商店街から五番町商店街までは近代的なアーケードにお店が並んでいますが、新町商店街は町屋風の建物が多く残り、木造の雁木(がんぎ)造りのアーケードになっており、小京都加茂を感じることができます。

     

    また、新町商店街の裏側にある通称「谷通り」と呼ばれる通りも、歴史を感じることのできる木造の建物が多く、その建物の前には細い水路もあって、懐かしさを感じさせる佇まいになっています。
    新町商店街は、これらの通りと通りをつなぐ細い道も、昭和の雰囲気を感じることができる情緒ある街並みになっており、ゆったりと、懐かしい気分を味わうことができます。

     

     

     

    創業明治25年、新潟を代表する地酒「萬寿鏡」が楽しめる蔵元へ!

     

    株式会社マスカガミの蔵元

     

    「萬寿鏡」などのお酒

     

    日本国内でも高品質で知られる酒どころ、新潟を代表するお酒「萬寿鏡(ますかがみ)」。
    8つ並んだ商店街のいちばん奥にある若宮町商店街に、この「萬寿鏡」の蔵元、株式会社マスカガミがあります。
    蔵元内には、マスカガミが製造している様々なお酒が販売されています。
    マスカガミから川を越えてすぐのところにあるギャラリー「WARE・HOUSEⅡⅤⅥⅢ(ニゴロッサ)」では、大きな甕(かめ)をはじめとする展示品などが飾られており、ワークショップや絵画の個展など不定期でイベントも開催されています。

     

     

     

     

    食べ歩きにも、お土産にもおすすめ!たくさんの美味しいが溢れる加茂

    難波肉店のコロッケ

     

    難波肉店の外観

     

    加茂駅の周辺には、飲食店が多くあり、食べ歩きにもお土産にも楽しめる美味しいものがたくさんあります。
    その中でも、特に食べ歩きにおすすめなのが、五番町商店街にある「難波肉店」の「コロッケ」です。注文してから揚げてくれるコロッケは、ソースをつけなくてもしっかりと味がついていて、とっても美味しいです。難波肉店さんには、ほかにも「納豆かつ」などの名物もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

     

    ぱすたみすたの外観

     

    マカロニチップス

     

    また、お土産におすすめなのが、穀町商店街の1本裏側の道にある「ぱすたみすた」の「マカロニチップス」。実は、この加茂市、国産マカロニ発祥の地でなんです。
    「マカロニチップス」は、マカロニをカリッと揚げたものに味をつけて、スナック感覚で楽しめるお菓子にアレンジしたものです。コンソメ味やカレー味など数種類ありますが、中でもイチオシはしょうゆバター味です。食べ始めると、手が止まらなくなります。おやつにも、おつまみにもなるので、ぜひお土産にいかがでしょうか?

     

     

     

    加茂市の中心街、加茂駅からまっすぐのびる商店街をゆったりと歩いて、加茂の魅力を感じる「加茂あるき」。
    大自然を肌で感じることのできる加茂山公園、たくさんの美味しいを味わえる商店街、
    懐かしく、心地よい、情緒あふれる街並み、加茂には歩いてみたからこそ感じることのできる、たくさんの魅力が溢れています。
    約1キロにわたる8つの商店街をまたぐ「ながいきストリート」を歩いて、まだ知られていない加茂の魅力を探しに行きませんか?