文化財の宝庫!ロマン漂う「東山」の街に足を踏み入れてみませんか?
京都東山は清水寺や高台寺など京都を代表する寺社が建ち並ぶ人気の観光地です。
歴史的建造物だけでなく京都らしい町並みやお土産屋さんがギュッとつまった石畳の道を散策するのも楽しみ方のひとつでしょう。
東山の歴史的建造物や町並みは写真におさめて旅の思い出にしましょう。カメラ初心者さんでも綺麗に撮れる写真スポットもたくさんありますよ。
今回は京都初心者さんも訪れたことがある方も、もっと好きになる東山の楽しみ方をご紹介します。
この記事の目次
始まりは茶碗坂-日本の伝統文化、歴史を感じる清水寺周辺を散策
旅の始まりは「清水寺」京都で1番有名な観光スポットと言っても過言ではないほど多くの人に愛されてきた清水寺は、境内以外にも魅力が満載です。
京都市バスは清水道で下車してもいいのですが、あえて人の少ない五条坂で下車してすぐの坂道を進むと”茶碗坂”があります。
一見閑静な坂ですが、ここは清水焼発祥の地で、数多くの名工を輩出してきました。現在も伝統工芸品や京菓子の老舗などが軒を連ねています。
清水寺の参道を下ると右手に下りの階段が見えます。
ここが産寧坂(さんねいざか)(三年坂)です。由来は諸説ありますが、子安観音へ「お産が寧(やすら)かでありますように」と祈願する説が有力なようです。
石畳の道沿いには、お茶碗屋さんや清水三年坂美術館などがあります。ま
た、産寧坂はおすすめの写真スポットです。階段の上から枝垂桜を中央に少し傾けて撮ると綺麗に撮れますよ。
所在地 : 605-0862 京都府京都市東山区清水2丁目221
古き良き京都は路地裏に-二寧坂周辺のおすすめの寄り道スポット
道沿いにもたくさんのお店が軒を連ねていますが、狭い路地の奥にも素敵なお店があることをご存知ですか?
路地のわきに並ぶ可愛らしい雑貨に誘われてドキドキしながら進むと、隠れ家のような和小物のお土産屋さん”クラフト忘我亭”さんがありました。ぜひ見つけてみてください。
産寧坂をさらに進むと道は二寧坂(二年坂)につづきます。
少し寄り道をして八坂の塔の方へ進むと、よくドラマなどで目にする坂道の上に五重塔が見えます。ここも押さえておきたい写真スポットです。
道の左側から町並みの中央に五重塔がくるように写すと綺麗に撮れます。
冒頭の写真はここで撮ったものです。
有名な観光地、清水寺も知られざる魅力がまだまだたくさんありますね。
TV・ドラマロケ地としても有名!豊臣秀吉の妻、ねねが愛した高台寺
二寧坂を下るとねねの道に入ります。豊臣秀吉の妻ねねがこの地で余生を送ったことから、このように名付けられました。
ねねの道で押さえておきたい写真スポットが”石塀小路(いしべこうじ)”です。
下河原通りと高台寺通りを結ぶこの道は、歴史は意外に新しく明治末から大正初期に開発されたそうです。
現在では京情緒を感じられる場所としてロケ地などとしても有名です。
ねねがが秀吉の死後、余生を送ったと言われる圓徳院(えんとくいん)、その前に高台寺へ続く台所坂(だいどころざか)という石段があります。
両脇の木々はは石段に覆いかぶさるように生え、新緑のアーチが訪れる人を迎えてくれます。
秋になると、紅葉に変わりライトアップもされています。
高台寺は臨済宗建仁寺派(りんざいしゅうけんにんじは)の寺院です。
秀吉の正室であったねねが秀吉の冥福を祈るために建立されました。
ねねは圓徳院から毎日、高台寺に通っていたといいます。
境内にはねねを祀る霊屋もあります。
また庭園もとても美しく、春は枝垂桜、夏は新緑、秋になると紅葉のライトアップが有名で、四季折々の景色を楽しむことができます。
高台寺・圓徳院・高台寺掌美術館の3か所共通拝観券で、ねねの息づかいを感じてみましょう。
所在地 : 605-0825 京都府京都市東山区下河原町526番地
公式HP : 鷲峰山高台寺
知恩院で歴史散歩-日本一の三門をくぐって国宝を堪能しよう!
知恩院(ちおんいん)は浄土宗総本山の寺院です。
開基は法然、本尊は法然上人像と阿弥陀如来を祀っています。
境内には日本一の高さを誇る三門や、御影堂(みえいどう)や大鐘楼(だいしょうろう)などの国宝、重要文化財に指定されている建築物などを見ることができます。
また、「鶯(うぐいす)張りの廊下」や「抜け雀(ぬけすずめ)」などの七不思議を辿るのも楽しみ方のひとつです。
方丈庭園(ほうじょうていえん)は、江戸時代初期に作られたと言われています。
東側には”二十五菩薩(にじゅうごぼさつ)の庭”があります。
これは国宝「阿弥陀如来二十五菩薩来迎図」を基に、念仏を称えれば阿弥陀如来と二十五菩薩が浄土へ迎えてくださる様子を表しています。
また、池は木々を水面に映すことで、幽玄の世界を表しているそうです。
現在では京都市指定名勝にもなっています。
所在地 : 605-8686 京都府京都市東山区林下町400
公式HP : 浄土宗総本山知恩院
老舗だけじゃない!南禅寺のお洒落なランチはー「Café無門関」で
南禅寺といえば湯豆腐が有名ですが、観光シーズンはどこも混んでおり、お値段も張ってしまうのが痛いところ…そんなときにはオシャレなカフェでゆっくりしてはいかがですか?
Café無門関は南禅寺から徒歩2分ほどにあります。
タクシーの運転手さんによると外国人の方がよく訪れているカフェだそうです。
店構えはとてもお洒落で、店内には京都の風景を描いた絵が飾ってありました。
筆者はソーセージがメインのランチをいただきました。ドイツでみるような本格的なソーセージはとてもジューシーで美味しかったです。
所在地 : 606-8437 京都府京都市左京区南禅寺草川町81−8
公式HP : Cafe Mu-Monkan 無門関
京都は美しい-南禅寺で近代遺産と融合した美しい景観を満喫しよう
南禅寺は臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。
開基は亀山(かめやま)法皇、開山は無関普門(むかんふもん)、本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)を祀っています。
南禅寺の三門は別名「天下龍(竜)門」とも呼ばれ、日本三大門の一つに数えられています。
石川五右衛門の名台詞「絶景かな、絶景かな」はこの三門からの眺めだとか、三門の上は景色も美しく、読書やお昼寝をしたくなるほど気持ちいいです。
南禅寺といえば、この水路閣(すいろかく)が有名ですよね。水路を流れる琵琶湖疎水は現在も使用されています。こちらの写真スポットは二つあります。
一つ目は、水路閣のアーチを正面にして覗くように写す方法で、アーチが合わせ鏡のように写ります。アーチの間に立ったり、顔を出してもいいですね。
二つ目は、水路全体を写す方法です。水路に向かって右の方にある二本の木の根元から撮ると、ポスターなどに使われているアングルと同じように撮ることができるそうです。
所在地 : 606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
公式HP : 臨済宗大本山南禅寺
京都らしさがギュッとつまった東山で、京都の魅力を探してみては?
京都に来たら一度は訪れたい観光地-東山、楽しみ方を知ればもっと好きになるはずです。