【城泊】日本の城に泊まる歴史体験 福山城キャッスルステイをご案内。

  1. 城泊(キャッスルステイ)とは一体何なのか。
  2. 福山城の歴史について解説!城を建てた水野勝成とはどのような人物なのか。
  3. 福山城の城泊の魅力を伝授。実際のところ何ができるのか。
  4. 歴史を感じる新しい旅を提案

1.城泊(キャッスルステイ)とは

城泊(キャッスルステイ)とは、文字の通り「城に宿泊すること」を言います。日本では、2017年から地域資源の利活用、文化保全環境をつくる等の目的で始まった取り組みです。日本の歴史ある木造建築のお城に宿泊できるのが大きな魅力の1つであり、武士が暮らしたであろう歴史を体感することができます。

城泊(キャッスルステイ)は、日本に限らずヨーロッパにも存在します。当時、城が担っていた役割の違いから、お城の構造が大きく異なっています。

それぞれの城泊の特徴として、ヨーロッパは、お城の一室をお客様に貸し出すスタイルが多く、当時の歴史や文化が反映された美しい建築物を五感で楽しむことができます。一方、日本は貸し切りの宿泊がほとんどで値段は張るものの、体験プログラムが充実しています。さらに、日本のお城特有の複雑な屋根のデザインや木造建築の温かみを感じることが特徴です。

この後紹介する福山城の城泊は、現存する城を丸ごとお客様に貸し出する完全プライベートな環境であり当時の生活を追体験できる体験プログラムも含まれています。

2.福山城を知る

【1】水野勝成とは

水野勝成(安土桃山時代江戸時代前期)1564‐1651

三河国(現在の愛知県東半部)出身。織田信長に仕えたといわれる水野忠重の長男です。

諸国で有名武将の多くに仕えた歴戦の武将であり。無類の強さで鬼日向と渾名され、のちに名君主となったといわれます。

幕末の館林藩士・岡谷繁実作成の名将言行録には「倫魁不羈(りんかいふき)」(飼い慣らすことができないほど強い)と称されたといいます。1624年の大坂の陣で活躍し、郡山で6万石を領することになりました。その後、秀忠から郡山に替わって福山10万石を与えられ、福山市に新たに福山城と城下町を築いたといいます。

さらに、上水道網の整備、全国初と言われる藩札の発行など革新的な政策を行い、現在の福山市の基礎を作り上げたといわれています。


2020.11.1「水野勝成とはどんな人物?簡単に説明【完全版まとめ】

(https://colorfl.net/mizunokatsunari-matome/#google_vignette)

2023.11.30『稀代の傾奇者・水野勝成―「戦国最強の自由人」の放浪譚』

(https://sightsinfo.com/koyasan-yore/okunoin-mizuno_katsunari)

【2】福山城の歴史

1622年、江戸時代初期に西日本の外様大名を牽制するため徳川幕府の譜代大名であった水野勝成によって築城されました。幕末まで政治の中心としての役割を果たし,城下町の形成とともに現在の福山市の礎を築きました。1873年には廃城となり、多くの建物が壊され、1945年には空襲により天守と御湯殿を焼失しました。しかし、戦後からまちの人々の協力を得ながら少しずつ復興され、1966年に天守が再建されました。さらに、築城400年 記念として2020年から大規模な改修工事が行われ、2022年にリニューアルオープンしました。


3.福山城の城泊について解説

【1】概要

2020年に開始した大洲城キャッスルステイに続いて、今年2024年4月から広島県福山城で開始した事業です。

宿泊プランには

  • 入場体験プログラム
  • 月見櫓での宿泊、ご夕食
  • 天守ナイトミュージアムツアー、天守ナイトラウンジ・お飲みもの・生演奏等
  • 御湯殿でのご入浴
  • 福寿会館でのご朝食/お着物・お着付け

などが含まれており、他の宿泊では経験できない福山城城主としての暮らしを体験することができます。

さらにオプションで

  • 鞆の浦の街並み散策
  • 能鑑賞
  • 写経、座禅

などの体験ができ、江戸時代の面影が残る福山の街並みや日本の文化を肌で感じることができます。

【2】福山城の城泊の魅力

  • 駅から徒歩五分というアクセス。
  • 戦災を逃れたという伏見櫓を含む文化財指定の建物を独り占めできる。
  • 歴史的景観の残る福山のまちを堪能できる。

【3】類似施設の紹介

これまで紹介してきた福山城のほかにも、特別な体験ができる城があります。

1つ目は、愛媛県にある大洲城。数々の武将が生きた愛媛県大洲市にある城。明治21年(1889)、惜しくも取り壊されたものの、豊富な史料をもとに10年かけて復元された天守に泊まることができます。

2つ目は、香川県にある丸亀城。丸亀の地を二百年以上にわたり治めた丸亀城主”京極家”の時が蘇る唯一無二の時間を過ごすことができます。また、地域の伝統工芸の体験もできます。


4.歴史を感じる旅をしよう

福山城についてご紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか。歴史を知ったことで、城泊そのものや、福山城キャッスルステイの魅力がより強く感じられたのではないでしょうか。

城泊は歴史や文化を、肌で感じることができる唯一無二の新しい旅のかたちです。歴史好きの方はもちろん、日本の文化に興味を持っている方や、ここでしか見ることのできない景色を独り占めできる特別な旅をしたいという方などに届くのではないかと思っています。人生で1度、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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