日本の始まり「明日香」で歴史ロマン溢れる魅力を感じませんか?
電車に揺られて辿り着いた先は、「日本の始まり」であり、「日本人の心のふるさと」として知られる古都、明日香。
そこには、都会での暮らしでは感じる事のできない木々の香りと、空の広さ。ゆったりとした時間が流れる村にどこか懐かしさを覚え、
心がホッと落ち着くことでしょう・・・。
「明日香」と聞いてパッと思いつく、石舞台古墳などの有名な古墳や遺跡はなど、私たちが目にしているものは、
全遺跡・古墳の1割にしかすぎないのです。
つまり、明日香には未だ多くの遺跡や遺物が眠っています。そんな謎に包まれた明日香の魅力をご紹介します。
この記事の目次
有名古墳と彩色壁画が見れるのは「高松塚古墳」と「高松塚壁画館」
飛鳥駅から自転車で5分程の場所に位置する高松塚壁画館と高松塚古墳。
この壁画館では日本史の教科書で見た西壁女子群像などが原寸大・原色で見事に再現された彩色壁画の模写が展示されています。
鮮やかに再現された技術力に圧倒されることは勿論の事、1300年以上も昔にこんな素晴らしい絵画が描かれていたことに感動し、
日本の素晴らしさを感じられるでしょう。
また、高松塚古墳で盗掘された現場も忠実に再現されており、実際に発掘現場にいるような感覚になれるのも魅力です。
また、高松塚古墳は丸い帽子のような小円墳がそびえたっています。
この古墳から、先述した国宝の彩色壁画や副葬品が発掘されたと思うと、小さな古墳が偉大に感じることができるでしょう。
明日香村の移動の道中でも歴史にまつわる発見を見つけてみて!
道中でも様々な古代のロマンを感じる事のできるスポットがあります!
高松塚周辺地区から石舞台地区に移動する時に「鬼の雪隠」と「橘寺」に出会えます。
この鬼の雪隠は霧ヶ峰と呼ばれる場所にあり、ただの大きな石ではないです!
雪隠とはお手洗いを意味します。昔この辺りに住む鬼が霧を降らせて旅人を迷わせ、食べてこの雪隠で用を足したという伝説があります。
この鬼の雪隠の周りはひっそりとしていて、田畑を見渡すことのできる位置にあり、昔の人々が恐れたのも納得できます。
鬼の雪隠から少し進んだ所にある橘寺とは実は聖徳太子の誕生の場所とされています。
聖徳太子=四天王寺などのイメージがある方も多いかと思いますが、橘寺の本堂には「聖徳太子勝鬘経講讃像(しょうまんきょうこうさんぞう)」があり、重要文化財に指定されているので、ぜひご覧になってみてくださいね。
しかし、それ以上に有名なのが境内にある「二面石」です。右が穏やかな顔の善面、左がゆがんだ顔の悪面です。
非常に魅力的で、惹きつけられる飛鳥時代の石造物です。
この石を見た時、人には二面性があることや、自分のこれからの行いなどいろいろと考えされられ、
訪れる価値はおおいにあるスポットです。みなさんの目でぜひ確かめてみてください。
ランチとデザートは「夢市茶屋」と「あすか野ログハウス」で舌鼓
石舞台古墳のすぐそばにある農村レストラン「夢市茶屋」と「あすか野ログハウス」。
夢市茶屋の、1階では飛鳥米や採れたて野菜や地酒などを販売しているおみやげ処となっています。
2階が農村レストランとなっており、モチモチとした古代米や野菜をメインに村内で採れた食材を使用した料理が楽しめます。
ヘルシーで美味しく、お腹いっぱいになります。店内は木のぬくもりと太陽の優しい光が射しています。ホッと一息、くつろいで明日香ならではの料理をお楽しみください。
そんな夢市茶屋の正面にあるのが、あすか野ログハウス。こちらの「果肉ソフトクリーム」が本当に絶品です!
お店の方によるとこのソフトクリームを目当てに訪れる方もいるのだとか・・・!
果物の種類もたくさんあり悩みますが、やはり名産の「明日香ルビー(イチゴ)」がおススメです。
果物を凍らせ、シャーベット状にしてソフトクリームと混ぜているので、シャリシャリでも滑らかな今まで味わったことのない触感に虜になってしまいます!
また、ほんのりピンク色のソフトクリームと青空のコントラストが可愛いらしいです!
総重量2300トンのお墓!「石舞台古墳」で歴史ロマンを感じてみて
蘇我馬子のお墓としても知られ、明日香村と言えばこの古墳を思いつく方も多いのではないでしょうか?
そんな有名なスポットとは、皆さんご存知の石舞台古墳です。
なんと、天井石だけでも77トンもあり約30個の石で作られています。一目見ると惹きつけられる不思議な魅力があります。
また、古墳の中は涼しく外観からは想像つかない程の広さと天井の高さに驚きを隠せません。
周りには何もなく、本当に静かでまるで1300年以上前にタイムスリップしたかの様な感覚に胸が躍ります。
ずっと遠い昔から変わらない姿で存在していたかと思うとロマンを抱き、当時の権力者の偉大さを感じる事ができます。
明日香村の隠れた名所!「稲淵の棚田」の絶景に魅せられて・・・
石舞台古墳から少し坂を上ると、広大な敷地に青々とした棚田の風景が広がっています。
都会では決して見ることのできないその絶景に疲れを忘れ、ただただ感動することでしょう・・・。
美しい綺麗な写真が撮れるので、素敵な写真と思い出を作る事ができますね。
村の方によると、秋には棚田アートを目当てに訪れる方々が多いそうです。日本らしさを感じられるこの絶景を、日本人なら一度は見ておきたいものですね。
奈良を一望できる「甘樫丘展望台」!歴史好き必見スポット!
蘇我氏の大豪邸が麓にあったとされる、小高い丘になっている「甘樫丘展望台」。少し急な坂を5分程上ると頂上に着きます。
甘樫丘展望台からの景色は明日香村はもちろん、大和三山や藤原京も一望できます。
日本最古のお寺飛鳥寺も見え、そこから響く鐘の音も聞こえてきます。
古都、明日香を眺めていた景色を私たちもほぼ見ることができ、歴史好きにはたまらない瞬間を味わうことができます。
また春には桜、秋には紅葉と絶景ポイントであり、みなさんもぜひ訪れてみてください!
今回ご紹介させて頂いた、名所やお食事処以外にもまだまだたくさんの魅力あるスポットが溢れています。
また、ここ、奈良県の明日香は他の観光地のように洗練され過ぎず、1400年前の日本の姿のままの形で残っており、
他では決して見ることのできない素晴らしい地です。高い建物の建設に反対した村民の方々が建設地に万葉歌碑を建てるなどし、守ってきた明日香村。
人も少なく静かでゆったりとした時間が流れており、歴史的建造物も多く残るため歴史やロマンを感じる事ができます。
空気も美味しく、村の方々みなさん優しく明るいので都会での疲れや気分がリフレッシュされます!ぜひみなさんも週末に、友人や恋人、家族と魅惑の地である明日香を訪れてみませんか?