年間の登山者数世界一 世界中から愛される八王子高尾山の魅力とは
時々都会の騒がしさから離れ、自然に囲まれた場所でリラックスしたくなる時はありませんか?
東京都内から電車に揺られること、約1時間。年間の登山者数世界一。
東京にいながら自然を満喫できる、八王子高尾山での一日を案内します。
この記事の目次
高尾山の魅力をとことん学べる自然の博物館 TAKAO599MUSEUM
京王線高尾山口駅から徒歩約4分の場所にあるこの施設。
高尾山に登る前に、その魅力を知るにはぴったりの場所です。
TAKAO599MUSEUMという名前は、高尾山の標高が599mというところからきているのだそうです。
高尾山には1600種以上の植物と、約5000種の昆虫が生息しています。
しかもその内、新たに見つかった植物が60種以上もあるそうです。
数多くの植物や昆虫、動物のはく製が展示されており、どこでそれらに出会えるのかどんどんイメージが膨らみ、ワクワクした気持ちになりました。
また高尾山には山頂に行くまでのコースが10ほどありますが、それぞれのコースの特色や、高尾山でのルール、豆知識を詳しく説明してくれるディスプレイもあります。
所在地 : 193-0844 東京都八王子市高尾町2435番3
公式HP : TAKAO 599 MUSEUM
高尾山といえばここ!薬王院と高尾山を守り続ける守護役の「天狗」
高尾山口駅より徒歩3分、清滝駅で高尾登山電鉄ケーブルカーまたはエコーリフトに乗車し、高尾山駅(ケーブルカー)または山上駅(エコーリフト)から徒歩約20分の所に大きなお寺があります。
「高尾山薬王院有喜寺」(たかおさんやくおういんゆうきじ)は、奈良時代にまで遡り、744年に聖武天皇の命により行基が開山したといわれている寺院です。
真言宗智山派の関東3大本山の1つであり、毎年多くの観光客が訪れています。
また、お守りを買ったり、おいしい精進料理を食べることもできます。
高尾山には昔から守り神として天狗がいるとされており、この薬王院でもいたるところで天狗の姿を見かけることができます。
どの天狗も迫力のある表情をしており、とても印象的です。
高尾山の本尊である飯綱大権現の前では、2種類の天狗たちが立っています。
右側には鼻の高い大天狗が、左側には鳥のくちばしを持った小天狗が並んでいます。
他にも山頂へ向かう道中の1号路には、樹齢700年の大木「天狗の腰掛杉」があります。
ひときわ目立つこの巨大な杉の木の上に、天狗が腰掛け、登山する人々を今でも見守っているそうです。
神秘的な雰囲気を感じながら登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。
所在地 : 193-8686 東京都八王子市高尾町2177
公式HP : 高尾山薬王院
体力に自信がなければはケーブルカーで 大自然に囲まれながら山頂へ
高尾山は標高599mとそれほど高くない山であり、ケーブルカーが麓から中腹辺りまで運行しています。
登山初心者や高齢の方は、それらを利用し体力を温存して登ることができます。
始発の時間は毎朝8時からとなっており、乗車時間は約6分間です。
また、ケーブルカーは日本最大の傾斜である31度の斜面を走行するので、ジェットコースターの様な迫力があり、それだけでも体験してみる価値があると思います。
ケーブルカーの中からは、ゆっくりとあたり一面を見渡すことができ、とても快適に途中まで登ることが可能です。
本格的な登山を最初から楽しみたい方は、6号路からの登頂がおすすめです。
全長3.3kmのコースで、全体的に少し道のりが険しくなっています。6号路の入り口からすぐのところで洗心七福神というお地蔵さんたちが出迎えてくれます。
これは以前あった洗心禅院というお寺のの名残だそうです。
道中は渓流に沿って歩くコースとなっており、途中にある飛び石を楽しみながら涼しさを存分に感じることができます。
山頂からは天気が良ければ素晴らしい眺めとともに富士山も見ることができるので、ぜひ最後まで登ってみてはいかがでしょうか。
所在地 : (ケーブルカー 高尾山駅)193-0844 東京都八王子市高尾町
公式HP : 高尾登山電鉄
都心からわずか1時間の好アクセスで、自然を満喫することができる高尾山。
富士山とともにミシュラン3つ星にも選ばれたこの場所で、美しい景色を見ながら体を動かし、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。