近江八幡の歴史旅はここから!神社に瓦に名物ランチ 旅の魅力が満載
人の心をなごませる昔ながらの街並みがつづく滋賀県近江八幡。
今回は近江八幡の代表的ともいえる観光名所をご紹介します。
知れば知るほど奥が深い近江八幡の歴史旅です。
まずは近江八幡観光の中心ともいえる日牟禮八幡宮からみていきましょう。
この記事の目次
平安時代創建 秀次時代前から町を守ってきた 近江八幡日牟禮八幡宮
近江八幡駅からバスで6分、大杉町で下車し、徒歩5分のところにある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)です。
バス停を降り歩いて行くとまず目に入るのがこの大きな鳥居です。
鳥居をくぐると立派な八幡堀(はちまんぼり)に橋がかかっています。
少し歩くと、平安時代の創建といわれている立派な神社が見えてきます。
建物の正面に立つとその迫力に圧倒されます。
この神社は、豊臣秀次が八幡山城を築き近江八幡の町並みをつくるまでは、八幡山の上にあったようです。
秀次時代以降、今の地で八幡の神として信仰を集めています。
なので神社の祭りが2つ、もともとあった4月の八幡まつり(松明祭)と、秀次がつくった左義長(さぎちょう)まつりがあります。
祭りがある3月と4月には毎年、地元の方々や遠方からお越しの方で大変賑わうそうです。
境内には能舞台があります。
ご紋入りの立派な神馬です。
寺宝として、近江商人として活躍し西村太郎右衛門が寄進した「安南渡海船額」(あんなんとかいせんがく)などがあります。
これは重要文化財にも指定されています。
大きな木々に囲まれた日牟禮八幡宮では、厳かな雰囲気を感じられました。
古くからの近江八幡の歴史が今も守られている日牟禮八幡宮は是非訪れてほしい場所です。
400年前のご神木が見守るたねや日牟禮茶屋 ランチは是非ここで
つづいて先ほどの鳥居をくぐった中にあるお食事処、たねや日牟禮茶屋(ひむれちゃや)です。
ここは、たねやグループの店舗のひとつ、和洋菓子のお店です。
たねや膳などのお食事もあり、観光途中のランチにはぴったりです。
近江名物の赤こんにゃくもいただけます。
今回は、看板メニューのつぶら餅をいただきました。
できたてのつぶら餅は、表面はさくさく、中はもちもちの絶品スイーツでした。
店内の中央には囲炉裏があり暖かい雰囲気で、観光客がのんびり休憩できる場所でした。
外にも休憩スペースがあり、あたたかい季節には日を浴びながら休憩もできます。
建物自体は16年前に建てられたものだそうですが、敷地内には400年前のご神木が今もたくましくたっています。
この木にあわせて建物をたてられたそうです。
堂々とした風格の木にはとても強い生命力を感じました。
八幡瓦の歴史は近江八幡のかわらミュージアムで!実際に感じてみよう
最後は日牟禮八幡宮から歩いて5分のところにある、かわらミュージアムを訪れました。
八幡堀を越え歩いて行くと見えたのは、石畳の道です。
本館の展示スペースは1階の常設展示室から始まります。
近江八幡の歴史や、八幡堀・八幡瓦の伝統、伝統地区の町並みの魅力が紹介されています。
瓦でつくられた楽器もあり、かわらの音を実際にきくことができます。
展示室にはたくさんのかわらが展示されていて、当時のそのままのものが大切に保管されています。
歴史をとても感じる空間です。
ひとつひとつに説明文がついているので分かりやすく、楽しみながら見学できます。
2階の展示室は、日本のかわらと海外のかわら違いや、ところどころにクイズもありとても楽しめました。
建物全体のつくりも面白く、長時間見学していても飽きないと思います。
子連れでも楽しめるような場所でした。
是非訪れて、近江八幡の歴史を感じてみてください。
いかがでしたか。
現地では実際に、目で見て、肌で感じ、音を聞いて歴史を体感することができます。
近江八幡の観光名所を訪れて、そっと当時の人々の思いに寄り添ってみてください。
きっとおもしろい歴史に巡り会えるはずです。