「飫肥城下町」で地元の方の愛に触れて心が温まる旅に出かけよう
飫肥城下町は、かつて飫肥藩の伊東氏5万1千石の城下町として栄えていました。
今もなお、当時の歴史が色濃く残っています。
そんな飫肥で、当時を思い出すかのように歴史を巡り、地元の人達の愛を感じる旅をご紹介します。
この記事の目次
飫肥の豪商「山本猪平」の本宅「旧山本猪平家」で心がほっと温まる
飫肥駅から徒歩で約8分。
大手門通り沿いに存在するのが「旧山本猪平家」です。
この建物は、飫肥の豪商であった「山本猪平」が1907年頃に建築した商家の本宅です。
敷地面積1100平方メートルの中に、主屋、離れ屋、台所、浴室、便所等がほぼ当初のまま残されており、飫肥の商人本宅を現代に伝えるものとして貴重なものです。
門をくぐり下を見ると、可愛らしいタイルを沢山見ることができました。
当時のままのタイルが残されているようです。
進んだ先にも、可愛いタイルがありました。
中に入ると一面にお雛様が飾られており、どこか懐かしい気持ちになりました。
建物内どこにいってもお雛様が飾られており、大変見応えがありました。
可愛らしく、愛おしく、心が温かくなりますよ。
お庭も広く、建物の外をぐるっと一周まわることができました。
旧柳本猪平家で心がほっと温まる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
旧山本猪平家 所在地:宮崎県日南市飫肥5丁目2−26
飫肥で大人気の手づくりお札入れ「吉田寝具店」でお土産を頂こう
本町商人通り沿いにある「吉田寝具店」。
ここではあゆみちゃんマップの引き換え券で、可愛らしい布の手づくりお札入れを頂くことができます。
店内に入ると、優しくて、温かい人柄のご夫婦が迎えてくれました。
このお札入れづくりを始めたきっかけを伺うと、快くお話ししてくださいました。
8年前にあゆみちゃんマップの取り組みが始まった際に、なにか協力できないかと声がかかったそうです。
しかし、寝具店であるので、できないな~とお断りしていたそうです。
しかし、どうしても!!とのお願いにより、手づくりでお札入れを作ることを提案しました。
初めは現在の大きさよりも小さかったようですが、お薬手帳や熨斗袋、カードやパスポートが入るように、大きめのサイズへと変更したそうです。
今では、飫肥城下町で大変人気のお土産として、世界中の観光客が訪れています。
海外の新聞にも取り上げられたことがあるそうで、当時の新聞を見せて頂きました。
観光客の皆さんが喜ばれて帰られることが本当に嬉しいとおっしゃっており、私までもが幸せな気持ちになりました。
私もお札入れを頂きました。
何種類もの中から選ぶことができ、どれも全て可愛らしいです。
奥様が手づくりでお札入れを作り、旦那様が、仕上げの「飫肥」の印を押して出来上がりです。
手づくりと愛が溢れるお札入れを是非お土産として持ってかえってはいかがですか。
吉田寝具店 所在地:宮崎県日南市飫肥8-1-7
飫肥の武家屋敷庭園の代表 県指定名勝「勝目氏庭園」で心を癒す
日南市の飫肥には三つの名園があります。
報恩寺、伊東氏、寺岡氏の三庭園です。
そのうちの一つ、寺岡氏の庭園は現在の所有が勝目氏に代わっており、飫肥駅から徒歩約7分のところに位置しています。
庭園は、枯山水式で、勝目氏宅地内の約60平方メートルの広さがあります。
勝目氏庭園は、中級武士にふさわしい広さで、こじんまりとまとまった心の安らぎを感じさせる庭園です。
江戸時代(1790年から1801年)に祐編和尚が造ったものとされています。
滝や橋に見立てた石組がみられ、数多くの植物と調和しています。
優しい風と静かな風景が、当時を感じさせてくれます。
また、宋の山水画を模した庭園と言われているそうです。
県指定名勝ともされている、勝目氏庭園で、心を和やかにする旅に出かけてみませんか。
勝目氏庭園 所在地:宮崎県日南市飫肥6-7-10
地元の方が守り続けている、温かい歴史と伝統を感じることができましたでしょうか。
飫肥の人達は心が温かい。
歴史がそのまま残る景色に感動することはもちろん、地元の方々の温かい心に、何度も心が癒され温かくなりました。
是非、「飫肥」で何百年も続く歴史と地元の方々の愛を巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。