歴史好きな方必見!箱根湯本を満喫するためのおすすめスポット3選
北条家と由縁がある神社や重要文化財の老舗宿、そして温泉まんじゅうなど、古い歴史や魅力がたくさんある「箱根湯本」。
箱根の歴史と温泉とグルメ、全部楽しめる、そんな魅力溢れる旅に出かけてみませんか。
この記事の目次
北条の武将も訪れた 箱根七湯の源泉が眠る「湯本熊野神社」にいこう
箱根湯本駅から温泉街を抜けて約10分歩いていくと「熊野神社」につきます。
ひっそりと佇んでいる小さな神社のため素朴ですが、自然に囲まれマイナスイオンが感じられる場所です。
もとは、紀伊の熊野権現から分霊されたと言われている熊野神社には、奈良時代に発見されたとされる箱根七湯の発祥の源泉 惣湯(そうゆ)が現在でも社殿の下に眠っています。
そのため、昔から温泉の神様として深く愛され続けています。
北條の武将たちが早雲寺を参詣するたびに、この温泉に入浴したことから北條氏の足洗いの湯といわれたそうで、北条家との縁が深い神社です。
温泉が栄える箱根の地で、温泉の神様を参詣してから箱根の温泉に浸かるのも味わい深いと思いませんか?
箱根の温泉との歴史が縁深いこの熊野神社に、一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。
所在地 : 250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本614
明治時代の魅力溢れる 箱根湯本の重要文化財のお宿「萬翠楼 福住」
現役旅館として初めて国の重要文化財建造物に指定された「萬翠楼 福住(ばんすいろう ふくずみ)」。
中に入ると、レトロな佇まいとその美しい景観に目を奪われます。
1625年に創業された箱根を代表する老舗宿で、あの攘夷浪士で有名な木戸孝允(桂小五郎)が名付け親で、ロビーには木戸孝允の書が飾られています。
建物の造りとしては、日本の建築に西洋建築の要素を取り入れた擬洋風建築が使われており、趣があります。
お部屋も一つ一つがとても美しく、明治時代の面影を残しており、あたたかみを感じることができます。
館内には、いたるところに歴史の偉人の書が飾られています。
どのお部屋でも、書が多く見られるのはなぜなのでしょうか。
理由は、箱根の宿の主人はみな、感性が高く勤勉家で書の素晴らしさを真に理解できるからだと言われています。
宿に訪れる人の感性までも高めてくれそうな気がする、そんな素敵な書をぜひ感じてみてください。
「萬翠楼 福住」の1番の魅力は、なんといっても天井画ではないでしょうか。
匠の技が光る美しい天井画をぜひ堪能してください。
まるで少女が神々の世界に迷い込み、魔女が経営する温泉宿で働きはじめる映画の中のワンシーンのようで、人生の思い出となります。
柱や階段、扉など至る所が繊細で、今では作ることが不可能といわれています。
日本の建築の伝統と歴史を感じ、その数寄屋造りと擬洋風建築を用いられた館内は全てが芸術作品のようで美しいです。
その美しさが、多くの偉人が愛した理由なのでしょう。その素晴らしさをぜひ一度体感してみてください。
所在地 : 250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本643
公式HP : 萬翠楼 福住
箱根のお土産におすすめ!明治から続く 「箱根 和菓子 菜の花」
箱根で人気のお店「和菓子 菜の花」は、小田原が発祥の地の1905年創業の老舗和菓子屋です。
箱根湯本駅から滝通りの旅館街に向かいながら約5分歩いた場所にあります。
水をテーマにしているこのお店は、健康や季節感を深めていくことを重要視しています。
そして、手仕事や自然への感謝の気持ちをモットーとしている素敵なお店です。
箱根湯本駅から歩いて約5分のところにあり、滝通り旅館街のすぐそばにあるので散策の際に寄ってみてはいかがでしょう。
「箱根のお月さま」のかわいらしい看板が目を引くお店のつくりに、思わず足を止めてしまいます。
有名な温泉まんじゅうの「箱根のお月さま」は、見た目もとてもかわいらしく、甘さ控えめで皮はしっとり、もちもちとしています。
箱根といえば温泉。
そして温泉の定番と言えば温泉まんじゅう。
旅のお土産としてはもちろんですが、一個売りもしているので、箱根の散策途中に口にするのもおすすめです。
所在地 : 250-0311 足柄下郡箱根町湯本639
公式HP : 和菓子 菜の花
いかがでしたか。
箱根湯本には、歴史と温泉とグルメなど見所がたくさんあります。
神社や宿、お土産屋さんもすべて箱根との歴史が縁深く、風情があります。
あなたを一日楽しませてくれる箱根の地に訪れてみてはいかがでしょう。