歴史の移り変わりを感じる和歌山県紀の川市へ 今なお残る自然と歴史
壮大な時代の移り変わりを見て、知って、感じる和歌山県紀の川市民俗資料館とは!
歴史を学ぶと傍に広がる紀伊国分寺跡の見方も変わってくるのではないでしょうか。
そんな歴史を感じながら、天然記念物を眺めながら紀の川市を感じてみる旅を紹介します。
この記事の目次
紀の川市の風土や歴史 時代の変遷を知る 紀の川市歴史民俗資料館
JR下井阪駅から北へ徒歩約10分、史跡紀伊国分寺歴史公園に隣接する紀の川市歴史民俗資料館に到着します。
資料館内には紀の川市の歴史や風土に関する映像資料や古墳や紀伊国分寺跡からの出土資料、文化財などが飾られ、紀の川市の知られざる歴史が詰まっています。
さらに、現代までの紀の川市の街や暮らしの移り変わりの様子も紹介され、長きにわたる紀の川市の歴史を学ぶことができます。
また館内の一番の見どころは、隣接する紀伊国分寺跡にかつて建てられていた紀伊国分寺が100分の1のスケールで再現された模型です。
細かな部分まで再現されており、天平時代の様子を想像することができます。
紀の川市の歴史が分かりやすく解説されており、気軽に立ち寄れる町の資料館です。
紀伊国分寺の歴史を学んでから紀伊国分寺跡を見学するのがオススメです。
所在地 : 649-6428 和歌山県紀の川市東国分671
神秘的 奈良時代の空気が今なお漂う 壮大な紀伊国分寺跡を訪れる
紀の川市民俗資料館に隣接する場所に、かつて紀伊国分寺(きいこくぶんじ)がありました。
現在は、紀伊国分寺跡として一部姿が残されています。
この紀伊国分寺は奈良時代に聖武天皇の詔(みことのり)のよって建てられたとされており、現在は江戸時代に再建された本堂のみ残されています。
広い史跡紀伊国分寺歴史公園内に建つ木造の本堂は市指定の重要文化財に指定され、圧巻の迫力と独自の存在感を放っています。
本堂のほかにも、金堂や僧房、経蔵や七重塔などがあったとされ、大きな寺院だったことが想像できます。
本堂以外の建物の姿は残されていませんが、それぞれの建物跡には礎石が残されており当時の紀伊国分寺の様子を想像することができます。
現在は史跡紀伊国分寺跡歴史公園として地元の人々の憩いの場として愛されています。
今と昔の風が吹く壮大な敷地と緑の中で奈良時代の歴史情緒を感じてみてはいかがですか?
所在地 : 649-6428 和歌山県紀の川市 東国分671
~番外編~紀の川市の天然記念物 歴史深いクスの木とイブキをご紹介
紀の川市には、市指定の文化財が多く存在しています。
建造物や史跡はもちろんのこと天然記念物も数多く指定されています。
今回は紀の川市指定の天然記念物の中から、大神社のクスと大井邸のイブキを訪ねました。
大神社のクスは西国三十三箇所三番札所として知られる粉河寺の大門の少し手前に建つ大神社にそびえ立つ高さ25m、胴囲25mの大きなクスの木です。
近くで見るとその大きさには圧倒されます。
和歌山県内で三番目の大きさを誇る巨木で、紀伊風土記にも記されるなど歴史あるクスです。
クスの木に触れるとパワーがもらえるといわれ、地元の人からはパワースポットとして愛されています。
続いて訪れたのは薬師寺から徒歩で約5分、大井邸のイブキです。
こちらは一般の方のお庭に生えるイブキですが高さ12.5mとかなり大きく、近くから見ても迫力満点です。
傍には市指定の天然記念物を表わす看板も立てられており、これ程の大きさのイブキは珍しいとされ貴重な存在となっています。
大井邸のイブキは、県指定の天然記念物 薬師寺のマツにも徒歩で約10分と近いので、こちらにも訪れてみてるのもおすすめです。
紀の川市の歴史や現代までの移り変わりを知り、そのあとに眺める紀伊国分寺跡はなんとも言えない時代の流れ味わうことができます。
また天然記念物も壮大さも長い歳月の流れを感じることができます。
そんな今と昔の空気が流れる街、紀の川市へ訪れてみてはいかがですか?