高知「ひろめ市場」で 名物の鰹たたきと「おきゃく文化」を体感しよう
見渡せば山・川、そして雄大な太平洋が目前に広がる高知県の年間日照時間は、2000時間を超える晴れの南国です。
自然に恵まれた高知県ならではの山の幸・黒潮の恵みをたっぷり受けた海の幸を囲みながら、あたたかい高知市の人と文化に触れてみませんか。
一度足を運べば、あなたもきっと高知が好きになるはずです。
この記事の目次
高知県民総選挙で連続1位獲得!何度でも食べたい藁焼き鰹たたき
高知市内を走る路面電車に乗り、大橋通駅で下車して、約2分歩くと「ひろめ市場」に到着します。
ひろめ市場は連日、県内・県外からたくさんの人が集まる、笑顔溢れる憩いの場所です。
ひろめ市場は、江戸時代末期に、土佐藩主の山内家に仕えていた深尾弘人(ひろめ)の屋敷跡にあります。
屋敷がなくなった後も、市民は親しみを込めて、その場所を””ひろめ屋敷””と呼んでいたことから名づけられました。
数あるお店のなかから、””明神丸””にて高知の名物をいただきました。
伝統的な鰹の一本釣りで、日本一の鰹の漁獲高を誇る漁船””明神丸””から届けられた、海の幸を楽しめるお店です。
このように、注文をうけてから、目の前で豪快に藁で焼き切りにしてくれます。
今回は、天日塩でいただきました。箸で口元に運ぶと、ふわっと藁の良い香りが!
新鮮で肉厚な鰹は、噛むほどにじわっと旨みが広がり、思わず口角が上がります。
一切れ目は塩のみ、次はゆずダレやにんにくなどの薬味とともに。何通りものいただき方を楽しむことができました。
出会いに感謝 あなたも必ず高知が好きになる~おきゃく文化~を体感
お酒好きな人が多いことでも知られる、高知。
美味しい食とお酒を酌み交わし、誰かと楽しいひとときを過ごす。
高知の人が変わらずに大切にしている、おきゃく文化を知っていますか。「おきゃく」とは土佐弁で「宴会」のことです。
高知では、昔からお祝いや節句など、何かと宴会をひらくことが多かったそうです。
知らない人とも、伝統の皿鉢料理やお酒を囲んで、人との交流が深まる素晴らしい文化です。
今回の旅で、実際におきゃく文化を体感するできごとがありました。
先ほど紹介した鰹のたたきを食べているとき、相席していた地元の方が声をかけてくださいました。
ひろめ市場が大好きで何度も訪れていることや、なんと、おかずを私にも取り分けてくださいました!
ひろめ市場だけでなく、高知市内の名所を訪れて出会った人々にも沢山親切にしていただきました。
そんな人のあたたかさに、歴史や観光名所だけでない、特別な魅力を感じました。
高知を訪れた際は、あなたも是非、地元の人との交流を楽しんでみてくださいね。
素朴な味が堪らない!高知発祥の郷土菓子といえば~芋けんぴ~
お腹がいっぱいになったあとは、お土産を探しに行きましょう!
地元の海産物を楽しめる飲食店のほかに、お土産が買えるのもひろめ市場の魅力。
数あるお土産のなかでも、おすすめしたいのは””芋けんぴ””です。
今や全国のスーパーやコンビニエンスストアでも必ず見かける、昔なつかしの味、芋けんぴ。
土佐の気候風土で豊富にサツマイモが収穫できることから、この郷土菓子は生まれました。
さすがは芋けんぴ発祥の地、販売されているバリエーションも多く、どれにしようか迷ってしまいました。
素朴ながら、ついつい手が伸びてしまう、優しい味わいの芋けんぴでした。
芋けんぴ以外に、四万十川で獲れた鮎を使っただし醤油など、ここでしか手に入らないものがありました。
高知でのお土産話とともに、贈る人が笑顔になるお土産を選ぶのも、旅の楽しみですね。
ひろめ市場 所在地:高知県高知市帯屋町2丁目3-1
ひろめ市場で体感する、高知の食・文化はいかがでしたか。
市内観光のお昼休憩として足を運んでみるも良し、一日の締めくくりにゆっくりと見て回るも良し。
自然の恵みに舌鼓、そしてあたたかい高知の人々との交流を求めて、是非訪れてみてはいかがでしょうか。