お茶の先生と言えば大阪府堺市出身の千利休 ゆかりの地を巡りませんか
みなさんは、千利休というお茶の先生をしていた歴史的人物をご存知でしょうか。
その千利休の出身地大阪府の堺市。
堺市には歴史を感じる事の出来るスポットがいくつもあります。
今回は千利休を堪能できる旅に行ってみましょう!
この記事の目次
千利休の師匠でもある武野紹鷗のひっそりとある屋敷跡を探しに行こう
まず最初に訪れたのは、千利休の師匠である武野紹鷗の屋敷跡です。
場所は、阪堺線宿院駅を降りて宿院頓宮の方に歩いてすぐの場所にあります。
ひっそりと佇む、記念碑が見えてきます。
最初少し見つけるのに時間がかかったのですが見つけると嬉しい気持ちになりますので、ぜひ宿院駅を降りて見つけてみてくださいね!
記念碑の隣には、武野紹鴎と千利休との出会いのエピソードが描かれています。
武野紹鷗は、戦国時代の堺の豪商の茶人として活躍していました。
4畳半茶室よりも小さい3畳半や2畳半の茶室を考案して「侘敷(わひしき)」と称していました。
また、4畳半以上の茶室を「寂敷(さひしき)」と区別して称しました。
後に千利休は「侘敷」と「寂敷」との区別を曖昧にしたことから、「わび・さび」の意味合いにおいて、深い混乱を生じさせることになりました。
千利休の師匠武野紹鷗が暮らしていた屋敷跡を、堺市に訪れた際は見つけに行きませんか。
「武野紹鷗の屋敷跡」 所在地:大阪府堺市堺区中之町東2丁1−3
千利休の寄贈と国指定の天然記念物大蘇鉄を見に妙国寺に訪れてみよう
次に訪れたのは、千利休が寄贈した六地蔵灯篭や瓢箪型手水鉢があり、国指定の天然記念物の大蘇鉄のある「妙国寺」です。
阪堺線妙国寺駅から歩いてすぐのところにあります。
こちらの妙国寺は、1562年に日蓮宗が開いたとされています。
そして、幕末に起こった堺事件ゆかりの寺として知られています。
境内の樹齢1100年の大蘇鉄は国指定の天然記念物があります。
そして、日本唯一の「蘇鉄の枯山水」庭園、堺事件の土佐藩士切腹の地でも有名です。
大蘇鉄は織田信長の所望で安土城に移植されましたが、毎夜「堺に帰りたい」と泣いたので、信長は激怒して「切り倒してしまえ」と命じました。大蘇鉄は切り口から鮮血を流し大蛇のごとく悶絶し、恐れをなした信長は再び妙国寺に返したという伝説の樹で国指定の天然記念物です。
妙国寺の蘇鉄は、大迫力で実際に見ると感動しました。天然記念物に指定されているだけのものである迫力です。
千利休のおもてなし精神のつまった瓢箪型の手水鉢。
瓢箪型のかわいらしい形のした手水鉢は、見ていると落ち着くものでした。
ゆっくりと千利休の寄贈した灯篭と手水鉢、そして大蘇鉄を見に行きませんか。
「妙国寺」 所在地:大阪府堺市堺区材木町東4-1-4
千利休の愛したお茶菓子!枡に入ったカステラを食べに江久庵へいこう
最後に訪れたのは、千利休がお茶菓子としてこよなく愛したカステラを楽しめるお店です。
南海高野線堺東駅から徒歩15分ほどのところにある江久庵というお店を訪れました。
江久庵は、地元の人からも地方の人からも愛されるお菓子屋さんです。
こちらで、食べることができる枡の中に入ったできたてのカステラは江久庵の名物です。
カステラとゆっくり飲むお茶は、格別で、旅の疲れをとってくれました。
ホイップクリームと塩で食べるカステラで、出来立てだったのでふわふわでした。
千利休がこよなく愛していたとされているカステラ。
ゆっくりと落ち着いて空間で食べる事ができるので、ぜひ訪れてみませんか。
旅の疲れがゆっくりと吹き飛びますよ!
所在地:590-0021 大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町1丁2−36
公式HP:江久庵
いかがでしたでしょうか。
堺東駅にはレンタサイクルもあります。
千利休のゆかりある地、千利休の愛したお菓子を食べにいきませんか?
ゆっくりと時間の流れる堺の町をぜひ堪能しにお越しください。