国宝の「瑠璃光寺五重塔」がある山口「香山公園」を旅しませんか?
山口にある「瑠璃光寺」(るりこうじ)は、山口駅から北へ30分ほど歩くと到着する「香山公園」の中にあります。
宝に指定された五重塔や不思議な力が漂う本堂などがあり、春には桜や梅の名所としても有名です。
今回は香山公園の散策の旅を紹介します。
この記事の目次
自然豊かな「香山公園」と約600年の歴史「瑠璃光寺五重塔」を歩く
まずは国宝である「瑠璃光寺五重塔」へ向かいます。
1471年に山口市仁保高野(にほたかの)に創建したお寺で、1690年に現在の地に移されました。
日本三名塔の一つと言われていて、室町時代における最も優れた建造物と評されています。
五重塔が見えると、まずはその大きさに驚きました。
木々に囲まれた中にそびえたつ五重塔。その迫力は圧巻で、見惚れてしまうほどでした。
近くで見ると、さらに迫力が増し、屋根の装飾が美しかったです。
五重塔のある香山公園は自然が豊かで、木々が生い茂っていました。
春の初めには梅の花がかわいらしく咲き、五重塔とのコントラストに多くの人がカメラを向けていました。
堂々とした五重塔とかわいい花の写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
香山公園 所在地:山口県山口市香山町
厳かな空気が漂うお寺 「瑠璃光寺本堂」でお参りしませんか?
続いて瑠璃光寺の本堂へ向かう山門です。
五重塔と向かい合う形で立っています。
この山門を通る際には、是非目線を上げて、天井彫刻の細かさを見てみてください。
その彫刻は、しばらく眺めていたくなるほどの美しさでした。
山門を抜けると、本堂が見えてきます。
本堂には、薬師如来が祀られています。
実際にお堂にあがってお参りすることもできました。
その厳かな空気から身が引き締まる思いがしました。
「なで仏」とも呼ばれる、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)がお堂の手前に祀られています。
病気や怪我のある身体の部分をなでると、それらを治す功徳があると言われています。
瑠璃光寺を訪れた際には、お参りすると同時に、身体の不調治すために賓頭盧尊者のお力をお借りしてはいかがでしょうか。
「瑠璃光寺」 所在地:山口県山口市香山町7-1
不思議な力が満ちてくる 「瑠璃光寺本堂」にあるパワースポット
瑠璃光寺の本堂には、他にも興味深い名所があります。
まずは、「知足の手水鉢」(ちそくのちょうずばち)です。
手水鉢の4方の文字と中央の「口」の字を合わせてできる4つの漢字を考えてみてください。
それは「吾唯足知」です。
現実に不平不満を言わず、感謝し、より前進を誓う言葉です。
この手水鉢を見ていると、不思議な気持ちに包まれ、もう一度前を向く力が湧いてきました。
次は佛足石(ぶっそくせき)です。
これはお釈迦様の足の裏を石に彫ったもので、この模様は仏法を表しています。
お釈迦様が持つ偉大な徳から、正しい方向へ導てくださるです。
その日一日の幸せに感謝し、願いながら、足の裏を撫でます。
撫でていると、迷いが晴れるような気持ちになりました。
香山公園には、国宝に指定された瑠璃光寺五重塔のだけでなく、その本堂内にも興味深いスポットが多くあります。
他にも、公園内は公園内には樹や花が美しく咲いているので、カメラ片手に散策し、瑠璃光寺をお参りしてはいかがでしょうか。