【TOPIC】2月3日は節分の日
日本の節分の日2月3日に「鬼は外 福は内」のかけ声とともに大豆をまく「豆まき」。
その歴史は平安時代にまで遡ります。
今回はそんな豆まきの文化をひも解いていきましょう。
この記事の目次
◆なぜ豆をまくの?
豆まきの由来は諸説ありますが、平安時代の宇多天皇の世に都を荒らす鞍馬山の鬼の目に炒り豆(大豆)をぶつけて、災厄を逃れたとことから始まったと言われています。
「穀物には生命力と魔除けの呪力がある」という信仰や、鬼を滅する「魔滅」(まめ)に通じる語呂合わせなどから、邪気を追い払い無病息災を願うとして、日本の文化となりました。
◆どの町でも同じかけ声なの?
かけ声は「鬼」が神社に祭ってある神なのか、その神の使いなのかにより違うとも言われています。
例えば奈良県吉野の「金峯山寺」(きんぷせんじ)では、役行者が鬼を改心させて弟子にしたという逸話から「福は内、鬼も内」と唱えます。
和歌山田辺市の熊野本宮では、名前に鬼の字が入っているため「福は内、カミは内」と唱えます。
福島県二本松市の旧二本松藩では、藩主が丹羽氏なので「鬼は外」と言うと「お丹羽、外」と聞こえるのを避けるため「鬼、外」と唱えていました。
豆まきのかけ声は地域や町の文化に根付き発展したので、町より様々なかけ声があるのです。
2月3日には多くの神社で「節分祭」が行われます。
日本の文化を体感しに、神社へ豆まきに行ってみてはいかがですか。