文化遺産「旧小池邸」のある藤沢の新林公園で歴史散策しませんか
有名観光地はたくさん旅したな、そんなあなたにおすすめしたいのが神奈川県藤沢市の新林公園です。新林公園は藤沢駅からほど近く、散歩をするにはちょうどいい距離で、地元の人の憩いの場にもなっています。新林公園で、豊かな緑と日本の伝統文化に触れてみませんか?
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藤沢の地元民に愛される「新林公園」 の散策路で森林浴をしませんか
藤沢駅南口から徒歩約20分。住宅街を進み、境川を越える橋で一休みした後にさらに住宅街を進み抜けると、「新林公園」が見えてきます。バスだと「藤沢」駅南口より江ノ島電鉄バス「手広経由大船駅」行き、または「鎌倉駅」行き「富士見ヶ丘」下車で 徒歩約5分です。新林公園は、駅がある中心地からそれほど離れていませんが、とても広い公園です。 約1.5キロある散策路で森林浴を楽しんだり、湧き水でできた池、川名大池でバードウオッチングを楽しんだりと、自然いっぱいなところも地元の人々に愛される理由の一つです。もちろん遊具もあるので、子連れの家族にも人気のほか、遠足などでも利用されます。小さい子から大人まで、一日楽しめてしまいます。
新林公園までの川沿いは並木道になっているので散歩にぴったりです。木々も多いので四季折々の姿を見せてくれます。 動きやすい靴を履いて、少し汚れてもいい服を着て、緑に埋もれて楽しんでみるのはいかがでしょうか。
伝統技術がひかる 足利尊氏にもつかえた名家の古民家「旧小池邸」
新林公園を進んでいくと、旧小池邸が見えてきます。小池家のご先祖様は、足利尊氏にもつかえ、江戸時代においても名家でした。 旧小池邸は市の文化遺産に認定されていて、1983面に新林公園に移されました。周りはもちろん、土間まではいつでも見学可能です。中に入るとまず目に入るのは茅葺屋根。雨風が吹いても、まだまだきれいなままです。棟という屋根のてっぺんを横から見ると、「龍」という文字が刻まれています。 それから家屋の下に目を向けると、「石基礎」とよばれるものあります。石の上に、家を支える木を乗せるものです。どちらもぜひ探してみてください。
土間に入ると、長い木が一本、ベンチとして置いてあります。これは、移築したときに発見された、腐敗が進んでいた木。その昔、小池邸を支えていた木なのです。均一な太さでもなく、まっすぐでもないこの木は、いかに昔の設計が緻密であったかを教えてくれます。
そして、一番奥の床の間に飾ってある大きな書。これは、明治維新で活躍した山岡鉄舟が書いた本物の書で、移築の際、新林公園の方のお知り合いから譲っていただいたそうです。日本の技術と文化に、一息ついてはいかがですか?
ランチは藤沢で話題のお店「つけそばダイニングよの」で新感覚おそば
藤沢駅南口ロータリーから続くファミリー通り。そこを一本、また一本と曲がっていくと、「つけそばダイニングよの」があります。 内装はとてもおしゃれで、カウンターと4人席が2つあります。
お昼はランチを、夜はおしゃれなダイニングバーに変身するそうです。
おすすめは、やはり「つけそば」。 おそばをつけ汁につけていただくというもの。冷たいものと暖かいものがあります。ランチメニューのおすすめは、ミニつけそばとミニ丼とドリンクのセット。これでなんと1000円(2016年11月現在)。驚きでした。 一見、量が多いように感じるかもしれませんがおそばなので、意外とぺろっと食せます。つけ汁も具沢山で飽きの来ない味でした。締めはつけ汁をそばつゆで薄めて、スープとしていただきます。 店内では優しくはきはきした店員さんに接客していただきました。お一人でも、友人と一緒でも、気軽には入れて楽しめるお店です。ぜひ見つけてみてください。新感覚のおそば、きっと忘れられない味になると思います。
今回は、藤沢駅周辺の癒しスポットをご紹介しました。散歩しながら身近に自然を感じることができます。バスや電車、自転車では気づかない発見があるはずです。旅先だからこそ、緑の中でゆったりと、自然や歴史を感じてみてはいかかでしょうか。