1400年の歴史を持つ温泉町 兵庫県豊岡市城崎で非日常を体感
はるか昔から温泉の町として名を馳せる、兵庫県豊岡市城崎。
川沿いには柳並木、ほのかに香る硫黄、行きかう人々の浴衣姿が風情を感じます。
そんな衰えない魅力を持った城崎温泉の非日常の旅へと出かけましょう。
特急に乗って いざ1400年の歴史を持つ温泉街 豊岡市城崎へ
庫県の北端に位置する城崎。
大阪、京都からは特急で乗り換えなしにスムーズにいくことができます。
車窓から豊かな自然と穏やかな景色が見え、気持ちが落ち着きます。
JR城崎温泉駅を出ると木造の宿が軒を連ね、にぎわいをみせる温泉街が見えてきます。
約1400年の歴史ある温泉街は、今も昔も変わらぬ活気があります。
駅のすぐ隣には下駄が奉納されている場所がありました。
城崎は古くから外湯を中心とした柳並木であり、浴衣に下駄履きの情緒が息づく温泉街です。
この場所に新下駄を奉納することによって訪れてくれたお客様の安全と健康を祈念しているそうです。
いかにも温泉街らしい場所で感激しました。
また、柳並木を歩き流れる大谿川(おおたにがわ)にかかる橋の上に立つと風情ある城崎の町を存分に感じることができます。
辺りを歩く湯めぐり中の浴衣姿の方々も風景の一部のようでより魅力的でした。
温泉を飲んで足湯で温まり 城崎温泉を満喫する一風変わった楽しみ方
城崎温泉へ来たら、外湯巡りはもちろん、様々な形で温泉を楽しむことができます。
まずは、温泉を「飲んで」楽しむ場所へ向かいましょう。
駅から城崎の町並みを楽しみながら北西に歩くこと約7分、外湯「一の湯」に着きました。
一の湯の前にあるのがこちらの「湯飲場」。
味は意外にも塩気があってしょっぱかったです。
なかなか口にすることのないであろう湯飲み体験、ぜひ行ってみてください。
外湯や旅館の湯は飲むことはできませんので、お気を付けください。
次は、気軽に楽しめる足湯を満喫しましょう。
足湯の歴史は諸説ありますが、庶民にとってまだ水が十分でなく薪が高価であった江戸期に始まったと言う説があります。
足を温めると、血行が良くなり病気の予防にもつながります。
まだまだものが不足していた時代、江戸の人々は暮らしの工夫で日本ならではの足湯の健康法が今に伝わっていると思うと感慨深いですね。
一の湯の横にある足湯は熱めになっているため、町歩きで疲れた足にしみます。
また、駅のすぐ横には「さとの湯」があります。
城崎に降り立ち、移動で疲れた足を休めるのに最適です。
温度も人肌で熱すぎません。
湯めぐりだけではない楽しみ方も取り入れて、城崎を存分に満喫しましょう。
普段体験することのない温泉の楽しみ方、城崎の景色はいかがでしたか。
浴衣を着てゆっくりと町歩きをしてみると、まだまだ新たな発見があるかもしれません。
城崎を訪れた際には、ぜひ風情を感じながら町全体を楽しんでみてください。