超厳選旅3スポット!!歩いて食べて知る!埼玉県草加市の歴史
草加といえば、まっさきに思い浮かべるのは、「草加せんべい」でしょうか。
たしかに草加せんべいは街のシンボルであり、全国的にもとても有名です。
しかし、それだけではない。せんべいを食べに来たついでに、少し足をのばしてみてはいかがですか?
この記事の目次
元々は小学校だった!?有形文化財である「草加市立歴史民俗資料館」
草加駅を降りて、電車沿いを歩いて5分。
歴史の趣きを感じられるその建物こそ、「草加市立歴史民俗資料館」です。元々は埼玉県初の鉄筋コンクリート校舎であった小学校を改修して誕生しました。
国の登録有形文化財でもあるこの建物の中へ入ると、小学校であった面影が残っており、どこか懐かしいにおいが。
館内を見て回っていると、職員の方があたたかく、展示品の説明をしてくださいました。
1番の目玉は、縄文時代にカヤの木をくりぬいて造られた舟。
約5300年前のもので、市の指定文化財になっています。
後に紹介する”奥の細道”についても、その足跡を知ることができます。
迷ったらこのお店へ「志免屋」で気軽にカンタン草加せんべい作り!
草加に来たら、やはりこれは外せないでしょう。資料館から歩いて5分、大きな赤い看板が目印の、「せんべい志免屋(しめや)」。
ここでは名物である草加せんべいの販売はもちろん、せんべい作り体験もできます。
手作り体験ができるお店は市内にいくつもあるので、どこがいいのか迷ってしまいます。そんな方はぜひこのお店へ。
ここの特徴は、1枚70円という手頃な価格で、予約なしで誰でも簡単に作れるというところです。
実際につくってみると、草加せんべいが薄い理由がわかります。あっというまに完成し、その場でぱくり。作りたてのせんべいの味はやはり格別です。
せっかく草加へ来たのなら、ぜひここでしかできない体験をしてみませんか?
・志免屋 http://www.shimeya.com/
あの松尾芭蕉が歩いた!江戸の歴史を感じる場所「札場河岸公園」
せんべい屋からさらに歩いて5分程度。茶色い「望楼(ぼうろう)」が見えてきました。
綾瀬川沿いに広がる「札場河岸公園(ふだばかしこうえん)」には、松尾芭蕉のブロンズ像が出迎えてくれます。
また、正岡子規句碑もあり、この地で世に残る句が詠われたことがわかります。
アーチ状にかかる矢立橋の先はまさに、草加松原遊歩道。国指定名勝、旧日光街道の松並木の道がまっすぐのびています。
そうまさしく、かつて芭蕉が句を詠んだみちです。有名なこの地を、俳句を詠いながら歩いてみましょう。そこには昔と変わらぬ風景が見えてきます。
せんべいで有名なこの町には、実は多くの歴史があったことがわかります。
見どころが近場に点在し、ゆったりと歩いてまわれるのもその魅力。
随所に見られる古き良き宿場町を感じられる風景。せんべいをかじりながら、ぶらりぶらりとその歴史の道を渡ってみましょう。