温泉だけじゃない!静岡県熱海の浪漫が溢れる歴史を辿りにいきましょう
熱海と聞くと温泉を思い浮かべる人は少なくないと思います。会社の慰安旅行で訪れたことがある方もいらっしゃるでしょう。
そんな熱海が観光地として再熱しているのをご存知ですか?温泉だけじゃない、熱海の魅力を発見しに行きましょう!
この記事の目次
熱海駅前であの徳川家康も愛した熱海の湯を気軽に感じてみませんか?
都内から電車に揺られること数時間、熱海駅に到着します。移動の電車で少し疲れても大丈夫。
改札を出るとほんのり暖かな空気…そう、駅前に足湯「家康の湯」があります。
温泉街だからこそのおもてなし。
名前にも入っている徳川家康は熱海温泉の虜になり、江戸城まで温泉を運ばせたというエピソードまであります。この足湯には熱海に訪れた方やこれから熱海を旅たつ方、地元の方…熱海駅の前だからこそ様々な方が集まる場所となっています。ゆっくり足湯に浸かって熱海の風を感じてながら疲れを癒してみてはいかがですか?
まずは活気溢れる熱海駅前商店街の美味しいパン屋さんで腹ごしらえ
熱海駅を出て右に見えるのが「仲見世通り商店街」と「平和通り商店街」です。通りには何十年も前に創業された老舗のお店からおしゃれなカフェまでどの世代も楽しめるお店がならんでいます。
中でもおすすめのお店が「パン樹 久遠」入口にある手書きの看板やポップは、どこか懐かしさを感じます。
店内にはたくさんの美味しそうなパンが並んでいますが、中でも「熱海だいだいの田舎パン」がおすすめ。熱海で生産が盛んな橙を使用していて、フルーティーでもちもちとしています。
実は2013年の第一回ベーカリージャパン国内産小麦パン部門で最優秀作品に選ばれたパンなのです。
イートインコーナーにてパンが焼ける香りを楽しみながら、テイクアウトして旅のお供に、「パン樹 久遠」のパンを楽しみましょう。
大正時代の文豪が訪れたロマン溢れる旅館「起雲閣」で優雅な時を
次に大正時代のロマンを感じにいきましょう。ここで紹介するのは熱海市指定有形文化財「起雲閣(きうんかく)」です。
1919年に建てられてから別荘として、1947年から1999年まで旅館として使われていました。旅館時代には太宰治や志賀直哉、谷崎潤一郎などの文豪も多く訪れたそうです。有名な太宰治の「人間失格」はこの起雲閣宿泊時に執筆されています。
敷地内の建物や庭園は和と洋がバランスよく共存。写真は麒麟という建物の内装。
建物内の群青色の壁は旅館を開業した桜井兵五郎の出身である石川県の伝統的な加賀の青漆喰が使われています。
窓には手作りの少し歪んだ見え方が特徴の大正ガラスが使われており、麒麟から見る庭園はまた味わい深いです。
タイミングが合えばボランティアの方がより詳しく案内してくださいます。
大切な人と「アタミロープウェイ」で熱海の絶景を見に行きましょう
アタミロープウェイに乗って熱海の景色を眺めてみるのはいかがでしょうか?熱海駅からバスで10分ほどでアタミロープウェイ乗り場に到着します。チケットを購入していざロープウェイへ。
少しずつ熱海の景色が広がる様子はとてもわくわくするでしょう。到着後頂上からは一面に広がる美しい景色をのんびりと眺めることができます。天気がよければ、海の中に浮かぶ初島も見れるかもしれませんね。
ロープウェイを降りて左へ進むと、たくさんの絵馬がかけられたモニュメント、あいじょう岬が見えてきます。愛錠絵馬に願いことを書いてこのモニュメントにかけることができます。
書かれた願いことは年末に来の宮神社に納められます。また近くには恋愛みくじもありますので、大切な人と熱海の海を眺めながら素敵な時間を過ごせることでしょう。
山と海に囲まれている、戦国武将が夢見た熱海城へ「いざ参らん」!
アタミロープウェイ下車後、さらに頂上へ向かって歩いてゆくと、熱海城が見えてきます。
歴史上実際にあった城ではなく、戦国武将たちが憧れていた城を実現させたのがこの熱海城。
最上階ではロープウェイだけでは味わえない、360度パノラマの熱海の景色を目の当たりにできます。
コンセプトの通り、展望台からの圧巻の眺望は統一を夢見た戦国武将たちにとって憧れそのものかもしれません。城内には歴史に触れることのできるコーナーがたくさん。
実際の刀や鎧の数々が展示されていたり、こまやけん玉などの昔懐かしいおもちゃで遊ぶことができたり、はたまた着物を着て写真撮影ができる江戸体験コーナーがあります。
様々な形で戦国武将たちが生きた時代に触れられることでしょう。
温泉だけではない熱海の魅力はいかがでしたか?
ここでは紹介しきれなかった観光地がまだまだあります。今週末はぜひ熱海で温泉で疲れを取って歴史を感じる旅をしてみてはいかがですか?