HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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原爆ドームや資料館だけではない 広島市街地で歴史を伝える戦争史跡

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    」と聞いて皆さんは何を想像しますか?

    19457年8月、広島に原子爆弾が投下され、甚大な被害をもたらしました。そんな原爆の被害を現代に伝える史跡、みなさんは何が思いつくでしょうか。
    原爆史跡から、原爆や太平洋戦争について知り、広島の歴史を知るきっかけになると思います。

     

     

     

     

     

     

     

    1番の目撃者 広島原爆を後世へ繋げる生きる語り部「シダレヤナギ」

     

     

     

     

     

    広島電鉄宮島行に乗り「原爆ドーム前」で下車します。

     

     

     

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    広島電鉄は切符がなく、車内で現金を払うシステムです。
    車内の機械又は職員さんから両替可能ですが、お釣りはでませんので注意しましょう。
    また、お得な一日乗車券も車内で購入可能です。
    「原爆ドーム前」の駅を降りると、左手すぐに原爆ドームが見えます。
    原爆ドームへ向かう観光客の波に逆らい、原爆ドームから反対側へ渡り、右手に伸びる一本道に入ります。まっすぐ行くと、広島青少年センターが見えてきます。

     

     

     

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    このあたりはハノーバー庭園と呼ばれるエリアで、この庭園を右手に見ながら川の方へ進むと、河川敷に突き当たります。

     

     

    たくさん木がある中で、ひときわ大きくオーラを感じる柳の木を左手の方に発見しました!

     

     

    この木こそ、「シダレヤナギ」です。このシダレヤナギは、爆心地から370メートル、一番近くで被爆した被爆樹木です。

     

     

     

    駅から徒歩約10分のところにありました。人間よりも寿命の長い樹木。

     

     


    堂々としたその風格、一見被爆したとは気づかないほどですが、この樹木が目撃した光景や歴史を想像するとぐっと熱くなるものがありました。語り部さんの高齢化が叫ばれる中、後世に原爆について考える機会を与えてくれるのは、静かに生き雄大にそびえたつ被災樹木たちなのかもしれません

     

     


    所在地 : 広島県広島市中区基町5-61

     

     

     

     

     

     

    被爆後も不思議に成長した 「クロガネモチ」から見る広島の原爆

     

     

     

     

     

    広島電鉄の駅「八丁堀」から徒歩で近辺のスポットを回りながら、頼山陽史跡資料館に到着しました。

     

     

    最寄り駅は「袋町駅」。駅から徒歩約3分でアクセス可能です。
    大通りから一本入ったところにありますが、このあたりは原爆で一度すべてが破壊され再開発されているので道が広く歩きやすいです。
    また、頼山陽史跡資料館についての記事がありますので、併せてご参照ください。
    ここの見所は、施設内だけではありません。

     

     


    今回は、庭にある被爆樹木「クロガネモチ」にスポットを当ててみました。
    施設内の展示品を見た後は、庭に出て庭の景色を楽しんでください。庭に出てすぐ、「頼山陽居室」と呼ばれる木造の小屋が目に入ります。

     

     

    その近くに佇んでいる約5メートルほどの木が被爆樹木「クロガネモチ」です。
    この木は古くから庭内にあったのですが、原爆により根株を残して焼け、五年後に根株から再び芽吹いたものです。

     

     

     

    原爆史跡を保護しようという市民の声が高まり、平成八年から被爆樹木の登録が開始されました。

     

     

    現在約160本が登録されているそうです。生々しい史跡ではないので、被爆された市民の方をはじめ、ちいさいお子さんでも比較的刺激が少なく見ることが可能だと思います。
    私も資料館の写真などを見ると倒れてしまうほど苦手なのですが、被爆樹木ならばゆっくりとみることができ、クロガネモチの傍でしばし戦争について思いを馳せ佇んでおりました。市民の方々のご尽力のおかげで残っている史跡です。私たちからも発信していきたいと感じました。

     

     

    所在地 : 広島県広島市中区袋町5−15 頼山陽史跡資料館

     

     

     

     

     

     

    広島市民の文化・芸術の発表の場 被爆史跡「旧日本銀行広島支店」

     

     

     

     

     

    頼山陽史跡資料館から徒歩約1分、灰色がかった大きな建物が目に飛び込んできます。

     

     

    旧日本銀行広島支店です。
    取材に行った日は、ハワイ日系人の写真展が開かれていました。
    入り口を抜けると地元の有志の方々によるフラダンスの発表が行われ、その横でハワイ日系人の歴史についての多くのパネルが展示されていました。

     

     

    この旧日本銀行広島支店は、広島市指定重要有形文化財に登録されており、広島市が文化財としての保存・公開をするとともに、今回のように様々な芸術・文化の発表の場として活用されています。
    特別展示の部屋を抜けると階段があり、そこから資料展示室や原爆の爪痕の残った金庫の扉などを見に行くことが可能です。

     

    <16_hiroshimashigaichi:旧日本銀行広島支店パネル>

     

     

     

    この建物自体は、爆心地から約380メートルという近距離で被爆したにもかかわらず、建物自体は健在であることにまず驚きます。

     

     

    しかし金庫の扉についた傷を見ると、傷跡の生々しさを感じました。


     


    旧日本銀行広島支店は、無料で入れる施設であり、戦争の話だけでなく、珍しい市民の文化・芸術の発表等特別展示を見ることも可能ですので、ぜひ足を運んでみてください。
    また、英語のパンフレットも用意されているので、外国の方にもおすすめしたい場所です。

     

     


    所在地 : 広島県広島市中区袋町5−21

     

     

     

     

     

    広島の歴史を語るうえで「」は避けては通れない歴史だと思います。
    だからこそ、広島には数多くの原爆史跡が存在し、それが保護されています。
    今回は、県外の方にはあまり知られていない史跡に注目し、まとめました。一つ一つとじっくり時間をかけて向き合い、戦争や原爆について考える時間をお過ごしください。

     

     

     

     

     

     

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