歩いて癒され満たされる 由布院の歴史感じる新・四国八十八ヶ所の旅
美しい自然豊かな観光地 大分県由布院。
ここには美しい自然だけでなく、古くから人々に愛される歴史感じる場所もありました。
ぜひ一度、由布院の豊かな自然と歴史を感じる散歩をしてみてはいかがでしょうか。
この記事の目次
大分県由布院で明治時代から続く 新・四国八十八ヶ所巡礼の旅
由布院駅からタクシーで約10分。
山道の先には静かにたたずむ新・四国八十八ヶ所がありました。
新・四国八十八ヶ所は1909年に開設された四国八十八個所と同じく一番札所より八十八番まである霊場です。
開設当初は参拝者は多くいたものの、第二次世界大戦により荒廃してしまいました。
しかし大切な場所として慕っていた地元の方たちが、復興に向けて活動したのち、現在の新・四国八十八ヶ所があるようです。
大分県にも四国八十八か所同様、お遍路参りができるところがあるなんて驚きですね。
ひんやりとしたなんともいえぬ神秘的空気を感じながら新・四国八十八ヶ所をスタートさせました。
ひとつひとつ表情の違う石像が並んでいます。
本当に空気が澄んでいて、心が洗われていく感じがしました。
出発してから約20分ほどで、一周回ることができました。
明治時代から様々な人の努力で繋がれてきた神秘的な空間を、美しい自然と共に満喫することができました。
ぜひあなたも願い事をもって巡ってみてはいかがでしょうか。
住所:〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上
無色透明な優しい泉質のお湯 歴史ある由布院温泉で身も心も癒されて
新・四国八十八ヶ所からタクシーで約10分。
由布院駅の近くに由布院駅から最も近い地元の人はもちろん町外の人や観光客に広く親しまれている共同温泉浴場乙丸温泉館に行ってきました。
中に入ると温泉の守り神である薬師如来が祭られており、入浴料はその賽銭箱に入れます。
広場には地元の方が数人おられ、どこか懐かしくて温かい雰囲気が漂っていました。
由布院温泉の歴史は古く、、約1300年ほど前の奈良時代に編集された「豊後風土記」の中に名が記載されているそうです。
お湯の色は無色透明で、お湯が柔らかく感じました。
効能は神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復などがあるそうです。
私も歴史ある由布院温泉に入り、心身共に癒すことができました。
住所;大分県由布市湯布院町川上2946番地1
広大な由布岳と美しい由布院盆地に癒される ゆったり歩く由布院散歩
乙丸温泉を堪能し、由布院駅までの道のりをゆっくりと散歩してみました。
すると菜の花と先にそびえたつ、おおきな由布岳の美しい景色に出会うことができました。
由布岳は標高1584mあり、円錐形をしていることから、豊後富士とも呼ばれ親しまれているそうです。
古くから神の山として崇められており、「豊後風土記」や「万葉集」にも登場しています。
かわいらしい菜の花がたくさん咲いており、とても春を感じることができました。
もう少し散歩していると、立派に公園の片隅に佇む、嘗ての英雄D51蒸気機関車を見ることができました。
この蒸気機関車は、物資と技術力の乏しかった第二次世界大戦の終盤の1944年に広島県の三菱重工三原製作所で製造され、戦後1956年南延岡機関区に転属した後、1974年に廃車になりこの地に静態保存されたとのことです。
戦争の時代を活躍していたこの蒸気機関車に勇ましさを感じました。
今回の由布院の自然と歴史を満喫する大人歴史旅はいかがでしたか?
きっとあなたも、心も体も由布院の自然の恵みに癒されることでしょう。
季節によっても見える表情が違うと思います。ぜひその時々の景色を堪能してみて下さいね。