戸隠神社奥社と九頭竜社を参拝!パワースポットをご紹介!
2000年以上もの歴史を持つ戸隠神社。戸隠神社はとにかく敷地が広く、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5社からなり、全てまわるのもひと苦労。ただ全て訪れたからこそ感じることができる神聖さというものもあります。
今回はそんな5社のうちの奥社と九頭龍社を取り上げます。
この記事の目次
戸隠神社とは?戸隠信仰のはじまりと繁栄の歴史を紐解く歴史旅
霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む戸隠神社。
そのはじまりは「天の岩戸」が飛来し、現在の姿になったといわれる戸隠山を中心に発達し、祭神は、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々を祀っています。
平安時代の後期には修験道の道場として都にまで知られた霊場で、神仏習合のころは戸隠山顕光寺と称し、当時は「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えました。
中社や宝光社などの山中は門前町として整備され、奥社参道には杉並木も植えられ、広く信仰を集めました。
明治になって戸隠は神仏分離の対象になり、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社と名前を変えて現在に至ります。
今回は、そんな戸隠神社の一番奥、奥社へとご案内します。
戸隠神社奥社への入り口へ「随神門」と有名な杉の並木道の絶景
戸隠神社の奥社参道付近の標高は1350m!かなり寒いので対策をしていきましょう!
奥社の駐車場へ車を停めて歩くこと5分。
下馬と書いてある石碑が現れました。下馬とは、社寺の境内や城内に入る前に、敬意を表すために、騎っているウマから下りることを表します。
ここからはいかなる人も同じく自らの足で神様を訪問しなければならないようです。
数百メートル歩くと威厳のある門が現れました。
随神門です。萱葺きの赤い随神門は「神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神」と言われています。
随神門から約500メートル続く樹齢400年を数えるクマスギの並木。
木の勢いは現在も衰えることなく参道の神性を保っています。 立冬と立春には太陽が参道に沿って真っ直ぐに昇っていきます。
この参道杉並木を含む戸隠神社奥社社叢は長野県の史跡・天然記念物に指定されています。
門を越えるとそこはより神聖な場所であると感じました。
いよいよ対面!奥社で神話を感じ、戸隠最古の神を祀る九頭龍社へ
杉並木から坂道が続きます!
なかなかの心臓破りな坂なので休み休み。。。
やっと奥社が見えてきました。
奥社の祭神は、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。
その昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の素戔鳴尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒って天の岩屋へお隠れになったとき、閉じられていた岩戸を開けたと言われている神様です。
その天岩戸が戸隠に飛来し、戸隠山の姿になったと言い伝えられており、その麓に戸隠神社を構え、天手力雄命をはじめとする神様を祭るようになったのが戸隠神社のはじまりです。
開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などのご利益があるのだとか。
手水舎で手と口を洗い身のけがれを落とします。
奥社の直ぐ隣九頭龍神社があります。
九頭龍社の祭神は、奥社に「天手力雄命」が祀られる前から、すでに地主神だった「九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)」。
九頭龍社は、奥社よりさらに創建が古く、戸隠神社のなかで最古のお社です。心願成就のご神徳もとても高く、特別な信仰を集めています。
「九頭龍大神」は、9つの頭をもった竜で、生命の源の水を司る神様です。雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神として知られています。
ここでも手を合わせてご挨拶しました。
戸隠神社の最果てにある奥社と九頭龍社をご紹介しましたがいかがでしたか。
奥社の神聖な雰囲気を肌で感じると、戸隠が高野山や比叡山と並び繁栄した歴史や、その背景が感じ取れます。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。