松代焼 礎石 紡がれてきたの技術の結晶 長野「松代」の魅力
長野県の中でも現在注目されているエリアが「松代町」です。
松代町には多くの歴史的建築物が残されており、その中には現在人気を博している真田丸に関する史跡も多く含まれます。
そんな多くの歴史的魅力を持つ松代町の魅力を、その街並みとともに紹介します。
この記事の目次
旧松代駅(松代観光案内所)姿を変えて人々を見守る駅舎のおもかげ
長野県旧松代駅舎を再利用しているのが「松代観光案内所」です。
アルピコハイランドバスが運行する、松代線を使えば、長野駅や、長野バスターミナルから、バスの旅を楽しみながら、松代駅まで行くことができます。
旧駅舎ということもあって、目の前には松代駅バス停があり、すぐ後ろには松代城跡地があり、交通の便も良い立地になります。
ここは地域のボランティアの方が松代の魅力を紹介してくれます。地元の方ということもあり、紹介もわかりやすく、地元愛を感じます。
現在は廃線になっている長野電鉄屋代線が走っていた面影をホームに感じますが、今は線路ではなく駐車場になっています。
ホーム跡地だけを見ると、今にも電車がやってきそうな雰囲気が漂っていますが、現在は電車の代わりに、多くの方がこの地に足を運び、松代の魅力を体感しています。
松代城跡地歴史にも屈することのない松代城を支える礎石の技術
松代観光案内所のすぐ後方に松代城跡地があります。
現在はありませんが、江戸時代中期までは藩主である真田信幸の住居兼仕事場としての本丸御殿が残されていました。
しかし、1717年に起こった火災で焼け落ちてしまったとされています。
当時は火災の件数も非常に多く、たくさんの歴史的建造物が焼け落ちてしまったとされています。
松代城も城の礎石や、土壁の焼け跡から、それらの火事に見舞われたと考えられています。
また松代城は水害の被害も多く、本丸の南西に御殿を移したと考えられています。
現在の跡地には、本丸御殿こそありませんが、自然石を積み上げた石垣が残されており、その完成度から、当時の石工の技術の高さをうかがうことができます。
松代焼 その中に長野の山々と、職人たちの工夫の歴史を宿した芸術
松代に来たら、お土産は松代焼がおすすめです。
松代焼は長野県から認定を受けた伝統工芸品で、その歴史は古く200年の伝統があり、現在もその技法や材料を変えずに受け継いがれている工芸品です。
松代焼は非常に頑丈で、硬いので割れにくく日常生活の中で使う分にも最適です。また松代焼の作品の縁部分は、緑の色が濃くなる特徴があり、これは長野に連なる山々を示しています。
はるか昔から、長野県にあり続けた山々の姿を、日常のなかに生きる作品として残そうとした職人たちの想いと熱意が感じられます。
湯のみだけでなく、花瓶や、どんぶり、ティーカップなどがあります。ぜひ手にとり、伝統工芸品から職人たちの想いを感じとってみてください。
長野市松代町には多くの歴史的な名所があります。多くが災害や戦さ、人々の策謀で消えゆく中で、松代の人々は盛衰を形に残すことに尽力してきました。
歴史から文化や遺跡を守る松代の人々の想いを、現地に訪れて是非体感してみてください。