HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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江戸へタイムスリップ 小江戸川越の人気エリア「時の鐘・蔵造り」

  • 埼玉県の小江戸「川越」で一番の人気でにぎわいを見せる、「時の鐘・蔵造り」エリア。歴史はもちろん、目で見て音を聞いて楽しむも良し、香りを楽しむも良し、時の鐘・蔵造りエリアには五感で楽しむ名所がたくさんあります。江戸へタイムスリップしたような歴史旅をご紹介します。

    明治の大火災を生き抜いた小江戸川越の風情あふれる蔵造りの秘密とは

    〈写真02_alt:蔵造りの町並み〉
    本川越駅から約15分歩くと小江戸川越で人気を誇る蔵造りの町並みが約400m続いています。江戸の城下町の風情を感じる蔵造りエリアは多くの職人と商人で賑わっていたと言われています。職人や商人が一番守りたかったのが自身の店舗だったことから、大火災を生き抜いた「江戸黒」と呼ばれる黒漆喰仕上げの壁を用いた蔵造りの建造物が立ち並び、江戸の町並みを模すようになったそうです。
    〈写真03_alt:観音開き戸〉
    蔵造りの建物の特徴の一つが、火災から家を守る密閉性の高い「観音開き扉」と呼ばれる窓の構造です。この扉は火事の時にしか閉めません。
    〈写真04_alt:かげ盛り〉
    もう一つが川越の特徴でもある「かげ盛り」です。つけまつげのようにカールしているかげ盛りはとても珍しく、蔵造りの街並みの代表的な特徴です。

    小江戸川越のランドマークで「日本音風景100選」の「時の鐘」

    小江戸川越のシンボルといえばやはり「時の鐘」です。約350年間川越を見守りながら長い年月を刻んできました。蔵造りの町並みと同様に、時の鐘は必ず写真に収めておきたい撮影スポットになります。
    〈写真05_alt:時の鐘と蔵造り〉
    本川越駅から徒歩5分。「残したい日本の音風景100選(環境省)」に指定されている「時の鐘」は、江戸時代初期に川越の藩主・酒井忠勝によって建てられました。時計も普及していない時代に時間に厳しかったといわれている酒井忠勝が川越城と城下町に鐘の音を響き渡らせ、時間を把握していたと言わらています。鐘が鳴る時間は、6:00、12:00、15:00、18:00の一日4回(2016年11月時点)となっています。
    撮影スポットは蔵造りの町並みから時の鐘が面している道を入って10mの時の鐘を斜め下から眺めるスポット。蔵造りの街並みの全景と一緒に撮影できます。小江戸川越のシンボル「時の鐘」と一緒に想い出を残しましょう。

    名物「川越いも」でつくる ホクホクのお饅頭「いも恋」を食べ歩き

    〈写真06_alt:いも恋看板〉
    蔵造りエリアでは食べ歩きのできますので、川越の名物「川越いも」を使ったお饅頭「いも恋」をここでは紹介します。
    〈写真07_alt:いも恋〉
    モチモチのお饅頭生地の中にはたっぷりのあんことホクホクのさつまいもが濃密に詰まっています。川越のお土産としても人気の「いも恋」は埼玉の「彩の国認定優良ブランド品」にも認定されています。食べ歩きの特権はその場でいただけることです。
    小江戸川越にきたら名物「川越いも」で作る温かいホクホクした「いも恋」を是非ご堪能ください!

    明治創業から歴史を刻む老舗旅館 蔵造りの街並みに溶け込む松村旅館

    〈写真08_alt:松村屋旅館外観〉
    小江戸の蔵造りから歩いて約5分弱、川越駅から東武バスに乗り約5分、バス停市役所前で下車してすぐのところにある松村屋旅館は築140年の歴史をもつ老舗旅館で、多くの外国人や観光客などが泊まりにきます。
    〈写真09_alt:松村旅館ロビー〉外装は蔵造の街並みと溶け込む美しい造りで、ロビーには川越祭りの山車のオブジェなどが飾ってあります。蔵造りエリアは夜になると暖かい光でライトアップされ、昼間とは全く違う顔を持ちます。一日いて夜のお散歩にでかけてみてはいかがでしょうか。

     

    埼玉県川越の時の鐘・蔵造り周辺から、五感で味わう歴史旅をご紹介しました何度でも訪れたくなる町小江戸川越で、あなただけしか知らない魅力を探しに出かけしてみてはいかがでしょうか。