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カメラ好き必見!五箇山で触れないともったいないスポットをご紹介

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    富山県の南砺市(なんとし)にある五箇山(ごかやま)。相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落を中心とするこの地域は、1995年に世界文化遺産に登録されました。
    おすすめ写真スポットまで、旅にきっと役立つ情報をお届けします。

     

     

    相倉集落の集落全景撮影スポット「相倉展望広場」へ

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    JR城端線の城端駅より世界遺産バスに乗り換えて約25分。岐阜県の白川郷と一緒に世界遺産に登録された南砺市(なんとし)五箇山(ごかやま)の相倉集落へ向かいます。
    高い山々に囲まれた茅葺屋根の里に着き、バスを降りると、カメラをどこに向けていいかわからないほどに美しい日本の原風景の光景に、驚きました。

    まずは、定番スポット。相倉合掌造りの家屋を上から撮影できるスポットに向かいます。世界遺産バスのバス停相倉口から集落に向かって歩くと、右手に第一駐車場が現れます。駐車場に「相倉集落全景撮影スポットと書かれた小さな看板を見つけました。ここから徒歩約5分、山道を登ります。
    小さなベンチが置かれた場所に到着しました。ここからでも充分綺麗に撮影できますが、さらに少し下ると、撮影スポットに到着します。

     

     

    相倉の展望広場からの景色は美しく、見事な光景が目の前に広がっていました。まだ少し葉があり、景色とかぶっておりましたが、冬頃だと、木の葉が落ちてもっとはっきり集落が見えるそうです。

     

     

    五箇山の天狗伝説が残る「天狗の足跡」

     

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    続いて、相倉集落にある、豊かな自然が生み出した見どころの写真スポットをご紹介します!先ほどの第一駐車場から歩いて5分。民宿長ヨ門(ちょよもん)の玄関前にある「天狗の足跡(てんぐのあしあと)」に到着しました。
    五箇山には古くから天狗伝説が語り継がれているそうです。五箇山を取り囲む山には昔から天狗が住んでいて、一方の山から別の山に飛び移るときに一度足を着いたのが、この岩だとされています。
    足跡の大きさは人の足くらいですが、深さは2㎝以上はありそうです。天狗の力強さがうかがえますね。

     

    <16_gokayama_天狗の足跡別角度>

     

     

    雪解けを知らせる廿日石と五箇山の集落を守った夫婦ケヤキ

     

    <25_gokayama_廿日石引き>

    続いて訪れたのは、地主神社の境内下で、食事処・まつやの裏にある「廿日石(はつかいし)」です。天狗の足跡からは、徒歩約5分でした。
    例年4月になっても雪で覆われている五箇山ですが、この岩が雪の中から顔を出したら、あと20日もすれば集落の雪も全て消えてしまうといわれています。
    半年間の長い冬が終わり、今か今かと春を待ちわびる当時の人々の思いが伝わってくるようでした。

     

     

     

     

    続いて、集落北西の山中にある「夫婦ケヤキ(めおとけやき)」です。廿日石から歩いて5分の相倉民俗館を左手に進むと看板があります。これに沿って進んでいきましょう。
    ケヤキまでは徒歩15分。ちょっとした登山なので、動きやすい履物をおすすめします!
    あと5分の看板とともに、「旧五箇山街道」の立て板が。昔はここを通って交易がおこなわれていたそうです。
    夫婦ケヤキが見えました!

     

    <22_gokayama_夫婦ケヤキ全体>

     

    この根元には大岩があって、幹が2つに分かれています。
    しかし上ではくっついて一本の木になっていることから、夫婦ケヤキと呼ばれるようになったそうです。
    かつて雪崩から集落を守ったともいわれており、どこか神聖さも感じるような素敵な老夫婦です。

     

    夫婦ケヤキから相倉民俗館に戻り、向かいに位置する伝統産業館に訪れました。伝統産業館のあたりでは、花と合掌造りを一緒に映せます。
    他にも、5~6月なら早苗の水鏡に合掌造りが映りこむ「逆さ合掌」、秋は稲穂やススキ、冬は雪・・・
    どの季節でも楽しめますね!

     

     

    かつての白山信仰の修行場所、人形山に伝わる雪形伝説

     

     

    相倉集落最後のおすすめ写真スポットは、集落南西の端にある「人形山(ひとかたやま)」です。
    廿日石の南にある国民休養地広場から、人形山は一望できます。

    ここに伝わるのが雪形伝説。
    ある姉妹が、人形山に祀られているとされる白山権現のお告げにより、母の病気が回復したことのお礼に山を登ったけれども、吹雪に見舞われ息絶えてしまったといいます。

     

     

    <18_gokayama_人形山>

    (写真提供:五箇山総合案内所)
    春が訪れ雪が解けると、手をつなぐ姉妹の雪形が現れます。毎年5月中旬から6月下旬ごろが見ごろだそうですので、ぜひその時期に訪れてみてくださいね。

    所在地 : 〒939-1915 富山県南砺市相倉

     

     

    菅沼集落の集落全景撮影スポット「菅沼展望広場」へ

     

    <18_gokayama_suganuma>
    続いて、菅沼の展望広場からの景色も堪能しにいきました。世界遺産バスの菅沼おりばからすぐでアクセスが可能です。

    ちなみに展望広場へは、徒歩でも、集落奥にあるエレベーターでも行くことができます。
    夏なら、国道156号線沿いに少し歩くと全体が撮れますよ。

     

     

     

    五箇山では、一見何の変哲もない自然物から確かな生命力と、それを大切にして語り継いできた人々の郷土への思いが感じられるようでした。
    集落を歩いていると、穏やかで落ち着きを感じる一方、日常から離れ新鮮な気持ちにもなれました。
    ここには書かれていない見どころもたくさんありますので、ぜひ訪れて探してみてくださいね。

     

     

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