HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

HISTRIP MAGAZINE icon HISTRIP MAGAZINE

京都 南丹市に残る昔懐かしい風景 美山かやぶきの里で心温まる旅

  • 京都府南丹市美山町(なんたんしみやまちょう)に残る国の重要伝統的建造物群保存地区「美山かやぶきの里」。

    訪れる人々をどこか懐かしい気持ちにさせるまち。

    ゆっくりと流れる時間の中で、あなたのふるさとを探す旅に出かけませんか。

     

     

     

    昔話に出てくるような日本の原風景が残る場所 美山かやぶきの里とは

     

    JR山陰本線の日吉駅(ひよしえき)から南丹市営バスに揺られること約50分、かやぶきの里にやってきました。

     

    <写真01_miyama日吉駅>

     

    山に囲まれ、田園が広がり、目の前には生命をつなぐ由良川(ゆらがわ)の水がキラキラとかがやき、流れをつくり、さわやかな風を感じることができます。

     

    <写真01-2_miyama由良川>

     

    そんな日本の原風景が感じられる場所にかやぶき民家の集落が立ち並びます。

     

    <写真02_,miyamaかやぶきの里の全体像>

     

    ここが「美山かやぶきの里」です。

    美山町の東側に位置する知井地区(ちいちく)。

     

    〈写真03_miyamaかやぶきの里 アップ〉

     

    その知井地区の西の入り口に「かやぶきの里」は位置します。

    現在は38棟のかやぶき民家が今も残っており、村の方々が生活されています。

    豊かな自然と、古き良き日本の原風景が一年中楽しめるまちとして、たくさんの観光客が訪れています。

    かやぶきの里 所在地 : 〒601-0712 京都府南丹市美山町北”

     

     

     

    過去から引き継がれる重伝建 美山町北「かやぶきの里」の成り立ち

     

    かやぶきの里の歴史についてご紹介します。

     

    〈写真04_miyamaかやぶきの里全体写真〉

     

    美山北は、もともとは江戸末期から明治初期に形成された集落です。

    伝統的なかやぶき屋根の建築物が集まる北地区は、1993年国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

     

    〈写真05_miyamaかやぶきの里全体写真〉

     

    その後、里内のほぼ全戸の出資により、里全体の運営を担う「有限会社 かやぶきの里」が設立されました。

    お土産屋さん、、民宿の経営をこの会社が行っています。

    かやぶきの里は村の人々全員でつくり、守られ、続いてきました。

     

    〈写真06_miyama_ゆら川と赤橋〉

     

    そんな多くの人々の想いが詰まったこの集落は今でも多くの人が訪れます。

    京都という場所で、市街地ではなく、少し離れた山あいに今も残る日本の原風景へぜひ足を運んでみてください。

     

     

     

    美山町北「かやぶきの里」心ゆくまでリラックス 心の故郷へ帰る旅

     

    「北」停留所でバスを降ります。

     

    〈07_miyama北停留所〉

     

    振り返るとそこにはもう、かやぶき民家が建ち並んでいます。

     

    〈07-2_miyama北停留所前の景色〉

     

    道路を渡り、まずは「情報発信館 ゆるり」で各施設のパンフレットなどを入手しましょう。

    畑沿いを歩き坂道を少し登ると可愛い赤ポストが見えてきます。

     

    〈09_miyama赤ポスト〉

     

    かやぶきの里のシンボルのひとつでもあります。

    その坂道沿いはたくさんのかやぶき民家が立ち並び、郷愁を誘う風景が広がっています。

    里内をゆっくり散策し、自然を楽しみ、カフェやお食事処で一休み、現地の方々や、国内外から訪れる観光客の方々と訪れることで、安らぐ1日を過ごしませんか。

     

     

     

    人と人とがつながりあい、現在になお、その古き良き日本の風景を残す美山かやぶきの里。

    訪れる人々をどこか懐かしい気持ちにさせてくれる、温かい気持ちを思い出させてくれる場所。

    安らぎたい時、疲れた時、一度この場所に訪れてみませんか。

    素敵な出会いが待っていることでしょう。