散歩道で出会う自然と心温まる甲州名物ほうとう お蕎麦を満喫しよう
自然が豊富である盆地に囲まれた甲州市。
地元の人がよく訪れる散歩道を歩き盆地の景色を上から眺めてみませんか。
体を動かした後、体の中からほかほかになる山梨の郷土料理であるほうとうはいかがでしょうか。
古の伝統を繋ぐほうとうなど、気が休まるアットホームなお店を訪れるとそこには食の出会いが待っています。
この記事の目次
塩山フルーツラインで四季を感じるドライブへ 秋を知らせる彼岸花
この旅の移動でお世話になったタクシードライバー阿久津さんに
お勧めの自然景観を移動中に聞いてみました。こで教えていただいたのが
フルーツライン沿いにある彼岸花の花畑でした。
JR中央線塩山駅から車で約10分。
道沿いにいきなり現れる彼岸花の花畑。
近くに公園など車を止めて降りてみてくだいね。
この彼岸花の花畑は、「彼岸花の会」という団体の方々が、公園を華やかにするために
要望され、花を植えたそうです。
公園に花を添えることによって、自然をもっと感じることができ、遊びに来た方もこの花を見て、
リラックスしながら、散歩できるといいます。
公園の周りにはいたるところに花のマークの看板があります。
これは、合併前の塩山市がはぎの木をモチーフとし、マークとして、駐車場や花畑など、公園のいたるところに
ありますので、公園を訪れた際は是非、探してみてくださいね。
斜面一面に真っ赤な彼岸花が広がっていてとてもきれいでした。
もちろん、ドライブしながらでも見れる位置に咲いていますので、車の窓を開けて、
甲州の季節の自然を感じてみてくださいね。
フルーツラインはその名の通り丘陵の果樹園を巡る事が出来る道。
夜は見晴らしの丘から夜景も見れますし、昼間は南アルプスの眺めもよく、
フルーツ村やさくらんぼ・ぶどう農園もあるので、時間を問わず楽しむ事が出来きると阿久津さんに教えていただきました。
ドライブで一度走ってみませんか。
フルーツライン所在地 :山梨県甲州市 東山東部広域農道
盆地を見渡す自然景観を散歩道で 塩山ふれあいの森公園と滝本院へ
彼岸花を見た後は近くの塩山ふれあいの森公園に遊びにいってみてはどうでしょうか。
塩山駅から約10分程度、とても大きな公園があります。
富士見展望台を目指します。
この展望台は塩山ふれあいの森公園とともに2004年9月16日に設置されました。
地域の方々にアンケート調査を行ったところ、近所にきれいな公園ができるとうれしいという
要望が多く寄せられ、公園が作らてたそうです。
山梨県は盆地に囲ませた土地ですので、山が近くに多くあります。その山の斜面を利用して、
景色の良い展望台も兼ねて作られたそうです。
体力勝負です!楽しんで登っていきましょう!
私はこの時点で少し苦しかったのです。
斜面に沿って公園があるので、階段と坂の数が多いように思えますが、自然に囲まれたところで、
プチハイキングを楽しんでいるような感覚ですよ。
登りきるとそこには甲州の盆地を見渡せる気持ちの良い景色を見渡せます。
先ほどの疲れが一気に飛んでしまうほど、開放的な一望できる景色はとても素敵でした。
休憩するところもあるので、座りながら眺める事が出来ます。天気が良い時は真ん中に富士さんが
見えるそうです。ごみ拾いを行っていた方にここは散歩道にはちょうどいいとおっしゃっていました。
また、ゴミ拾いなど定期的な整備を行っている姿が見受けられました。
きれいな公園という印象を持ちました。
富士見展望台の他にフルーツパラダイス、昆虫の森、甲州八珍果園、薬草園などがあります。
お子様がいらっしゃる方は是非訪れてみてください。楽しい思い出が待っています。
塩山ふれあいの森公園 所在地 : 山梨県甲州市塩山小屋敷1779
旅の疲れは食で癒す 甲州名物ほうとうとそば切り発祥の地のお蕎麦
JR中央線塩山駅を降りてすぐ、好立地な場所にある 菊よし に訪れました。
店内はアットホームで昭和の雰囲気漂う。
山梨の郷土料理ほうとうは、小麦粉を練った平打ち麺と季節の野菜を味噌で煮込んで作ります。
かぼちゃ、サトイモ、白菜、ねぎ、ニンジンなど多くの野菜を使用した、栄養満点の料理です。
戦国時代に武田信玄公が、甲州に出入りした高僧(遣唐使)から伝承された陣中食(じんちゅうしょく)で、欲に“武田汁”と言われ、
生麺と季節の野菜を使い味噌汁の中で煮込むというもので、手間がかからず、消化も良く栄養価も高いことから、
野戦食として用いられたと伝えられています。
またあるひとつの説では、武田信玄公自ら伝家の宝刀で、麺を細長く切ったことから、
“宝刀”(ホウトウ)の名が生まれたという伝説もあります。
山梨県の大部分が山地であるため、水田が少なく米飯は貴重な食べ物でした。
代わりによく食べられたのがこの「ほうとう」です。
これほど普及しているものも少なく、
「朝はおねり、昼は麦飯、夜はカボチャのほうとう」というのが長い間甲州農村の日常生活での標準型であったようです。
こうして、食生活には欠かせない食べ物となり、郷土料理となりました。
是非旅に訪れた時は召し上がって下さいね。
もう一軒お勧めしたいお店があります。同じく塩山駅から徒歩約3分。 喜勝亭(きしょうてい)です。
1915年創業という塩山の地域の中でも歴史のあるお店です。
甲州はそば切り発祥の地です。そばがきとして団子状で食べられていたそば粉。
時代と共に細く切ってゆでて食べるようになり、大和の天目栖山雲寺がそばきりの発祥とされているため、
長野県から仕入れたそば粉で作ったそばを市内では気軽に楽しめるお店が多くあります。
改装された店内はとてもきれいです。靴を脱いで店内にあがり、おススメを聞きました。
おすすめはかき揚げせいろと教えていただき、注文しました。
おすすめの理由はかき揚げの大きさと、中の具です。野菜だけではなく、ぷりぷりの新鮮なエビ
はいっており、お蕎麦との相性が抜群だからです。
そばにはほんのり甘みがあり、かき揚げにはエビや玉ねぎなど具がたくさん入っていて、とてもボリュームがありました。
名物のほうとうと歴史あるお蕎麦。旅の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
菊よし 所在地 :山梨県甲州市塩山上於曽1860-2
喜勝亭 所在地 : 甲州市塩山上於曽1808-1
自然景観を楽しむことのできる甲州市塩山、いかがでしたでしょうか。
自然景観を作り出した歴史を知ることによって、新たな視点で旅をすることができますね。
ぜひ、絶景を見に歩いてみませんか。きっと解放的な景色があなたを待っています。
体を動かした後は、郷土料理を堪能し、お腹を満たしてくださいね。