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富岡に現存する日本最古の民家 大山城主 先祖の住宅「旧茂木家住宅」

  • 群馬県富岡市には、日本に実在する最古の板葺民家(1527年建設)があります。
    旧茂木(もてき)家住宅です。戦国時代から存在する想像もできないほどに古く価値のある日本最古の民家をご紹介します!

     

     

     

     

    豪商が築いた庭園の中にある「旧茂木家住宅」

    ユニークな電車に揺られたながら神農原駅につき、そこから歩いて約15分のところにある宮崎公園に訪れました。

     

     

     

    <写真03_alt:alt駅>

     

    大きな看板の目印がある公園が宮崎公園です。かなり急な坂と階段を上った先にあります。
    階段を上りきると展望スペースがありました。

     

     

    <写真04_alt:alt公園前>

     

     

     

    この公園は鈴木城作氏という地元の豪商が山の急斜面を利用し作った庭園がもとになっているそうです。

     

     

     

    <写真05_alt:alt宮崎公園の階段>

     

    旧茂木家住宅はそんな宮崎公園の上にありました。入場料は100円です。
    冒頭でもお伝えしましたが、旧茂木家住宅は現存する板葺石置屋根の民家の中で最も古い民家です。富岡市内の神農原という場所にあったものを移築されました。

     

     

     

    所在地 : 〒370-2453 群馬県富岡市宮崎 329

     

     

     

     

    旧茂木家住宅の古い歴史 富岡市日本最古と言われる住宅の秘密とは

     

     

     

    旧茂木家住宅の最大の特徴は、古代の掘立柱建物に通じる小屋組みで、棟持柱が屋根まで達していることです。柱材に残された後世の墨書には戦国時代の建築と記されています。
    さらに梁などの横材は曲がりくねりか細いものでした。柱材は手斧で多角形に仕上げられていること等があげられます。

     

     

     

    <写真11_alt:alt旧茂木家住宅外観>

     

     

    この所有者であった茂木家の先祖が、戦国時代に神農原にあった大山城の城主であったという古文書も伝えられています。
    初代は野宮淡路守信勝であったと伝えられ、代々28代城主として続き、29代目で茂木となったとされています。
    さらに、この建物がもとあった神農原の茂木義夫氏宅の周囲には現在も土塁の跡が確認できます。

     

     

     

    <写真06_alt:alt旧茂木家住宅看板>

     

     

     

    地元の人曰く、大山城跡は今は存在しておらず高速道路建設のため見ることはできないそうです。
    大山城跡に残された石碑があったかもしれないという情報もありました。探検心がくすぐられますね。

     

     

     

    日本最古の住宅と称される「」の内部を探検!

    建物の入り口を入ってすぐ右にあるのは馬の脚を洗う場所です。

     

     

    <写真07_alt:alt台所>
    その横にあるのは台所です。

     

     

    <写真08_alt:alt屋根>
    その後、スリッパを履いて畳を歩くとスピーカーから旧茂木家住宅の説明についての館内放送があり、部屋の説明やその時代の生活についてなど現地に行かなければ聞けない情報をおしえてくれました。

     

    <写真12_alt:alt展示物>

     

     

     

     

    部屋は全部で5つ。部屋の名称がそれぞれついており台所などある中、気になる名前の部屋を見つけました。
    その部屋の名称は. . .

     

     

    09_tomioka
    そのままでした。

     

     

    昔の建物の歴史や背景を知ることのできるとても貴重な場所に大満足でした。

     
    旅行雑誌にもほとんど掲載されていない穴場スポットなので観光客が少ない印象がありました。そのため人の目を気にすることなくじっくり中をじっくり見ることができるスポットですよ!ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。