【群馬県富岡】奇岩怪岩が連なる妙義山へ加賀前田氏も訪れた妙義山の信仰の歴史
日本二百名山の一つ妙義山。
古くから修験道として信仰も厚く、現在では、奇岩や岩峰が連なる様相が有特徴的で日本三大奇景にも選ばれています。
群馬県富岡市といえば富岡製糸場と思う人は多いと思いますが、そこから車で約分30~40分でアクセス可能富!歴史観光スポット、妙義山について歴史を紐解いていきましょう。
この記事の目次
かつては海の底!奇岩怪岩が連なる妙義山に隠された古い歴史とは
妙義山とは、妙義山は白雲山・金鶏山などの複数の山を合わせた地域の総称です。妙義山の標高は約1161メートル。
妙義山は古い火山が長い時間をかけて浸食を受けて硬いところが残った結果、異様な形をした嶺の多くが連なった景観になっているそうです。
奇岩や怪岩が連なる圧倒的な存在感から、古来より、山全体が磐座として信仰されてきました。
登山を目的に訪問する方が多く、春には桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪山と季節によって違う一面をみることができます。
登山コースは初級、中級、上級に分けられており、老若男女問わず初心者から上級者まで楽しめるスポットです。
ちなみにもともと海底にあったことから、化石が存在しているのだとか!
化石を探してながら散策するのも楽しいかもしれませんね。
車の駐車スペースは富岡市の運営する無料の駐車場があり、車で行くにも便利です!
天皇や加賀前田家も訪れた歴史を持つ!富岡市に存在する「妙義神社」
妙義神社について紹介します。
妙義神社はこの大きな鳥居が出迎えてくれます。
とても神聖な雰囲気が醸し出されていて、一歩踏み入れるのを躊躇するほどでした。
急な階段を165段登っていくと本殿があります。
本殿の裏には天狗が祀られており、思わず挨拶をしてしまいました。ぜひ訪れた際には、見つけてみてください。
妙義神社は歴史は古く537年に建てられ数多くのご利益があることから多くの参拝客が訪れていました。
本殿など主な建物は江戸時代初期から中期の間にかけて建てられ、参拝客の中には、歴代将軍を始め加賀の前田候外諸大名、天皇陛下も参拝された歴史があります。
妙義神社が鎮座する白雲山中腹には、今でも巨大な“大の字”が置かれ、大日如来を表現していたとも、妙義大権現を表現していたとも伝えられています。
大日如来は仏でありますが、大権現という表記となっており、神仏習合の名残りを感じますね。
神仏習合の歴史をご紹介する記事はこちら▶
小惑星の名前にも使用された!?富岡妙義山が誇る妙技神社の謎とは
本殿から階段をおり左に行くと社務所があります。
社務所に入り奥の部屋まで続く廊下には妙義山が昔地底にあったとわかる化石やその地に残る伝説の品など歴史的にも価値の高いものが並べられています。
一番奥の部屋は天皇しか入ることが許されなかった場所で他の部屋に比べ少し高い作りになっています。
また、徳川家の紋章などがあり、天皇や将軍家などその時代の偉い方が来られてた場所であることがわかります。
妙義神社にまつわる最近のニュースでは小惑星の名前に「Myogizinzya」として正式登録に使用されました。
本来、宗教など信仰に関連する名前は付けられなとされていますが特例で名付けられたそうです。
そこにはある宇宙飛行士や星の発見者との関係性もあり、社務所にはそのことにまつわる品も展示されているので、是非現地に行ってみてはいかがですか。
2017年11月に修繕工事が終わり建設当時の作りを見ることができます。
所在地 : 〒379-0201 群馬県富岡市妙義町妙義6
いかがでしたか。
妙義山は歴史と自然を同時に楽しめ、普段の生活から解放されるような爽快感が特徴的でとても素敵な場所でした。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。