~伝統工芸品体験~世界にひとつだけのオリジナルマイグラスを作ろう
栃木県の日光では、伝統工芸品として日光彫と陶器が有名です。
今回は東武日光駅近くにあるガラス工房、「グラススタジオ・ポンテ」にお邪魔して世界に一つだけのオリジナルマイグラスを作ります。
世界に一つだけのグラスを手に入れましょう!
この記事の目次
日光市の伝統工芸品である日光彫と陶磁器が有名となった経緯について
新宿駅から特急日光1号で約2時間、東武鉄道日光線の東武日光駅から車で約10分のところにあるガラス工房「グラススタジオ・ポンテ」を訪ねました。
日光市で日光彫が有名になった時代は、江戸時代の徳川家光将軍の時代でした。
現在の日光東照宮の豪華絢爛な姿に立て直す際に、有名な彫刻家を呼び集めたことがきっかけでした。
彫刻家の方々が空き時間に作品を作り、それを東照宮に訪れた人々に売って商売をしていたことから徐々に広まっていきました。
現在でも観光客に人気があり、特に海外から来た旅人はお土産や記念品として買って帰られるようです。
東照宮に行くと代表的な彫刻が多く見られます。東武日光駅から車で約10分のところに体験できる場所もあるので是非訪れてみてください。
また、陶磁器が有名となった理由は、陶磁器を作るのに使用される陶土が採れたことが始まりでした。
現在でも人気があり、ほとんどのお土産屋さんには陶磁器が売っています。
他の土地でも陶磁器が有名な場所はありますが、特に栃木県で採れる陶土の特徴はごつごつとした砂のような質感の特徴があります。
そのため、完成形は重く、割れやすい特徴があるのですがそこにまた味わいがあり人気を呼び集めています。
このように徐々に有名となり、栃木県の伝統工芸品となりました。
大自然に囲まれた環境の中にあるガラス工房にお邪魔してきました
さて、グラススタジオ・ポンテでグラス作りのはじまりです。
周りは森林に囲まれ、清々しい空気を感じながら世界に一つだけのマイグラスを作ります。
予約時に東武日光駅からの送迎サービスを申し込めるので、徒歩の方も安心して楽しむことができます。
こちらの体験教室はオーナーの方が元々グラスづくりが趣味だったそうで、グラス作りの環境に適した日光市で教室を開いたそうです。
グラス工房は女性のスタッフが多く、優しく丁寧に教えてくれることから人気を呼んでいます。
この日も、午前中にもかかわらず多くの方が体験づくりにいらっしゃっていました。
吹きガラス体験だけでなく、既製品の器に文字やイラストを刻み込むサンドブラスト体験や、アクセサリー体験などもできます。
どちらも短い時間で体験ができるので、たくさん観光を楽しみたい方にもおすすめです。
さらに、体験後はお土産のガラス細工を頂けたり、スタッフの方々自慢の手作りのガラス細工なども販売しているので、お土産や大切な方へのプレゼントにも最適です。
世界に一つだけのオリジナルマイ吹きグラスができるまでの作業工程
ガラスの原料は、ケイ素の酸化物であるケイ素塩g砂状になった珪砂を使用します。
さらに、珪砂にソーダ灰や石灰、再生処理された屑ガラスなどを加えて約1350~1500℃で溶解させます。
作業前にグラスの大きさや形を選び、グラスにつける色やデザインを決めます。
デザインを選んだら、スタッフの方が溶解炉から柔らく溶けたガラスを吹き竿に巻き取り、色ガラスの粒やパウダーを巻き付けます。色ガラスが馴染んだら息を吹き込んで小さい下玉を作ります。
形を整えたら体験の始まりです。優しく長い息を吹き込み、ガラスを膨らませます。
これを何回か繰り返えして形を整えていきます。
次に、吹き竿の先端から洋バシという道具を使用してくくりをいれていきます。
そして、木ごてをあててガラスの底になる部分を平らにし、そこにポンテ竿をつけてくくりの部分にやすりで傷をつけ、吹き竿を軽くたたいてガラスを切り離します。
最後に、ガラスの先端にあいた小さな穴に洋バシを閉じていれ、ゆっくり開くことで飲み口の部分を作ます。
ポンテ竿から切り離し、底の部分を焼いて馴染ませ、約500℃の徐冷炉の中にいれて一晩欠けて温度を下げるとオリジナルマイグラスの完成です。
これらの流れは大体一人20分ほどでできます。
息の吹き込みは難しくなく、小さなお子様でもできるので親子で楽しむこともできます。
完成したマイグラスは後日自宅に配送してくれることも可能なので、是非日光の旅の思い出に世界に一つだけのオリジナルマイグラスを作ってみてはいかがでしょうか。
中々ガラス細工を一から作る経験はできないので日光市に訪れて貴重な体験をすることが出できました。
グラスを見るたびに日光市の思い出がよみがえるので、皆さんにもぜひ一度、日光市に訪れたら体験していただきたいです。
自分で作ったグラスとなると愛着も湧き、思い出に残る品になること間違いなしです。