ライトアップされた倉敷川畔 静寂のなか佇む町並みを川舟で巡る旅
岡山県倉敷市には江戸時代に港町として栄えていた倉敷川があり、今も歴史の名残がある場所で気軽に川舟の体験ができます。
川舟の船頭さんが川舟流しが始まった背景など様々なことを教えてくださるので思い出に残ると思います。
また昼と夜の景色は全く違う魅力があるので、どちらも体感してみるのがおすすめです。
この記事の目次
川舟を通じて倉敷川と大原氏と児島氏との関係の歴史を体感しましょう
倉敷川周辺の地域は江戸時代に港町として栄え、この地域に物資を運んでくる運河として利用されていました。
現在の倉敷川の川幅は10メートル程ですが、船による物資の輸送がされていた頃には川幅は20メートルほどありました。
最も栄えていた時期には、約40隻の船が物資の運搬を行っていたとされています。
その後周辺の開拓が進み、船による運搬も制限され、1959年に倉敷川は運河として利用されなくなり機能を失いました。
この倉敷川に架かる有名な橋として今橋と中橋があります。
今橋のデザインは大原孫三郎氏と児島虎次郎氏が担当し、菊の紋と20本の竜が彫られています。
また長さは10メートル、幅は2メートルと小さいながらも重厚な橋となっており、橋の上で写真を撮る観光客でいっぱいです。
また中橋に関しても、花崗岩の一本もので作られているため写真で見るのではなく実際に見てみるのがおすすめです。
倉敷で川舟流しを知り 川舟体感をより有意義なものにしませんか?
川船体験ができる場所に行くには、大原美術館から約5分ほど歩いたところにある川船乗り場に行きます。
まず、平日の昼に運行している川舟の1日の利用者数と、土曜日に運行している川舟の利用者数の差はあまりなく、
運行状況はいつもほぼ満席の状態で、人気体験の1つとなっています。
川舟は幅広い層の人に利用され、また台湾からのお客様が多く、台湾の方にも川舟体験は人気です。
川舟流しが行われるようになった背景には、倉敷川を有効活用しようという想いや、親子などで楽しむことができるアクティビティを作り出そうという想いがあります。
夜の川舟流しならではの絶景スポットは、ライトアップされた町並みだといいます。
そして川船を体感することで、ほかの人たちとは違う視点で倉敷を体感出来るのでとてもおすすめです。
同じ町並みでも、夜になると昼とはまた違った雰囲気や景色になり、暗黒に浮かび上がるような景色が出てくるのでとてもおすすめです。
川舟の利用代金は大人が500円、子供が250円と気軽な値段で乗ることができるので、一度乗ってみるのはいかがでしょうか?
倉敷美観地区の魅力と倉敷館の歴史や設立された背景を体感しよう
倉敷美観地区の魅力は、やはり江戸時代から続く悠久の古き良き現代の良さがミックスした風景や雰囲気です。
JR倉敷駅から歩き、約10分ほど歩けば目的地に到着できます。また美観地区に入った瞬間に柳並木や白壁の町並みが続いたり、夜になるとまた倉敷川沿いがライトアップされまた違った雰囲気になります。同じ町なのに時間帯が変わるだけでこんなに雰囲気を変えれるのはおそらく倉敷だけだろうと感じました。
また倉敷館は現在では無料休憩所兼案内所になっていますが、もとは1841年に村会所として寄贈した建物であり明治時代以降も倉敷村や倉敷町の役場として使われました。
倉敷館の特徴は、隅に角塔を配置した木造2階建て下見板貼りの洋館であり、倉敷美観地区のなかで異色な存在であるからこそ、それだけに優雅なたたずまいが美しく感じられます。
倉敷館 所在地 :岡山県倉敷市中央1丁目4-8
倉敷川を最大限に活用した川舟流しは、どんな年齢でも楽しめ、連日満席になるほど人気の体験となっています。
夜になると昼とは雰囲気が一変し、暗黒から浮かび上がるような景色を見ることができるも必ず素敵な思い出となって心に残るはずです。