出雲の山と海に囲まれた鷺浦 民泊「輪島家」で安らぎの一時を過ごす
島根県出雲市には、出雲大社の他にも魅力があります。
その一つが、隠れた名所でもある「鵜鷺地区(うさぎちく)」です。
そんな鵜鷺地区についての歴史について知っていきましょう。
また、民泊「輪島家」についてご紹介していきます。
この記事の目次
出雲市に隠れる名所 鵜鷺地区の鷺浦にある輪島家までの道のり
鵜鷺地区の鷺浦にある民泊「輪島家」までは、バスかタクシーを利用して行きます。
出雲大社連絡所からうさぎ線のバスで停留所「鷺浦」まで約30分、鷺浦(さぎうら)に到着です。
タクシーの場合は、「鷺浦の八千代橋」とお伝えください。
料金は、大人410円/子供210円
タクシーでは約20分、料金は約3000円で行くことができます。
出雲大社から鷺浦に行くにはくねくねとカーブする山道を通るので、酔いやすい方は酔い止めがあると安心です。
だんだんと山奥に入っていき、周りを見渡すと雑木林が広がっていました。
こんな山奥に町があるのかと思うほどでした。
激しい山道を越えると今までの森林の風景が突如変わり、 鷺浦町という町が姿を現します。
長い間山道を走り続けた後に森林を抜けた瞬間、町が現れ海が広がる景色が見える瞬間は格別です。
バスを降りてすぐ片側には、八千代川があります。
春夏秋冬と四季折々の綺麗な姿を見せてくれます。
もう一方には、伊奈西波岐神社(いなせばきじんじゃ)が見ることができます。
バスを降りたら、 今回宿泊する民泊「輪島家」に向かいましょう 。
所在地:出雲市大社町鷺浦16
「輪島家」の歴史に迫る~北前船との関係どのように発展したか~
今回、民泊をさせてもっらた宿は「輪島家」です。
バス停鷺浦から八千代橋を渡り歩いて約5分、見えてくるのが民泊「輪島家」です。
目の前には船着き場があり、部屋から見えた海が一面に広がっている光景は絶景でした。
輪島家は、北前船が輪島地方から来た船頭さん達が定宿にしていた所です。
輪島家は約200年もの歴史があり、特に江戸~明治にかけて発展しました。
明治後半からは鉄道網が発展し、人と物資の運搬が鉄道で運ばれるようになったため活気がなくなってしまいましたが、町が発展した面影は今もこうして残っています。
また、鷺浦には「島根県出雲市から大阪まで下駄履きで行けた」という言い伝えがあります。
どういうことなのでしょうか?
この言い伝えは、実は「下駄を履いたまま船に乗れば、大阪まで行ける」というとんちのきいたお話で、北前船で発展した町らしいちょっとおかしな言い伝えですよね。
所在地:出雲市大社町鷺浦16
出雲市鷺浦 民泊「輪島家」~時の流れを忘れてくつろげる民泊体験~
輪島家は、北前船が風待ちの港として輪島地方から来た船頭さん達が定宿にしていた所です。
芸者さんを出雲大社から馬に乗せて連れてきてどんちゃん騒ぎをしたと言います。
昔の船乗りはお金持ちだったそうです。
それでは、輪島家の中へ入ってみましょう。
玄関先から家の奥まで庭が広がっています
そして、玄関を開けると畳の良い匂いが漂ってきました。
玄関を入ってすぐ左側には畳の部屋があります。
ふすまには、綺麗な絵がありました。
北前船の船頭達もこの綺麗な絵を見ていたかも知れませんね。
そのほかにも
お風呂
台所
食器棚
ベット
テーブル
このようなものがあります。
こんなにも多くの部屋と絶景。時間を忘れてここでゆったりと過ごしてはいかがですか。
所在地:出雲市大社町鷺浦16
北前船の船頭の定宿だった「輪島家」。
いまは隠れた名所、民泊「輪島家」となり受け継がれています。いまもなお、たくさんの人々が泊りに来ています。
海を眺めて、ゆったりとした時間を過ごしてはいかがですか?