加賀市の中の魅力ある場所の1つ!松尾芭蕉も訪れ滞在した山中温泉
石川県加賀市へは、東京駅から北陸新幹線を乗り継ぎ約4時間。大阪からは特急サンダーバードに乗り約2時間。
加賀市の山の方に位置する山中温泉には年間多くの観光客が訪れます。
今回は山中温泉の古き歴史と山中温泉ならではの見どころを旅します。
この記事の目次
松尾芭蕉も訪れた山中温泉の自然あふれる場所 鶴仙渓遊歩道を散策
JR加賀温泉駅からバスに揺られること約30分。
着いた先は、「奥の細道」を書いたことでも有名である松尾芭蕉も滞在したことがあるという山中温泉。
山中温泉の歴史はとても古く、3000以上年前にも遡るといわれています。
風情あふれる温泉街を抜けると、赤くそびえる大きなあやとり橋が見えてきました。
深い緑の中にひときわ目立つ橋とのコントラストはとても美しく感じました。
橋からは鶴仙渓(かくせんけい)の壮大な川の流が見えます。橋を渡りきると川沿いを歩く遊歩道に出てきました。
まずは左から攻めてみようと思います。遊歩道は本当に山と川の間にあり、山側からは水が滴りおちていています。
この少ない水が合わさっていくことによって、隣の大きな川になっていると考えると、とても胸が熱くなりました。
しばらく歩くと、芭蕉堂が見えてきました。今日は1年に1度の開門日だったので中を見ることが出来ました。
折り返して次はあやとり橋の右側に散策へ行きます。こちらも川と山の間の道となっていますが、少し雰囲気が先ほどとは違い、いい味がでていました。
1番奥の方まで進むとこおろぎ橋が見えてきました。
この橋は山中温泉を象徴するといっても過言ではないほど不思議な魅力を感じました。
所在地:石川県加賀市山中温泉
山中温泉でしか味わえないプチグルメ 川床セットと牛コロッケとは
鶴仙渓を散策したあとは初めのあやとり橋のすぐ下にあるカフェ「鶴仙渓 川床」に訪れました。
「鶴仙渓 川床」は鶴仙渓遊歩道沿いの滝のすぐそばにあり、滝つぼの上にお座敷があります。
メニューのスイーツは2種類あり、「川床ロール」や「冷静抹茶しるこ」を楽しめます。
温かい加賀棒茶がついてきます。
渓谷の深い緑、清らかな水の流れ、野鳥のさえずりを楽しみながら優雅なひとときを楽しむことができます。
自然の中に囲まれながら飲む加賀棒茶と川床ロールはとてもおいしく、リラックスできる空間でついつい長居をしてしまそうでした。
次にメイン通りのゆげ街道で肉のいずみやの牛コロッケを食べに訪れました。
このお店のこだわりは、できたてホクホクのコロッケやメンチカツを提供するところにあります。
早速注文してみました。
注文してから揚げられるコロッケは、衣はサクサク、中身はホクホクしていて本当においしく、しっかりとボリュームがありました。
山中温泉に来たなら必ず食べたい一品です。
所在地:石川県加賀市山中温泉南町ニ16
営業時間:9時~19時(日曜~15時)
定休日:無休
山中温泉街メイン通りゆげ街道 松尾芭蕉も絶賛したという菊の湯
最後に山中温泉の1番のメイン通りのゆげ街道を訪れました。
こおろぎ橋を抜け、坂を上ると広々とした道を進んでいきます。
ゆげ街道は山中温泉のちょうど真ん中に位置し、菊の湯からこおろぎ橋付近までの600mにわたる目抜き通りの道のことを言います。
訪れた観光客はお買い物、この町にしかない独特の雰囲気を楽しんで散策します。
地元で作られたお酒が売られている「加賀地酒蔵辻酒販」や先ほど訪れた「肉のいずみや」など様々なお店に囲まれています。
奥の方へ進んで行くと、この町のシンボルである山中座、菊の湯が見えてきました。ここでは全身浴だけでなく足湯も楽しめる場所でもあります。
足湯の周りからは温泉の硫黄のような匂いが立ち込めていて、温泉街に来ているんだと気分がとても高まりました。
足湯の温度は少し高めでしたが、体の芯までポカポカして、とても気持ちが良くなりました。
歩き疲れた足にはとてもうれしい場所ですね。
足湯のお隣にあるこの時計はからくり時計と呼ばれ、1時間ごとに人形が飛び出してきます。
所在地:石川県加賀市山中温泉湯の出町
山中温泉の旅はいかがでしたか?
ゆったりと鶴仙渓を散策した後は、気持ちよく山中温泉で汗を洗い、ゆげ街道でお買い物というのはいいかもしれませんね。
松尾芭蕉も訪れた山中温泉、1度巡ってみてはいかがでしょうか。
<写真00_あやとり橋①>