自然感じ歩く嵯峨鳥居本 重伝建を抜けて愛宕神社までの参道を歩く
京都・嵐山を少し越えた先にある静かな町、京都・嵯峨鳥居本(さがとりいもと)。
重要伝統的建造物群保存地区と自然が織りなす美しい町並みにあなたはきっと目を奪われることでしょう。
疲れたときには茶寮でほっと一息。
嵯峨鳥居本から愛宕山(あたごやま)までの美しい景観の中をあなたも歩いてみませんか。
この記事の目次
嵯峨鳥居本の竹林や美しい町並み 自然と調和した美しさを感じる
JR嵯峨野線・嵯峨嵐山から徒歩約30分、北西へと進んでいった先に嵯峨鳥居本はあります。
取材に訪れた9月は紅葉はまだ緑ですが11月中旬に訪れれば美しい紅色が私たちを迎えてくれます。
嵐山方面から向かった場合、鳥居本に入って最初に出会うお寺が祇王寺です。
ここでは背の高い木々によって光の入り具合が絶妙な加減に保たれており、非常に美しい苔を見ることができます。
嵯峨鳥居本は愛宕山の方面へと向かう坂道となっており、坂を上に進んでいくと左手にあだし野念仏寺というお寺を見つけることができます。
あだし野念仏寺にある竹林は海外の雑誌にも取り上げられる非常に美しい竹林となっています。
夏の青々とした生命力を感じる力強い竹林には圧巻されるばかりでした。
あだし野念仏寺から更に上へ進んでいくと愛宕山に続く一の鳥居を見ることができます。
その横には400年続く鮎茶屋平野屋があります。
自然と調和した美しい外観を見るのもよし、愛宕山登山前に腹ごしらえするもよし。
ぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。
嵯峨鳥居本 所在地 : 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本
歩き疲れたときの一息 嵯峨鳥居本の景観と食事を楽しめる茶寮弁治
お昼ご飯はどこで食べようか。
そう考えながら嵯峨鳥居本の坂道を歩いていると、気になるお店を見つけました。
門の中から手入れの行き届いた美しい庭が覗く茶寮弁治(さりょうべんじ)さんです。
外の立て札には嵯峨野とうふ膳の文字。
今日はここで食べよう!期待を胸にお店に入りました。
店内に入って真っ先に目に映るのはやはり美しい庭です。
非常に大きな窓ガラスとなっているため美しい庭を眺めながら食事をとることができます。
店内は落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間を過ごすことができました。
お食事のメインとなるお豆腐は地元で作られた嵯峨野豆腐で、なめらかな舌触りが特徴です。
黒米や湯葉などお豆腐以外も非常に美味しく、気が付けば全て食べ終わってしまっていました。
健康によいメニューのため、食事に気を使っている人でも美味しく頂けるかと思います。
開店日についてですが、秋のシーズンと土日祝日のお昼しか開いていないため訪れる際はご注意ください。
茶寮弁治 所在地 : 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本六反町12
山頂には古より信仰を集める愛宕神社 嵯峨鳥居本が誇る愛宕山を登る
古来より火伏の神様として信仰を集める愛宕神社。
愛宕山の山頂にある愛宕神社を目指して昔から多くの登山客が訪れます。
3歳までに参拝すると一生火事に合わないと言われているため、赤子を抱いたまま登山する親御さんも多いそうです。
一の鳥居からまっすぐ進み、トンネルを抜けた先に愛宕神社参詣登山道の立て札があります。
さらにまっすぐ進んでいくと川があり、ここで曲がると二の鳥居に出会うことができます。
ここから登山スタートです!
写真を見てわかる通り、なかなか険しい山道です。
飲み物は余裕をもって用意しておき、運動しやすい格好で登りましょう。
ちょうど山の中腹あたりで木々の隙間から京都市を一望できる場所があります。
特に険しいのは山の前半部分。
ここまで来れれば少し安心して登ることができます。
さらに登ること1時間、山頂に近づくと愛宕神社への石段が現れます。
無限に続くかと思える石段の先に進むことで愛宕神社に到着です!
全国900社ほどある愛宕神社の総本山で非常に歴史ある神社です。
険しい山の山頂にある愛宕神社は自然に囲まれている影響かより神聖なものに感じました。
火事に合わないようにお詣りして後は下山。
石が多く帰りは足場が不安定なので気を付けて下山しましょう!!
愛宕山 所在地 : 京都市右京区
美しい自然を感じられる嵯峨鳥居本と愛宕山はいかがだったでしょうか?
落ち着いた雰囲気で訪れた人々の心を癒してくれることでしょう。
ここで食べるご飯も格別です。
写真で見るのと実際に行って見てみるのはまた別のこと。
実際に足を運んで嵯峨鳥居本や愛宕山の美しさを実感してみてください!