自然が豊かな「杜の都」仙台でまちに根づく緑と歴史を感じる旅
宮城県仙台市は古くから東北における政治の中心であった一方で、その街並みに緑が多いことで知られてきました。
現在では「杜の都」のキャッチコピーでも知られています。
仙台のまちに溶け込む緑を体感してみましょう!
この記事の目次
「杜の都」仙台のシンボルマーク!ケヤキ並木が続く定禅寺通りを散策
まずは仙台駅から地下鉄南北線で約5分、「勾当台公園」駅で降りればすぐに「杜の都」仙台のシンボルマーク、定禅寺通りにつきます。
定禅寺通りへは市内循環観光バスの「るーぷる」でも15番のバス停「定禅寺通市役所前」で降りてすぐに行くことができ、アクセスは抜群です。
仙台市の中心部を東西約700mに渡ってケヤキ並木が続くこの定禅寺通りは、彫刻が並ぶ遊歩道には、両脇にベンチがいくつも設置されており、市民の憩いの場になっています。
今回取材に訪れたのは夏でしたが、道の両脇に並ぶケヤキのつくる木陰が夏の日差しを遮ってくれて、屋外でも涼しさを感じることができました。
通り沿いにはたくさんのお店が並んでいて、近くには商店街もあったので買い物やランチを楽しむこともできます。
秋には紅葉、冬にはイルミネーションと季節によってもまた違った顔を見せてくれるようなので、通りを歩くだけでも季節を感じることができそうです。
所在地 : 宮城県仙台市青葉区
仙台の木々に守られて眠る伊達氏三代を訪れる 彼らの霊廟・瑞鳳殿へ
次に訪れるのは、仙台藩祖・伊達政宗の遺命によって造られた霊廟・瑞鳳殿(ずいほうでん)です!
瑞鳳殿は、先程も紹介した観光バス「るーぷる」の4番のバス停「瑞鳳殿前」で降りてすぐのところにあります。
仙台駅からはバスを使えば約15分ほどで到着します。
瑞鳳殿は桃山文化の豪華絢爛な建物や、多くの貴重な品々を展示する資料館ももちろんすばらしいですが、瑞鳳殿を囲む杉をはじめとした木々も壮観です!
瑞鳳殿へ行くまでに少し長い階段を上るのですが、その両脇にも木々が並びます。
夏でも木々のおかげで涼しく、霊廟があることもあってかどこか静かな空気が流れています。
階段を上った先に見えてくる瑞鳳殿や、二代目・三代目藩主の霊廟である感仙殿(かんせんでん)、善応殿(ぜんのうでん)もまた深い緑の木々に囲まれていて、まるで木々が伊達氏が眠る霊廟を守っているかのように見えました。
今回訪れた夏の時期には、木々は鮮やかな濃い緑をしていましたが、春には桜、秋には紅葉と四季折々の顔を見せてくれるようなので、季節ごとの瑞鳳殿を楽しむのもいいかもしれません。
所在地 : 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2
http://www.zuihoden.com/
杜の都のまちを一望!! かつての仙台藩の政治の中心地 仙台城跡へ
最後に訪れるのは仙台の地を治めた伊達氏の居城・青葉城の跡地、仙台城跡です!
仙台城跡も観光バス「るーぷる」の6番のバス停「仙台城跡」から行くことができます。
仙台駅からは約20分、先ほど紹介した瑞鳳殿からはやく10分で到着します。
仙台城跡は、城の名前にもなっている青葉山を登った先にあります。
そのため城跡を囲む一帯が自然豊かな場所でした。
仙台城跡には有名な伊達政宗の像が立っています。
みなさんも一度は写真などでみたことがあるのではないでしょうか。
その像の反対側を見てみると、仙台市内を一望できる場所になっていました。
青葉山の上にあるため、仙台市内を見下ろす形になっていて、「杜の都」といわれる仙台市が緑の多い場所であることを見て取ることができました。
良く晴れた日には太平洋の水平線を眺めることもでき、とても景色の良い場所でした。
残念ながら現在は天守閣は残っていませんが、当時を知ることのできる資料展示館や宮城県護国神社もあります。
仙台城跡で当時と変わらない青葉山の緑とともに伊達氏が生きた当時に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
所在地 : 宮城県仙台市青葉区川内1
http://honmarukaikan.com/
今回は「杜の都」仙台の緑に焦点を当てて、仙台市の観光スポットを巡ってみましたが、いかがでしたか。
「杜の都」の名前の通り自然豊かな仙台は、行く時期によっても違う顔をみせてくれるでしょう。
ぜひ仙台であなたのお気に入りの「杜」を見つけてみてください。