古くから残る仙台市の歴史的建造物と仙台発祥の食を味わう歴史旅
様々な名所があふれる宮城県・仙台市。
仙台市には古き良き桃山時代の建造物や最古の木造建築物、仙台生まれの食のように古くから受け継がれているものに溢れています。
そんな古き良き素敵な仙台の魅力に触れる旅に出かけましょう!
この記事の目次
仙台の人気戦国武将伊達政宗の霊屋「瑞鳳殿」の豪華絢爛な廟建築へ
さあ宮城県仙台市へ出かけましょう。
宮城県仙台市へは、空路を利用すると仙台国際空港からJR仙台空港アクセス線で7駅、約30分。
陸路を利用すると東京駅から東北新幹線に乗り、約1時間ほどで到着することができます。
まずはじめに向かうのは、仙台の偉人伊達政宗が眠る瑞鳳殿(ずいほうでん)です。
瑞鳳殿に向かうには仙台の観光バス「るーぷるバス」に乗車し、約15分。「瑞鳳殿前」で下車します。
「るーぷるバス」とは仙台の名所を巡る観光バスで、仙台駅のバスプールから利用することができます。
1日乗車券は大人620円で仙台市内の各所を巡るのにとても便利です。
瑞鳳殿前に到着すると少し坂を上り、瑞鳳殿の看板が見えてくると参道の階段に入ります。
階段の両脇を杉並木が囲んでいるため景色に圧倒されます。
中へ進むと涅槃門(ねはんもん)があり、その奥に瑞鳳殿があります。
瑞鳳殿が表す江戸時代初期の豪華絢爛な桃山文化の廟建築はとても美しく目を奪われます。
すぐ横には資料館も併設されており、墓室発掘の映像や政宗の偉業の紹介映像なども見ることができます。
また、瑞鳳殿の他にも2代目藩主忠宗をまつる感仙殿や、3代目藩主綱宗をまつる善応殿もあります。
これらは木々に囲まれた自然の中にあり、静かな空気の中で神聖な場所に感じられました。
静寂な空気の中にある偉人の霊廟、仙台を訪れたら欠かせないスポットではないでしょうか。
所在地 : 〒980-0814 仙台市青葉区霊屋下23-2
仙台の国指定重要文化財 最古の木造建築「陸奥国分寺薬師堂」の魅力
次に向かうのは仙台最古の木造建築物である、陸奥国分寺薬師堂です。
陸奥国分寺薬師堂へは仙台駅から地下鉄東西線で3駅、約7分で「薬師堂駅」で下車し、徒歩約8分です。
駅を出ると史跡 陸奥国分寺跡のを紹介する標識があります。
天平年間に聖武天皇の勅願に基づいて国分寺が建立されましたが、この陸奥国分寺は最も最北に位置する国分寺だそうです。
この陸奥国分寺薬師堂は仙台最古の建造物、そして国指定重要文化財であり
中へ進むと長きにわたり守られ続けていたことがきれいに整備された芝生などから感じられました。
一番奥に伊達政宗の時代に再建された薬師堂が見え、金堂の跡地には説明書きがなされていました。
また、薬師堂にも聖武天皇が建築したのち伊達政宗が再建したことについての説明があり、初めて知る方にも分かりやすいと感じます。
陸奥国分寺薬師堂の中はとても静かで由緒正しき国分寺という空気が伝わってきた気がしました。
仙台最古の建造物、重要文化財の陸奥国分寺薬師堂。
ぜひ最北の国分寺、足を運んでみませんか。
所在地 :〒984-0047 宮城県仙台市若林区木ノ下3−8−1
宮城仙台市ゆかりの牛タンを味わいに老舗のお店「旨味大助」さんへ
最終目的地は、やはり仙台発祥の食を味わいに出かけましょう!
今回伺わせていただいたのは牛タン発祥の老舗店、「旨味大助」さんです。
こちらは勾当台公園駅から約徒歩3分、商店街のとなりの通りにあります。
さあ探そう、そう思った矢先に老舗の雰囲気が漂うのれんが目に入ると、「旨味大助」さんを発見しました。
平日で18時ごろに伺ったのですが並ぶことなく中へ入らせていただきました。
カウンター席と少し座敷席があり、店内は少し狭めで、まさに長く続く老舗の香りを感じました。
カウンター席について牛タン四枚セット(1500円)を注文すると、店主の方が目の前で牛タンを焼き始めます。
このカウンターとお店の方との距離がまたコミュニケーションが取れるよい距離で、長く続いている秘訣なのかなとも感じられました。
焼き上がりを待つこと数分、肉厚でジューシーな牛タンには食べやすいよう切り込みが入れられています。
こちらのセットはご飯、牛タン、野菜漬け、テールスープです。
仙台発祥の食、牛タンを食べるなら長く続く老舗のお店牛タン発祥の「旨味大助」さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。
所在地 : 〒980-0803 仙台市青葉区国分町二丁目11-11
さあ古くから残る文化財と食を巡る仙台の旅はいかがでしたでしょうか。
歴史的な場所に行ってみること、その土地の食を味わうことはやはり旅の醍醐味ですよね。
ぜひ古くから残る仙台の魅力を堪能する旅に出かけましょう。