HISTRIP(ヒストリップ)|歴史的建造物に泊まろう

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~江戸風情を感じる宿場町~ 重伝建 亀山関宿の町並みを楽しむ旅

  • 三重県亀山市関町。

    そこはかつて東海道五十三次の江戸から数えて四十七番目の宿場町でした。

    江戸時代の歴史的な町並みを残し、1984年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定されました。

    その宿場町の町並みへいざ旅に出ましょう。

     

     

    ~忍TRAINに乗って~ 旧東海道 亀山関宿の町並みへ

     

    <01_kameyama:草津駅>

     

    <02_kameyama:忍トレイン>

     

    JR草津駅から柘植方面の電車を待っていると、やってきたのは「忍SHINOBI-TRAIN」!

    車両には忍者が描かれています。

     

    <03_kameyama:忍トレイン車内広告>

     

    <04_kameyama:忍トレインつり革>

     

    車内の広告やつり革にも遊び心たっぷりで、旅の移動も楽しめます。

     

    <05_kameyama:柘植駅>

     

    すてきな「忍SHINOBI-TRAIN」とも柘植駅でお別れです。

     

    <06_kameyama:亀山行きワンマン電車>

     

    柘植駅で亀山行きのワンマン電車に乗り換えます。

     

    <07_kameyama:関駅>

     

    約20分ほどで、JR関駅に到着します。

     

    <08_kameyama:関宿パンフレット>

     

    駅舎のすぐ横に観光用の案内地図などが置いてあります。

     

    <09_kameyama:関宿観光案内地図>

     

    また、駅前に大きな関町観光案内図があるので、スポットをチェックしてから行くといいですよ!

     

    <10_kameyama:関宿への一本道>

     

    JR関駅から重要伝統的建造物群保存地区の関宿のまちなみまでは一本道。

    道中、少し足を止めて寄り道をしながらのんびりと散策してしまいます。

    「忍SHINOBI-TRAIN」は約2年間の運行予定とのことなので、ぜひこの機会に旅の一つの楽しみにしてはいかがでしょうか。

    所在地 : 関駅 519-1111 三重県亀山市関町新所

     

     

    ~江戸の風情を残す宿場町~ 亀山関宿の東の入口「東追分」

     

    <11-1_kameyama:亀山のまちなみ>

     

    江戸風情の残る、関宿の町並みに着きました。

    いよいよ重要伝統的建造物群保存地区関宿の町並み散策へと参ります。

     

    <11-2_kameyama:亀山のまちなみ>

     

    ここ関宿は鈴鹿峠を控える、東海道五十三次の江戸から数えて四十七番目の宿場町として、江戸時代に栄えた町です。

    1601年の宿駅制で宿場町に定められた頃は、地蔵院門前の小規模集落でしたが17世紀後半には整備が進み、現在の規模まで発展しました。

    関宿のまちなみは、東追分(ひがしのおおいわけ)から西追分(にしのおおいわけ)までの約1.8㎞。

    関駅前の一本道からくると、ちょうど真ん中くらいのところに着きます。

     

    <12_kameyama:東追分>

     

    そこから右手に進むと東追分にたどり着きました。

    東追分は、東海道と伊勢別街道の分岐点であり、関宿の東の入口です。

    この大きな鳥居は、伊勢神宮の式年遷宮の際に古い鳥居をこちらに移すならわしだそうです。

     

    <13_kameyama:東追分の看板とかるた>

     

    木で作られた看板の横には、「関宿かるた」が掛けられています。

    関宿の町並みには、この関宿かるたが掛けられた場所がいくつかあるので、探しながら歩いてみると楽しいですよ。

    また、ここはかなり交通量が多いので、訪れる際には周りに十分気を付けてください。

    所在地 : 東追分 519-1107 三重県亀山市関町木崎

     

     

    亀山関宿 歴史的な町並み保存と町の人々の暮らしの両立

     

    <14_kameyama:東追分からみたまちなみ>

     

    では、東追分から西追分に向かって歩いていきます。

     

    <15_kameyama:左側町屋>

     

    <16_kameyama:右側町屋>

     

    道沿いには平入の二階建の町屋が連なっています。

    1階と2階の境目にある庇(ひさし)を見ると、板のものや瓦のものが多く見られます。

    高さが一直線に揃った庇の美しさにしばし見とれてしまいます。

     

    <17_kameyama:消火器>

     

    町屋の造りにも目が行きますが、すこし離れてみると、私達が普段目にしているものたちが隠れています。

    こちらは消火器が収納されている木箱です。

     

    <18_kameyama:ゴミ捨て場>

     

    少し道を外れたところにあるゴミ捨て場も木箱になっています。

     

    <19_kameyama:ポスト>

     

    そしてポストも町並みに合わせて古風なデザインになっています。

    思わずお手紙を書いて入れたくなるような、かわいらしさに心ひかれました。

     

    <20_kameyama:ポール>

     

    ポールも赤白ではなく茶色で目立たない色の物が使われています。

    関宿の町並み保存のテーマは「生活をしながらの保存」です。

    これらの町の人々の生活感を感じる、歴史的な町並みも関宿の特徴とも言えます。

    関宿の町並みを歩いて、歴史的な町並みと人々の暮らしの共存を感じてみてください。

    所在地 : 東追分 519-1107 三重県亀山市関町木崎

     

     

    亀山関宿の町並みを一望できるスポット~「百六里庭・眺関亭」~

     

    先ほどの東追分から西追分に向かって約10分ほど歩くと、宿場町「関宿」の町並みを一望できる場所があります。

     

    <21_kameyama:百六里庭・眺関亭正面>

     

    それが「百六里庭・眺関亭(ひゃくろくりてい・ちょうかんてい)」です。

    百六里庭は、住民の方々が参加されたワークショップを通じてデザインされた庭園だそうです。

     

    <22_kameyama:百六里庭・眺関亭中>

     

    中に入ると、休憩のできるスペースがあります。

    歩き疲れた足を休めながら、一息つくのもいいかもしれませんね。

     

    <23_kameyama:関宿見取り図>

     

    眺関亭の中には関宿の見取り図があるので、ぜひ二階へ行く前にご覧ください。

     

    <24_kameyama:眺関亭階段>

     

    では二階に上がってみましょう。

     

    <25_kameyama:百六里庭・眺関亭からの眺め>

     

    <26_kameyama:百六里庭・眺関亭からの眺め>

     

    なんという見晴らしでしょうか。

    屋根の連なりが美しく、思わずカメラから目を離して立ち尽くしました。

    町屋の連なりが一望できる、絶好の場所です。

    午前8時から午後5時まで開放されており、時間によってまた違った景色を楽しむことができます。

    ぜひ移り変わる江戸の町並みをのんびりと眺めに来てください。

    所在地 : 519-1112 三重県亀山市関町中町地内

     

     

    江戸風情を残す関宿の町並みはいかがでしたか。

    建造物の造りを楽しみながら、その背景を知ることで、一層深く関宿の町並みを感じることができます。

    また、「関宿かるた」や細やかな意匠を見つけると、町歩きをさらに楽しめます。

    ぜひ関宿の町並みを歩いてみてください。