仙台の偉人であり人気戦国武将の伊達政宗ゆかりの地を巡る歴史旅
宮城県の偉人といえば、仙台初藩主伊達政宗を思い出すのではないでしょうか?
仙台市や松島には伊達62万石といわれるほどの偉業を達成した伊達政宗のゆかりの数々の建造物があります。
そんなゆかりの地を巡り伊達政宗を感じ理解を深める歴史旅に出かけてみてはいかがですか?
この記事の目次
仙台藩初代藩主 伊達政宗が築き居城とした仙台城跡へ訪ねてみよう
偉人伊達政宗のゆかりの地を巡る旅、はじめに仙台城跡へ訪ねましょう。
まず宮城県仙台市へは空路を利用すると、仙台国際空港からJR仙台空港アクセス線で7駅、約30分。
陸路を利用すると東京駅から東北新幹線に乗り、約1時間ほどで到着することができます。
仙台城跡までは仙台駅から観光バス「るーぷるバス」にのって約22分、「仙台城跡」で下車します。
バスを降りると少し坂を上がります。
するととても開けた場所が見えてきます。そうここが仙台城本丸大広間跡です。
そして奥まで進んでいくと、仙台市内を見渡すように伊達政宗の騎馬像が悠然とたたずんでいます。
ここから見下ろす仙台市内は、まるで伊達62万石といわれた偉業をなした伊達政宗と同じ視線で見ているかのような気がします。
それにしてもとてもきれいな景色を見下ろすことができます。
ほかにも仙台城があったことを知らせる石碑や「荒城の月」を書いた土井晩翠の銅像もあり、2003年夏には、国の史跡指定を受けたそうです。
仙台城跡へ実際訪れてみると、仙台城跡と仙台市内が地形的特徴として上と下になっているところが、伊達政宗がうまく政治を回すことができた理由なのではと感じられました。
仙台初藩主伊達政宗が築き、居城とした仙台城。
そんな山城の面影を今に伝える仙台城跡に足を運ぶことで戦国時代にタイムスリップできるかもしれませんね。
所在地 : 宮城県仙台市青葉区川内1-2
仙台市内青葉城資料展示館で仙台城や伊達政宗について理解を深めよう
次に向かうのは青葉城資料展示館です。
仙台城跡のすぐそばに位置しているため、仙台城跡に訪れた方は皆さん寄られるのではないでしょうか。
今回はやはり仙台城からの流れで向かいました。
入り口につくと、すでに歴史的な雰囲気が感じられます。
こちらの資料館には先ほどの仙台城の全景復元模型や伊達家に伝わる品々が展示されています。
あんまり詳しくない方でも、年表があったり、それぞれの展示品への説明書が自由にいただけるのでとても理解が深まるように感じます。
なかでも伊達政宗が勢力を増していた時代の家臣の配置地図には支配地の広さに驚かされました。
伊達政宗直筆の書状の展示もあります。
そして、こちらの資料館は展示品だけではなく、青葉城の城内を再現したCGシアターや、バーチャルで城下町を回ることができるなど
体験するような形で仙台城を身近に感じられることができます。
訪れた際には伊達家について知識はありませんでしたが、歴史をはじめ実際に政宗が使っていた品々を見物でき、バーチャル映像で体験することもできたため分かりやすく、伊達政宗についてより興味がわきました。
どうでしょうか。今の仙台を形作ったともいえる伊達政宗についてもっと知りたくなりませんか?
仙台城跡へ訪れるだけでなく資料館で歴史を学ぶというのも旅が楽しくなるポイントになるかもしれませんね。
所在地 : 〒980-0862 仙台市青葉区川内1
宮城県松島の国宝指定の本堂や庫裡がある「瑞巌寺」の魅力を知ろう
最後に伊達政宗ゆかりの地、松島の瑞巌寺(ずいがんじ)へ出かけましょう。
瑞巌寺へは仙台駅からJR仙石線で約40分「松島海岸駅」で下車し、約徒歩10分です。
瑞巌寺へ参道を歩いていきます。参道は杉並木に囲まれており壮観です。
参道を歩いていると静寂な空間に飲まれるような感覚になりました。
瑞巌寺は伊達政宗の菩提寺であり、また寺院の台所でもある庫裡(くり)や瑞巌寺の本堂は国宝にも指定されています。
瑞巌寺の本堂は入母屋造りで本瓦葺きで10の部屋があり、建設には約5年もの年月をかけておりそれぞれの部屋がおのおの特色を持っています。
本堂の近くには樹齢400年にもなる梅の木が植えられており、自然も美しく管理されていました。
入り口にはかわいらしいだるまみくじもありました。
平安時代に延福寺という前身が創設されてから長い歴史をもつ瑞巌寺。
伊達政宗の時代の再興やその後守られ続けてきた歴史的建造物。
本堂の中は撮影禁止で残念ですが、本堂の中にある数々の部屋、庫裡、杉並木の参道すべてに趣が凝らされており、一つ一つが全体としての美しさを構成しているように感じられました。
そんな空間へ新しい景色をみに出かけましょう。
所在地 : 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地
宮城県・仙台市の偉人伊達政宗のゆかりの地を巡る旅いかがでしたでしょうか。
当時東北の主権を握っていたといわれるほどの力があった伊達政宗、まだまだ知らない魅力がいっぱいです。
そんな歴史上の人物に寄り添ってみる旅も素敵な旅になりそうですね。