島原の豊かな湧水が流れる鯉の泳ぐまちで心の芯までリフレッシュ!
歴史的名所である美しい町並みが、四季折々の表情を見せてくれる長崎県・島原市。
今回は島原湧水群を代表する鯉の泳ぐまちで、心をリフレッシュする旅を提案します!
豊かな湧き水を間近に、自然も体感してみましょう!
この記事の目次
日本名水百選の島原湧水群 鯉の泳ぐまちを散策!清らかな流れを体感
JR島原駅より徒歩約10分の新町、別名「鯉の泳ぐまち」を訪れました。
湧き水が豊富な新町一帯には、全長100メートルの水路があります。
町に足を踏み入れると、静かな水の流れる音が涼しさと一緒に聞こえてきました。
古くから水の都・島原とも呼ばれており、その豊富な水資源を使ったスイーツ「かんざらし」も有名です。
旅で出会った町人は、「島原の水は本当に美味しくて、この水を飲んで成長してきたようなもの」とお話してくださいました!
それほど島原の人々にとって欠かせないものであり、豊かな水を大切に、今まで育んできたことが伝わってきました。
50箇所を越える湧き水ポイントは、1日の湧水量が22万トンにもなり、日本名水百選にも選ばれています。
そんな鯉の泳ぐまちには、どのような名所があるのでしょうか?早速、旅をしてみましょう!
鯉の泳ぐまち 所在地 : 長崎県島原市新町
登録有形文化財のしまばら湧水館で心穏やかなひとときを過ごす
つづいて、JR島原駅より徒歩約12分の鯉の泳ぐまちのちょうど中央あたりに位置する「しまばら湧水館」(旧三村家住宅)を訪れました。
昭和初期に建築された貴重な保存家屋として登録有形文化財に登録されていますが、町の休憩所として9時00分~18時00分まで誰でも無料で入ることができます。
広々としたつくりの和室の縁側からは、心落ち着くお庭を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
ボランティアの方が「ゆっくり過ごしてね」と声をかけてくださり、いつまでもここに居たい!
と思えるような心地良い空間でついつい長居してしまいました!
またしまばら湧水館では、郷土料理かんざらしの手作り体験をすることもできるので貴重な旅の体感を楽しんでみてはいかがでしょうか。
しまばら湧水館 所在地 : 島原市新町2丁目122
登録有形文化財島原の四明荘で豊かな湧き水に癒される 優雅な歴史旅
最後に、JR島原駅より徒歩約15分の「湧水庭園四明荘」を訪れました。
先ほど訪れたしまばら湧水館からもすぐのところに建っています。
明治後期に建てられたこの四明荘(旧伊東氏庭園)は、国の登録有形文化財となっています。
古くから、四方の眺望に優れる屋敷として島原市民に愛されてきました。
四明荘の名もそれに由来して、主屋に付けられた名称だそうです。
透き通った庭園の池には、一日に約3000トンもの清水が流れています。
美しい庭園は、禅僧を招いてつくられたものです。
庭園の池には、錦鯉が気持ちよさそうに回遊していてとても風情がありました。
湧き水があまりにも透き通っているので、まるで鯉が空を泳いでいるかのように感じました。
しまばら湧水館も、四明荘も、湧水とともにゆったりと流れる島原の時の流れを象徴するかのような歴史的な建物でした!
無料で入ることができるので、鯉の泳ぐまちを訪れた際は、是非足を運んでみてください!
湧水庭園四明荘 所在地 : 長崎県島原市新町2
鯉の泳ぐまちに流れる豊かな湧き水と、しまばら湧水館・湧水庭園四明荘でのリラックス歴史旅をお届けしました!
今回訪れた名所以外にも、近くには創業100年の麺屋さんや、少し足を伸ばせば武家屋敷・島原城を訪れることができます。
島原での歴史旅を存分に満喫してみてください!