和・華・蘭文化の融合!重要文化財の眼鏡橋と長崎ならではのグルメ旅
和・華・蘭文化が見事に融合する長崎県・長崎市は、見どころ盛り沢山で歴史旅におすすめしたい町のひとつです!
今回は、国内でも珍しい石橋群を訪れ、長崎ならではのあのお土産と、絶対に食べたいグルメも提案します!
この記事の目次
重要文化財に登録の日本最初のアーチ式石橋 長崎市の中島川沿いを散策
長崎市内を走る路面電車に乗り「賑町(にぎわいまち)」下車、徒歩約2分の「眼鏡橋」を訪れました。
市内を流れる中島川はわずか5キロメートルほどの短い川ですが、そこに18もの橋が架けられており、石橋群となっています。
長崎の町人たちのは石橋を生活道として、主に寺町の仏寺に行く参道として使われていたそうです。
眼鏡橋の名の通り、水面に映る石橋のアーチと実際の石橋のアーチが合わさって、まるで眼鏡のように見えるのが分かりますか?
実はこの眼鏡橋は、なんと日本最古の石造りアーチ橋だそうです!
1632年に興福寺の唐僧・黙子禅師によって架設され、国指定の重要文化財となっています!
とても美しい石造りの橋で、見る方向・位置によって表情も豊かで楽しむことができました。
近づいて横から見ると、まるで鼻のうえに眼鏡がかかっているかのようで楽しい発見でした。
眼鏡橋以外にも、形の異なった橋を楽しむことができるので、是非中島川沿いを散策してゆったりとして時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
眼鏡橋 所在地 : 長崎県長崎市魚の町
世界との窓口・長崎に伝わったポルトガルのお菓子は今や日本の銘菓
路面電車で「賑町」下車、徒歩約2分の「匠寛堂」(しょうかんどう)を訪れました。
先ほどの眼鏡橋のすぐ近くにある伝統ある長崎銘菓のお店です!
グルメが豊富な長崎で、幅広い世代から人気のあるお菓子といえば…カステラですね!
400年以上も前に、ポルトガルから長崎に伝えられた南蛮菓子を和菓子風にアレンジし、長崎で独自の発展を遂げたのがカステラです。
匠寛堂店内ではイートインは出来ませんが、いくつか種類があるので迷っていると少しだけ試食をいただくことができました。
添加物を一切使わず、原材料にこだわったカステラはしっかりと卵黄と砂糖の風味が生きた味わいで、お土産用のカステラを即決しました!
長崎を訪れた際は、様々なお店のカステラを食べ比べてみて、お気に入りのお店を見つけてみるのも良いかもしれません!
匠寛堂 所在地 : 長崎県長崎市魚の町7-24
長崎で生まれた日本の中華料理~ちゃんぽん~考案のお店で舌鼓!
路面電車で大浦天主堂下(おおうらてんしゅどうした)駅下車、徒歩約1分の「四海樓」(しかいろう)を訪れました。
長崎の銘菓はカステラですが、グルメの代表選手とも言えるのは「ちゃんぽん」ではないでしょうか!
中国から渡ってきた食べ物のように思いますが、実はちゃんぽんは明治時代に長崎で生まれたグルメなのです!
ここ四海楼の初代であった陳平順が、長崎に来ていた中国人留学生のために、美味しくてボリュームのある、栄養満点メニューを考案したことが始まりだそうです。
まさに日本で生まれた中華料理にふさわしい四海樓のちゃんぽんは、コクのあるスープにもちもち・つるつるの麺とたっぷりの野菜が入って上品な味でした!
お店の中からは、港が見渡せるロケーションも素敵な店内でした。
四海樓 所在地 : 長崎県長崎市松が枝町4-5
どこかノスタルジックな雰囲気が漂う中島川沿いの石橋群から、長崎の代名詞と言っても過言ではない銘菓・カステラとグルメ・ちゃんぽんを紹介しました!
まだまだ隠れた名店や名所が市内随所にある長崎市。一度足を運ぶとまた行きたくなる、そんな魅力を体感してみてはいかがでしょうか。