ディープな歴史を発見!城下町散策で奥深く訪ねる~八代~とグルメ
八代城をはじめ、かつて城下町だった一帯に様々な歴史が残る熊本県・八代市(やつしろし)。
せっかく訪れた際は、主要名所だけでなく、ディープな歴史の扉を開いてみませんか?
名産地ならではのご当地グルメも紹介します!
この記事の目次
八代城下町に残る武士たちの生活の跡 今は地中に眠る有形文化財!
JR鹿児島本線・八代駅からバス約10分、八代宮前で下車し、徒歩で約2分の「永御蔵跡」(ながおくらあと)を訪れました。
この辺りは、1622年に完成した八代城の三の丸だった場所にあたります。
加藤・細川の両時代に、武家屋敷があった場所でもあり、その後1687年に米蔵が建てられ、永御蔵と呼ばれるようになったそうです。
永御蔵跡は現在、八代市指定の有形文化財に登録されています。
1987年に行われた発掘調査によって、永御蔵の井戸が発見されたそうで、この下に埋め戻して保管されています。
随分と長い時間を経て発見されるものがあることも、歴史の面白味を色濃くしているように感じました。
江戸時代の生活の跡をここで辿った後は、永御蔵の建物の一部が移築保存されている春光寺にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
永御蔵跡 所在地 : 熊本県八代市西松江城町
こんなところに歴史の発見!八代本町アーケード商店街にあった宿の跡
続いて、永御蔵跡から徒歩で約5分、アーケード街の方へ進みます。
八代市には、本町1丁目、本町2丁目、本町3丁目、そして通町と4つの商店街があり、町の人々にとって欠かせない場所です。
昔は、遠く天草からも買い物に訪れる旅人がいたそうです。
そんな本町アーケードをゆっくり歩いていると、お店の方が思いがけない歴史情報を教えてくださいました!
なんとこの場所、元々宿が建っていたそうで、その昔にあの篤姫も宿泊をしたと言い伝えられる御客屋跡だそうです!
今は建物の跡のみとなっていましたが、思わぬところで歴史と遭遇し、これも旅の醍醐味だと嬉しい気持ちになりました。
八代の商店街を訪れた際は、是非、町の人々とのコミュニケーションも取ってみてください。
本町アーケード 所在地 : 熊本県八代市本町1丁目
太陽のめぐみがたっぷり八代名産のトマトを使ったご当地グルメを堪能
ディープな八代の歴史を楽しんだ後は、八代のグルメを求めてJR鹿児島本線・八代駅より徒歩約10分の中華料理店「王張」(わんちゃん)を訪れました。
八代を代表する野菜と言えば…
そう!トマトですね!
このお店では、名産の八代トマトを使ったアレンジ料理を手軽にいただくことができます。
八代ならではのトマトをふんだんに使ったあっさりスープの「とまとぴーえん」という麺料理と、トマト餃子をいただきました。
餃子の中に、甘みたっぷりの八代トマトが入っているだけでなく、皮にもトマトが使われているこだわりです。
次々とお箸が進む美味しさでお腹も満たされました!
産地ならではのアイディア料理は、普段味わえないご当地グルメとしておすすめです!
王張 所在地 : 熊本県八代市旭中央通5-9
歴史旅に出かけることで、本やインターネットだけでは知れない奥深い歴史に出会うことができました!
現地の町人とのふれあいも旅の楽しみのひとつではないでしょうか。
八代城跡を訪れた後は、是非今回紹介したディープな名所やご当地グルメを楽しんでみてください!