伊勢志摩サミットで世界も注目!伊勢神宮の外宮へ参拝しませんか
三重県伊勢市に位置する伊勢神宮。
今日、「お伊勢さん」や「大神宮さま」と呼ばれ親しまれていますが、昔から「一生に一度はお伊勢参り」と歌われるほど、憧れを抱かれる存在として浸透し、今の時代でも、一度は参拝してみたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな伊勢神宮外宮の魅力を紹介します。
この記事の目次
駅を降りた途端、何か空気が違う。辿り着くまでも楽しめる伊勢参りを!
大阪から電車で約2時間、田畑が広がる車窓が見えてくると、古くから伊勢参りの玄関口として利用されてきた伊勢市駅に到着します。
JR伊勢市駅を出るとすぐ正面の大きな鳥居がお出迎えしてくれます。
この鳥居から外宮参道が始まっており、すでに神聖な空気を実感できます。
お伊勢参りは外宮、内宮の順にお参りすることが古くからの習わしとされています。
神宮のお祭りが「外宮先祭」といい、まず外宮から行われるので、参拝も外宮からとされているようです。
外宮参道は、明治時代には鉄道が敷かれ、とても賑わっていたそうです。
外宮参道にはたくさんのお土産屋さんや旅館、飲食店が立ち並んでおり、外宮に辿り着く道中も伊勢の歴史や街並を存分に堪能できます。
中でもオススメは、大正時代から代々続いている「山田館」という老舗旅館です。
前を通るだけでもレトロな雰囲気が漂う木造三層楼を見れば、時間が止まったかのような懐かしきロマンスに触れることができます。
周りの旅館が廃業していく中、戦火からも逃れ、何度も時代の移り変わりを経て残された旅館というのは相当歴史を感じ、中に入っておもてなしを体感してみるのもいいですね。
所在地:516-0074 三重県伊勢市本町13−1
公式HP:伊勢の宿 山田館
やさしい木漏れ日のさす壮大な森。外宮の神秘的な空気を味わおう
外宮参道を約7分歩くと「外宮」の正面に到着します。
衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする外宮。
外宮には2つ入口があり、どちらにも火事を除けるという意味の「火除橋」がかかっています。
神宮に向かって左側が表参道への橋なのでこちらを渡る人がほとんどだと思います。
火除橋を渡り、正面に立ちはだかる鳥居をくぐれば、そこにはまるで映画の世界のような広大な森が広がっており、物凄い強大な重厚感を感じます。樹齢1000年を越えるものや見事な巨木が数多く存在しており、言葉では表すことができないような神秘的な新鮮な空気を味わうことができます!
外宮は、約1500年の歴史があり、20年に1度行われる式年遷宮は、なんと飛鳥時代の690年から現在まで1300年にわたって続いことから、その歴史の長さを感じることができますね。
また、おみくじがないことに気付きました!
これも歴史の長さに由来していて、これほどに歴史を誇る神宮は、訪れたことそのものが大吉とされていたためだそうです。
神宮本来の文化を厳格に表現されている神宮だからこそ、長きに渡って愛されるのだと思います。
知らなきゃ損!日本最大のパワースポットさらなるパワー探しの旅へ!
日本古来の伝統文化を継承しており、神宮全体が日本最大のパワースポットと言われている「伊勢神宮」。
神宮境内に樹齢1000年を越えると言われている見事な巨木が数多く存在しています。
それだけ多くの木が長い間生きていくためにはたくさんの栄養が必要で、伊勢神宮には木々を生かすパワーがあると考えられています。
ですが、その中でもさらにパワーがみなぎる場所があり、ご紹介いたします!
表参道火除橋を渡り、第一鳥居、第二鳥居をくぐり、神楽殿の前を通過すると見えてくるのが「三ツ石」です。
別名「川原祓所」と呼ばれ、式年遷宮が行われる時はここでお祓いを行うそうです。
上に手をかざすと不思議と暖かいように感じました。ぜひ体感していただきたいです。
さぁ、正宮でお参りをすませたら別宮へと移動しましょう!
別宮へは石橋を渡っていくのですが、知らないとつい見逃してしまいそうなパワースポットがあります。
それは石橋の上にある大きな一枚岩で、横から見ると亀が甲羅から顔を覗かせているように見えることから「亀石」と呼ばれています。
歩くだけでなく、ぜひ手で触れてみることによって、よりパワーをもらうことができると言われているのでぜひ!
所在地:516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
公式HP:伊勢神宮
神宮の御札に使用されている和紙の製造所「伊勢和紙館」へ行こう
神宮の御礼やお守りに使用されている御用紙が、実は神宮の近くで製造されていたと知っていましたか?
伊勢神宮・外宮を出て、徒歩10分。
入口には「伊勢和紙館 大豊和紙工業(株)」と書かれた看板があり、「神宮御用紙製造場」の石柱立っています。
敷地へ進むとまず手前には「伊勢和紙館」という建物があり、和紙の製造工程に関する展示があります。
和紙の原料は植物の樹皮だそうです。
手漉きと機械抄きの二つの製造方法があり、最近は機械化が進み、手すきはかなり少なくなったそうです。
そして敷地をさらに奥に進むと民家が見えてきます。
格子の引き戸を開けると、馴染みある上履きが並べてあり、懐かしい雰囲気につい引き込まれます。
二階が、期間ごとに和紙に関するいろいろな作品が展示されているギャラリーになっており、この日は革製品がご法度だった時代に生み出された擬革紙の展示がされていました。
すべて和紙で作られているのですが、本当に革のような手触りでした。
所在地:516-0079 三重県伊勢市大世古1丁目10−30
公式HP:伊勢和紙館
長い長い歴史がある伊勢神宮だからこそ感じられるエネルギーがたくさんある外宮。
2000年近くという想像もできないようなはるか昔を体感できる唯一の場所です。
是非、自身で伊勢神宮が放つ底知れないパワーを体感してみてください。