情緒あふれる由布院の江戸の町並み「湯の坪街道」で食べ歩き歴史旅
別府駅から電車で1時間20分ほどで到着する由布院駅。
そのモダンでシックなおしゃれな駅から広がる由布院の世界を旅してみました。
きっとあなたも、「現代のハイセンスな空気」と「どこか懐かしいレトロな空気」の美しい融合に心惹かれることでしょう。
この記事の目次
シックでモダンなセンスあふれるおしゃれな造り「由布院駅」 を散策
JR別府駅から電車で約1時間20分。
自然あふれた美しい街由布院駅に到着します。
改札にはまだ電子改札は導入されておらず、駅員さんを介して下車、乗車します。
全体的に駅内装は黒く塗られ、モダンなデザインになっていました。
1990年に大分県出身の建築家、磯崎新氏が設計したとされています。
礼拝堂をイメージした高さ12mの吹き抜けのあるコンコースや、改札のないオープンな造りが特徴だそうです。
待合室に行ってみると、そこはまるで美術館か博物館のようでした。
沢山の面白いアートが展示されていました。
「アートの町」と言われている湯布院は、絵画、写真、陶芸、木工芸、竹工芸、彫刻、書、音楽など多岐にわたる芸術作品がこの町で生まれているそうです。
天窓からは光が差し込んでいて、その設計も美しいと感じました。
住所:〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8−2
由布院の恵みを贅沢に使ったご当地グルメ「豊後ひつまぶし」を堪能
由布院駅から徒歩約3分。
立派な門構えのお店、由布まぶし心を訪れました。
お店の前からすでにお肉の焼けるいい匂いがしてきます。
早速メニューの「豊後ひつまぶし」を注文しました。
大分といえば、霜降りで柔らかな肉質で知られる黒毛和牛「豊後牛(ぶんごぎゅう)」は有名です。
豊後牛は大分の恵まれた自然の中で育まれ、輝かしい歴史と実績を持つ牛肉の最高傑作とされています。
豊後牛の歴史は古く、1921年に東京で開催された全国品評会で最優秀賞に輝き「牛は豊後が日本一」という幟を掲げ銀座をパレードしたとの記録が残っています。
こちらが「由布まぶし心」の地元の野菜のみを使用した前菜と豊後ひつまぶしです。
様々な大分県ならではの薬味を好みに合わせて追加し、頂きます。
豊後牛のとろけるように柔らかなお肉は絶品でした。
住所:〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北5-3 (2F)
江戸時代の番屋を思わせる雰囲気漂う街並み 「湯の平街道」散策
豊後ひつまぶしを堪能した後は、情緒あふれる湯の平街道を散策しました。
レトロな雰囲気の中に、おしゃれなスイーツショップや由布院産の野菜を使ったレストラン、工芸品やオリジナルグッズを販売するお店がたくさん右へ左へと続いていました。
1952年、湯布院盆地をダム化して水力発電所を建設する案件があったそうです。
しかし由布院の地元の人たちはそれに反対し、美しい自然豊かな観光地として発展していくために努力し、現在の由布院観光のメインストリートとなっている湯の平街道が出来上がったそうです。
江戸時代の情緒あふれる様子を参考に湯の平街道を企画したそうです。
訪れた日も、平日にかかわらずたくさんの観光客の方々がいらっしゃいました。
今や全国的に人気なここ由布院も、たくさんの人の努力の末に作られた場所なことを学びました。
センスあふれるアートな駅由布院駅から出発する、どこか懐かしい雰囲気漂う湯の平街道散策はいかがでしたか?
ぜひあなたも一度、心とお腹が満たされる豊後牛を堪能してみてください。
湯の平街道で昔懐かしい気持ちに浸りながら、お友達のお土産に、自分に、ショッピングを楽しむのもいいかもしれませんね。