江戸時代からの美肌の秘密~明礬温泉~で身も心も癒される別府大人旅
世界第二位の温泉湧出量を誇る大分県別府市。
その中でも今回紹介するのは江戸時代から続く美肌の湯とされている明礬(みょうばん)温泉です。
一度足を下ろしてみると、きっとあなたも江戸時代からの魅力がわかるはずです。
この記事の目次
「明礬温泉」で美肌になる乳白色のお湯を別府の絶景と共に大満喫
別府駅から亀の井バスで約25分、地蔵湯前下車。
山の上に明礬温泉はありました。
明礬温泉は戦国時代、大友宗麟という戦国大名によって開かれた湯治場といわれています。
一方明礬温泉が全国に知られるようになったのは明治時代から。
明礬温泉で昔ながらの方法で製造される湯の花の人気と共に有名になったそうです。
早速明礬温泉へ。
お湯は乳白色で少しぬるぬるしているように思いました。
殺菌性が高く、皮膚病に効果的とされている明礬温泉には、戦国時代の人々にも人気だったそうです。
現在も湯治を目的とした観光客の方がたくさん来るようです。
明礬温泉は高い標高に位置している事もあり、温泉に入りながら別府の絶景を楽しめることも魅力の一つです。
とても空気が良く、リフレッシュできました。
所在地:〒874-0843大分県別府市明礬温泉6組
「国指定重要無形民俗文化財」 江戸時代からの明礬湯の花製造に学ぶ
明礬温泉の代名詞ともいわれているのが、天然記念物入浴剤としても有名な湯の花です。
湯の花とは、全国でここ明礬でしか製造されない、温泉成分の結晶された全く純粋な薬用効果抜群の天然入浴剤です。
ここでは江戸時代から変わらない製造方法で作られていました。
湯の花製造は、国指定重要無形民俗文化財になっています。
ここでは実際に湯の花製造を間近で見ることができました。
写真のようなわら屋根小屋で、湯の花は作られていました。
展示場では江戸時代から続く湯の花製造方法が詳しく説明されていました。
昔の人々の深い経験と知恵から生まれた、素晴らしい江戸時代の近代的化学工場のようでした。
レトロな雰囲気の岡本屋で舌鼓~別府明礬温泉名物、地獄蒸しプリン~
明礬温泉の名物、岡本屋さんの地獄蒸しプリンを頂きました。
沢山の観光客の方がいらっしゃいました。
こちらのプリンは1988年からの変わらぬ味であり、明礬温泉の蒸気熱で製造されているようです。
苦みが効いたカラメルと、濃厚で柔らかな味わいがなんともいえぬ美味しさでした。
店内の雰囲気もレトロで落ち着いた雰囲気で、とてもゆっくりとできます。
店内には明礬温泉で作られた、湯の花や、温泉グッズなども販売されていました。
また、地獄蒸しプリンもお持ち帰り可能なようでした。
帰りのバスを待っている時間など、ぜひ立ち寄ってみるといいかもしれませんね。
あなたのお腹も心も満たされる時間となるでしょう。
今回は、江戸時代から現代まで続く美肌の秘密に触れながらの明礬歴史旅でした。
あなたもぜひ、別府八湯の一つ、大分県明礬を訪ねてみてはいかがでしょうか。
きっと、心もおなかも幸せで満たされることでしょう。