ここに来たらまるわかり!三重県伊勢に詳しい歴史博士になれる歴史旅
長い長い2000年にも及ぶ伊勢の歴史。
時代を超えて語り伝えられてきたものがあるからこそ、歴史はこの時代に刻まれます。
今回は、その語り伝えられてきた魅力ある歴史を深く知ることができる、ぜひあなたに訪れてほしい名所を巡ります。
この記事の目次
日本人のこころのふるさと 伊勢神宮で行われているお祭りを知ろう
三重県にある日本人のこころのふるさと、伊勢神宮は、衣食住の神様を祀る外宮と、日本人の氏神様を祀る内宮に分かれています。
神宮では、五穀豊穣を祈る祈年祭や神職・楽師を祓い清める大祓など、実は年間1500回を超えるお祭りが行われおります。
そのお祭りに関する資料や社殿建築や式年遷宮で撤下された御装束神宝を中心に、重要文化財等の貴重な資料も展示しているのがこの「神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)」です。
このなんとも優美な、つい写真に収めたくなるような建物は、赤坂離宮を手掛けた片山東熊の設計で、国の登録有形文化財に登録されています。ルネッサンス様式の外観で、建物自体がとても魅力的なものでした。
隣設して、「神宮農業館」という施設もあり、こちらでは自給自足の伝統を守る神饌や農林水産関係の資料を展示しており、こちらも国の登録有形文化財となっている平等院鳳凰堂をイメージしてつくられた和洋折衷の建築物です。
せっかくの機会に、同時に見て回ることをおすすめします。
所在地:516-0016 三重県伊勢市神田久志本町1754-1
公式HP:神宮徴古館
「みちひらき」の神様!?お伊勢参りには欠かせない場所
内宮方面からおはらい町を抜けると、出口から徒歩約3分のところに「猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)」が見えてきます。
人々を善い方に導き、世の中の行方を開く「みちひらき」の神様として信仰されている神社です。
大神は天孫をお導きの後、伊勢の地を本拠として国土の開拓を指導し、伊勢神宮の創建に尽力したと言われています。
このように開拓や創建に携わった功績から、物事の始まりの際には道しるべとなってくれる神様であり、お伊勢参りへ行く前に参拝すると、道のりの安全を守ってくれているとされているのです。
また、この神社にはたくさんのご利益が潜んでいるとも伝えられており、この八角形の古殿地(こでんち)と呼ばれる石に刻まれた自分の干支を触ると幸運が実るとされていて、手にしっかりと文字が刻印されるぐらい押し付けるのがポイントです!
珍しい願いの込め方でいつものお祈りよりご利益を感じることができます。
たから石と呼ばれるこの舟形石は、蛇が乗っているように見えるため、縁起が良いとされています。
猿田彦神社で伊勢神宮を創建した神様に会えるなんて、また一つ上の伊勢歴史旅が楽しめると思います。
所在地:516-0026 三重県伊勢市宇治浦田2丁目1−10
公式HP:猿田彦神社
伊勢通への第一歩!おはらい町にある塾に通うのはいかがですか?
内宮方面からおはらい町へ進み、徒歩約10分。半分を過ぎたぐらいのところに『五十鈴塾』と書かれた看板が見えてきます。
『五十鈴塾』とは、日本の風土・伊勢の風土が育てた伝統文化を大切に、伊勢神宮のことから、日本の伝統文化、暮らしにまつわるさまざまな文化などを学び、体感できる塾です。
建物に入ると素敵なお庭が広がっていて、土日祝中心に、お庭の見えるこの部屋で伊勢の歴史に関する講座や伊勢神宮125社巡りの講座などが開催されているそうです。とても清らかな気持ちで歴史を体感することができます。
また、今回はお茶室を見せて頂くことができました。4.5畳という狭さに驚きましたが、平均的なお茶室の広さだそうです。
お茶立ての体験講座もあり、有名な伊勢茶の歴史を体感することもできます。
今、まさに世界から注目され、高い評価を受けている日本の文化。
まずは私たち日本人が、「日本の心」を見つめなおしてみませんか?
所在地:516-0026 三重県伊勢市宇治浦田1丁目5-3
公式HP:五十鈴塾
何度も訪れる方も多くいる人気観光地のひとつ、伊勢ですが、まだまだ魅力は潜んでいるように思います。
この記事を読んで、また一味違った伊勢の歴史旅に出かけませんか?
この町には、たくさんの歴史を体感できるスポットがあり、本当におすすめです!