指定文化財に商人の町並み 話題のお土産処 見所溢れる近江八幡
豊臣秀次が築いた城と町。
近江八幡は歴史が今につながっている素晴しいまちです。
今回はそんな近江八幡の見所溢れる3カ所、指定文化財登録の旧住居や、近江商人のまちなみとして有名な通り、大人気のスイーツ店をご紹介します。
この記事の目次
当時では珍しい堂々3階建て 市指定文化財近江八幡商人の旧伴家住宅
まず訪れたのは近江八幡駅からバスで6分、近江八幡市の指定文化文化財、旧伴家住宅です。
ここは江戸時代、八幡町の中でも一等地であった京街道と新町通りの角地に建つ建物のひとつです。
1827年から1840年にかけて建てられたと考えられる3階建ての建物です。
旧伴家住宅は当時としては珍しい3階建ての極めて大きい規模の建物で、地震に耐えうる堅固な建物を目指して建てたとの記録が残っています。
入り口を入ると大きな土間があり、土間の奥には3階の屋根裏まで達する高い吹き抜けがあります。
広々とした贅沢な空間の使い方から、判家の繁栄ぶりが伺えます。
左義長(さぎちょう)まつりで使われる、立派な左義長が展示されています。
2階には45畳の大広間があります。
柱や梁も太く、迫力を感じます。
かわいいお雛様が飾られていましたが、季節ごとに展示物も変わるそうです。
制限が厳しく、2階建ては基本的に禁じられていたという当時、3階建ての建物を造れたのは八幡商人の力を示していると考えられています。
建物自体がとても大きく、部屋もたくさんあり、当時の活躍が反映されていると感じます。
江戸時代に海外でも活躍 近江商人の町並みがつづく重伝建地区新町通
先ほどの旧伴家住宅を含む4つの歴史資料館が並ぶ新町通り。
近江商人の街並みとして、重要伝統的建造物保存地区に指定されており、代表的な観光地になっています。
城下町が誕生し開町から10年、廃城となってしまいますがその後は商業都市として栄えた近江八幡。
北は北海道、南は九州、さらに東南アジアまで活躍した近江商人のふるさとのひとつです。
そんな近江八幡の中心ともいえる通りがこの新町通りです。
風情ある町並みで、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気です。
ここでは商人たちの住宅が並び、格子戸がついた家など、都会では決して見ることのできない町並みがつづいています。
ところどころに植えてある松の木が、雰囲気をひきたたせており、風情豊かな景観です。
景観だけではなく、資料館では当時の生活用品なども見ることができ、まさに歴史を体感できる場所です。
近江八幡市立資料館では当時の近江商人たちが住んだ住宅が公開されています。
お土産はここで決まり たねやの商品がすべて揃うラコリーナ近江八幡
つづいて近江八幡駅からバスで10分、北之庄 ラ コリーナ前で下車し徒歩3分のところにある「ラ コリーナ近江八幡」。
バス停から歩き、最初に見えたのはこの大きな看板です。
暖かい雰囲気につつまれた道を進みます。
すると一面の大草原に迫力満点の大きな建物が見えてきます。
メインショップでは、1階がたねやクラブハリエとして、たねやグループの全商品が揃っています。
大きなバームクーヘンがつくられているのは、見応え抜群でした。
和菓子のスペースには壁一面に木型が飾られていたり、外観も内容も見た目がとても魅力的です。
目の前で職人さんが仕上げてくれるできたて工房、店舗限定の生どらをいただきました。
中には期間限定での季節のフルーツが入っています。
ふわふわの生地に大きないちご、甘すぎないクリームとあんこが絶妙なおいしさでした。
スイーツを求めて、もそうですが建物が魅力的なので何度でも来たくなります。
1度訪れた方は虜になっている方も多いと思います。
是非一度足を運んでみてください。
いかがでしたか。
秀次がつくりあげた近江八幡が今なお当時の姿で守られている様子が体感できます。
景観でも、味覚でも虜になり、何度でも訪れたくなる魅力がたくさんのまちです。
是非一度、近江八幡を歩いて秀次の思いとその歴史を感じていただきたいです。