丹波竹田は必ず訪れたい! 美しい自然から生まれた丹波の日本酒も
自然あふれる、兵庫県丹波竹田。
地元の原料使用の日本酒からノンアルコール商品まで、幅広い年齢層が楽しめる酒造や、映画のワンシーンに出てきそうな古き良き街並み。
丹波の魅力があふれる、そんな丹波竹田を旅しました。
この記事の目次
日本酒にヨーグルトまで 丹波竹田西山酒造場で地元の名産品を楽しむ
JR丹波竹田駅から歩くこと約10分。
地元丹波の素材にとことんこだわり、日本の伝統技術の素晴らしさを世界に発信している「西山酒造場」があります。
伝統的な酒造りや地元産原料への強いこだわりの反面、他の酒蔵にはない新しい取り組みに次々にチャレンジをされている姿勢が評価され、日本酒にとって厳しい時代にあっても日本全国のみならず海外へも着実にファンを広げているのです。
西山酒造場を代表する銘柄「小鼓」をはじめ、全ての製品は、芸術家 無汸庵 綿貫宏介氏によって手掛けられた美しいデザインのパッケージで販売されています。
日本酒以外にも、リキュールやフルーティなお酒など、日本酒が苦手な人でも楽しめるお酒が数多く販売されています。
西山酒造場は、女性の蔵人が半数以上を占めるという珍しい企業で、女性の目線と伝統の発酵技術という強みを生かし、ノンアルコール製品多く生み出されているそうです。
今回は「甘酒ヨーグルト」をいただきました。
丹波市内の酪農組合と共同開発した製品で、米の糖化発酵から生まれる酒蔵のノンアルコール甘酒と、丹波産の新鮮なヨーグルトを組み合わせてつくられているそうです。
添加物は一切入っておらず、また砂糖も使用されていません。
しかし、砂糖が入っていないとは思えないほど甘く、コクのある味わいでお子様から年配の方まで幅広い世代が楽しむことができます。
丹波竹田に来た際は、ぜひこちらのヨーグルトを味わってみてはいかがでしょうか。
住所 : 669-4302 兵庫県丹波市市島町中竹田1171
公式HP : 株式会社 西山酒造所
日本庭園史に特筆された重森三玲氏作庭 石像寺の庭四神相応の庭
かつての文人墨客が訪れた石像寺(しゃくぞうじ)には、参詣者の目を惹きつける日本庭園があります。
655年に創建された石像寺ですが、明智光秀の丹波攻めで焼失、本堂は1645年に再建されたものだと言われています。
背山中腹にある磐座(いわくら)に連なる四神相応の寺域として1972年、重森三玲氏によって本堂正面に石庭「四神相応の庭」が作庭されたそうです。
日本庭園史に特筆される石庭として高い評価を受けています。
石像寺の裏山に磐座があることが由来し、この村は岩倉とよばれ、寺を石像寺と名付けたそうです。
お寺の中にこれだけ大きな石があることも不思議に感じ、ひとつひとつ形が違うので、どんな意味があるのだろうかと考えながら見ているのもなかなかおもしろいものです。
この磐座は高さ十数メートルの巨岩いくつかが一石群をなし屹立しています。
天を摩すような姿は神秘的で、実に雄壮です。
山麓の石像寺境内の庭園と四神相応の庭があって、一帯が名勝地となっています。
石像寺の磐座は1979年に、市指定文化財に登録されました。
本堂も庭園もとても立派な石像寺ですが、山門から見る緑の美しい自然があふれる景色など、さまざまな角度から楽しんでいただけたらと思います。
住所 : 669-4302 兵庫県丹波市市島町中竹田1003−1
用明天皇の第三皇子麻呂子親王の鬼退治伝説ゆかり 丹波「清薗寺」
JR丹波竹田駅から徒歩約15分で鬼伝説ゆかりの寺「清薗寺」(せいおんじ)に着きます。
清薗寺には長さ13mの鬼退治絵巻や県重要文化財指定の石燈籠があります。
通称赤門といわれている清薗寺の総門は、江戸初期の建築で、元は朱塗りだったそうです。左甚五郎の作とも伝えられ、尺を使わずに建てたということから、尺なしの門ともいわれています。
元は茅葺きだったそうですが、1992年葺き替えの萱の確保に苦慮し、銅板葺きとされました。
1795年に再建された仁王門から入ると、目の前にあるのは1347年の銘があり、総高2.73mの石燈籠、そして梵鐘堂、本堂、その右奥には樹齢500年の大杉があります。
この大杉は、落雷から堂を守る御神木で、高さ30mあったのですが、ここ50年間で3度の落雷に遭い、現在は23mになっているそうです。
また、その他にも清薗寺には見どころがたくさんあります。
ひとつひとつから歴史が感じられるので、それぞれに注目して見てみてください。
映画のワンシーンに出てきそうな、そんな古き良き雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか?
住所 : 669-4301 兵庫県丹波市市島町下竹田68
公式HP : 鎌倉山 清薗寺
美しい自然あふれる丹波産原料を使用した日本酒は美味しいこと間違いありません!
美しい日本庭園や鬼退治伝説ゆかりの地に足を運び、古き良き町やお寺をめぐって、丹波のさらなる魅力に迫ってみてはいかがでしょうか。