紀の川市出身の偉人 医師華岡青洲の偉業を知り学ぶ歴史ぶらり旅
和歌山県紀の川市の偉人と聞いて、皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか?
ここでは紀の川市の偉人、医師 華岡青洲(はなおかせいしゅう)が過ごした場所、今でも愛される華岡青洲の魅力、知られざる名所をご紹介します。
この記事の目次
世界初の全身麻酔の開発 青洲の里で偉大なる華岡青洲の偉業を学ぶ
JR和歌山線名手駅から徒歩約20分、車でと約5分で道の駅「青洲の里」に到着します。
青洲の里には華岡青洲の銅像や青洲の診療所 春林軒、周辺には青洲の墓石もあり、華岡青洲が生まれ育り、医師として過ごしたゆかりの地として魅力がたくさん詰まっています。
華岡青洲とは一体どんな人物なのでしょうか?
知らない方のためにまずは医学界の知られざる偉人、華岡青洲を紹介します。
華岡青洲は、和歌山市紀の川市生まれの医師で世界で初めて「全身麻酔手術」に成功したことで知られています。
青洲は長年の麻酔薬研究を重ね、自分の体や時には妻や母も麻酔の実験台し、麻酔薬の開発を成功させました。
また医学校を開校するなど、自らの医学知識を後世に伝えた偉大な人物です。
今なお残る診療所!世界初の麻酔が開発された華岡青洲の春林軒へ
続いて青洲の里内にある、世界で初めて全身麻酔を用いて手術を成功させた華岡青洲の当時の暮らしぶりや診療所の様子を再現した「春林軒」(しゅんりんけん)を訪ねます。
当時の病室や薬の調合室、看護婦棟、手術室などが当時の資料をもとに復元されており、映像や人形で当時の様子が再現、解説されています。
春林軒は、実際に建物内に入り見学することができます。
普段見る機会のない診療所を間近で細部にわたり見ることができるので、当時にタイムスリップしたかのように誰でも華岡青洲を体感できます。
病室や薬の保管室の他に、台所やトイレなどもあり、例えば汲み取り式トイレが主流だった時代に、春林軒では感染症を防ぐために、箱に用をたしそれをこまめに捨てる方法を採用していました。
医師 青洲ならでは拘りが垣間見えます。
是非華岡青洲の人生に触れることができる春林軒にお立ち寄りください。
華岡青洲の春林軒 所在地:和歌山県紀の川市西野山473
自然豊かな道の駅 青洲の里で紀の川市の歴史と偉人 空気を感じる
青洲の里は、医・食・自然・健康をテーマに作られ、駅内には華岡青洲の当時の診療所を今なお残す春林軒と春には多くの花が咲き誇るフラワーヒルミュージアムの複合施設です。
屋内には、地元産の果物や野菜の直売所や地元野菜をふんだんに使った自然食レストラン、ふるさと物産ショップが並びます。
このフラワーヒルミュージアムは、青洲が開発した麻酔薬にも用いられているマンダラケの花をモチーフに設計されており、屋外には青洲の像が建てられているなど至るとことに青洲の存在を感じることが出来ます。
また和歌山県朝日夕日百選に選ばれるなど、高台からは紀の川市が見渡すことができます。
静かでゆったりとした時間が流れる自然豊かな道の駅で紀の川市出身の医師、華岡青洲の歴史を学んでみてはいかがですか?
道の駅 青洲の里 所在地:和歌山県紀の川市西野山473
紀の川市出身の医師、華岡青洲の偉業を伝える道の駅青洲の里いかがでしたか?
観光スポットとしてだけでなく、地元の人の憩いの場所となっている道の駅で紀の川市ならではの歴史や自然、空気を感じてみてはいかがですか?